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助け合えないエリートたちは、DAOでも「儲け」を重視する?!

Youtubeで伊藤穣一さんが、DAOについて話している動画がリコメンドされたので観ていたら、
#液体民主主義
の話が出てきた。

あーこれ、WIREDで読んだぞ と思い出し、いつ出たやつか検索したら、なんと3年も前だ。そのわりに、日本のコモンズ…昔のまんまじゃない?

いっそのこと、「くじびき(抽選)」で決めたほうが、いまの選挙制度より公平なんじゃないか などなど、有識者がいろんな提案をしていて、面白い号だった。
たぶん、いま読んでも古くない。っていうか、ちょうどいいかもよ。

これをキッカケに、IMAGINE大学で伊藤さんが話している回を視聴したら、どれもこれも面白い。とくに、ニューロダイバーシティに関しては、書籍を出されたのが気になってたんで、ご自身の幼少期のエピソードを交えた話が、とても興味深く、心にしみ込んできた。

ノーベル賞をとった科学者・福井さんから、幼き伊藤さんへのアドバイスが、なかなかにシビれるので、ぜひどうぞ。

つくづく、頭と心がやわらかーいうちに、いろんなタイプの大人たちと触れ合っておくことが大事だよなと思った。
私が子供の頃は、まだまだ「ご近所づきあい」が濃厚だったし、マンションではなく平屋住まいだったし、しかもそこで父が商売をしていたから、毎日いろんなお客さんとご近所さんに囲まれて、おのずと、さまざまな価値観に触れることができた。

ある人は、学校の勉強ができることが一番だと言っても、
別の人は、手に職をつけとくのが何よりだと言う。
女の子は美人にこしたことがないと言う人もいれば、
愛嬌があれば何とかなると、私を励ます(?)人もいた。

おかげで、ポンコツな私でも、
なんとか生きてこれたような気がする。
理想通りにはいかないけれど、ドラマの主人公みたいな人生じゃないけど、ほかにも道はあるんだってことを、大人たちが見せてくれたから。

でも最近は、
やたらめったら「パフォーマンス」を気にする人が増え
失敗しないように、はみ出さないようにと
慎重に段取りをしている人が増えている気がする。
とても窮屈で、逃げ場がないかんじ。

それでいて、AIに仕事を奪われないように
人間にしかできないことを身につけなきゃいけないし、
100万人にひとりの何かを見つけないと、エリートにはなれないみたいだし。
大変すぎて、気が遠くなる。

そして、伊藤さんは、とどめを刺すように指摘した。

「エリートたちは、助け合いの部分が弱い」

それなー! ほんま、それです。
私が引っ越ししたくなる理由よ。

https://youtu.be/H6Tc70Pizx8?si=7HErjH-ceh-xvplt


「自己責任」とやらですか? 豊かな人たちの多くは、自分たちが困ることなんて、想像したことがないのかも。
「お互いさま」ということにすると、たくさん持っている自分たちが、損をするばかりだと計算しているんかも。

豊かなくせに、貧しいなぁ。

行き過ぎた自己犠牲や、やりがい搾取は大嫌いだけど、
余裕がありそうに見える人に限って、自己保全が過ぎるように思ってモヤるのは、私だけでやろか・・・。
いや、少なくとも、伊藤穣一さんは、同意してくれるはず。
ありがとう ジョイ!


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