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大人の視点からだけではなくて、子供の視点から見た教育を創っていきたい!と語る土橋優子さん

子ども達の求める幼児教室を創っていきたい!そのために子どもとの会話、対話を第一に置かれている幼児教室スコーレ経営者土橋優子さんにお話しを伺いました。


土橋優子さんプロフィール
出身地:神奈川県藤沢
活動地域:藤沢、関東、日本全国、中国
現在の職業及び活動
43年の歴史を持つ幼児複合教育施設「スコーレ」代表。
子どもの目線からの子育て教育を目指し、今の時代の親子の向き合い方など、乳幼児の教育に携って25年以上。 胎内記憶を持つ3人の子どものママです。 500人以上の子どもたちからの胎内記憶を聞いており、その子どもたちに共通する胎内記憶を元に、アメリカ発の「ベビー手話」を開発しました。 幼児教育現場経験歴23年。子ども通訳士歴25年。ベビー手話認定講師10年。大事にしている言葉:「響き」水のごとくに生きる。


大人が創りたい教育と子どもが創りたい教育は違う

Q:どんな心の在り方や認識の変化が今の活躍につながっていますか?

記者:宜しくお願いします。
土橋優子さん(以下、土橋 敬称略):はい、宜しくお願いします。
今ある「スコーレ」という幼児教室はもとは母が経営をしていて、そこに私達子どもが通う感じでした。4歳の頃のことはとても記憶にあります。母が妊娠中で私がお腹の中にいる時のことも覚えていますが、一番記憶に強烈に残っているのは4歳の時です。4歳は丁度言葉を覚えて相手と言葉を交わす、話しができる時期でもあり変化の時なんですよ。そんな時ふっと母に「お母さんて何のために生きてるの?」と質問しました。 
皆さんだったらなんて答えられますか?
記者A:「??」
記者B:「生まれてきたから生きる?!」
土橋:そうですね、これには答えがないんですよね、何が正解なんだろう?と思いながら探りながら答えるのが大人の特徴だと思います。
記者A:私は質問したら邪険にされたり、逆に怒られたりして煙たがられたイメージがあります。多分答えられなかったのだと思いますが。質問してはいけないのだろうなーとそのうちに思うようになりその類の質問は人をみてするようになりました。
土橋:そうですよね、子どもって、疑問に思ったことを聞くのですが、その時に答えがもらえないと、質問してはいけなかったかなーと思って聞くことや考えることをやめてしまうんです。でも、私の母は答えてくれたんです!さらりと「え?幸せになるためでしょう」って、。4歳の私は「ほっ」としたのを覚えています。
「何のために勉強をするのか?何のために生きるのか?」をネットで検索してみると「幸せになるため」と出てくるんです。そこで、スコーレに通う子ども達にも「何のために生きてるの?」って聞いてみたんです。そうしたら単語はそれぞれに異なるのですが、「幸せでずーーーといるため」と答える子どもが多いことが分かったのです。
似たようなニュアンスですが、この違いわかりますか?
大人は、幸せでないから幸せになる!
子どもは、幸せだからその幸せを続かせる!

ベースが違うんです。子どもはすでに幸せ!大人は幸せでないから幸せを追いかけている。ここ!大きくスタートラインが違うんです!そう思ったときに「そっか!これが大人が創る教育と子どもが創りたい教育の違いなんだ!」「子どもの視点の教育があったらおもしろいな」って思いました。その4歳の時のやりとりを大事に取っておいて、自問自答しながら大人になって導き出し言葉にできた感じです。なので認識の変化のきっかけはあの4歳の時ですね!
その後、幼児教室をしている母の悩む姿を見てお母さんの助けになりたい!と思い「私が幼児教室とは何たるか?!を獲得しよう」と思い今につながっています。 


みんなが心地よくいられるために


Q:AIが活躍する時代に必要とされるニーズは?

:これからAIの時代になっていく中では、知らない人ともどんどんとコミュニケーション取っていく時代。そのコミュニケーションの技術を開発し獲得していったら、人より何歩か先に行けてしまいますよね。
情報はいくらでも、どんな人にも等しくとれる時代です。みんなが幸せに心地よくいられるために情報をどのように使って、どう形にしていくのか?が大事になっていきます。大事なことを見失わないように確認しあう。自分にとって、みんなにとって大切なことは何か?どこを目指しているのか?何のためにやるのか?この莫大な情報をどう使っていくのか?!アイデアを出し合いみんなで形にしていくことが大事だと思います。

 
教育を変えて心のゆとり豊かな世界へ 


Q:これからどんな美しい時代を創っていきたいですか?


土橋今までの教育は、諦めさせる教育、いじけさせる教育を結果的に作ってしまってきたと考えています。だから諦めやいじけさせない教育を作っていけばいい!と思っています。自分自身とみんなが共に心地よくなるための教育を発信していきたい。そこで、どのタイミングでどんな教育をしていくのがよりベストなのかを考えました。実は赤ちゃんの時は、今こうしたい!とすでに自分があります。しかしそれを発信していても、なかなかそれが大人には伝わらない。そうしているうちに自分が伝えることをあきらめてしまっているのです。その上、胎内では母親と体が一体化しているため、母親の思ったことなのか?それとも自分が感じ思ったことなのかという区別がつきにくい。だからこそ、お腹の中にいるときから「自分にとって!というものを選択させていく」このことこそが真の教育だと思っています。
子どもたちの在り方や言葉が大人に響くとみんな幸せになる!だからこそ今届けていて、子どもたちはそもそもお母さんを大喜びさせたい!という思いできています。その選んだあなたを幸せに笑顔の毎日が送れるために僕は私たちは頑張ります!っていうのが子どもたちなんです。それを応援したら、子どもたちも満足!お母さんも満足!お母さんが満足だとお父さんも満足!という素晴らしい循環が自然と生まれていきます。家族が幸せになっていくと、地域があたたかい地域になっていき、そのゆとりが日本全国に広がって世界に広がっていけたらその先の時代には調和のとれた世界となって世界中が平和になりますよね。 

ぜ~んぶ子どもに聞いて!! 


Q:お母さんを通して社会を観ていく子どもたち。そのお母さんにメッセージをお願いします

土橋:それは全部子どもに聞いて欲しいです!自分の色眼鏡を外して一回

フラットになって「それで、あなたはどうしたいの?」と相談して欲しいのです。大人はこの色眼鏡で育っているから外すのはとても難しいと思いますし、ひとりではそれに気が付くこともなかなかできないと思います。しかしそんな時こそ子どもがリードしてくれます。
今の人たちは、どんな子どもに育って欲しいのか?自分らしく生きられることとは?自分が何をしていると嬉しいのかがわからない大人が多いと思います。自分がどんな選択をしたら嬉しいのか?わからないくらいに麻痺しています。
例えば、無理やり高価なものを買ってご褒美にしたりするのは一度の幸せで一瞬で終わってしまう行為です。
子どもには自分が心地いいという感覚をわかって生きられるようになってほしい。自分の心地よさがわからない人が人の心地よさを創れるはずがない!どういう風に愛されたら嬉しいかがわからないから愛せない!のです。
まずもって子どもたちの方が何倍もお母さんのことを、我々のことを愛しています。
まずは、自分を愛してあげること、そうしたら私達にもできるようになります。時代は変わる。その時の常識も変わっていくものです。大人が決めたいい親にならなくていい!!と思っています。

記者:子育てや人を育てる人たちに希望を与えるお話をありがとうございました。

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土橋優子さんの詳細情報はこちら
↓↓↓
湘南・藤沢の乳幼児の総合教育施設スコーレ
https://www.score-1.com/

(一社)日本胎内記憶教育協会HP
https://premea.or.jp/

2019/10/20イベントセミナー
https://www.trt33.jp/lp/mirai/

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【編集後記】

 インタビューを担当した高柳、戸来、山下です。
土橋さんのお話を伺い、子どもや大人たちとの関わりの中で見出だしていく力の心地よさに包まれた時間でした。私たちも新しい教育の可能性を感じながらワクワクし、笑いあり涙ありのとても楽しいインタビューでした。
今日は貴重なお話をありがとうございました。