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タンポポからのメッセージ

僕たちのことを伝えて
ボクは「タンポポ」
ねぇ、僕たちの花言葉を伝えてね?
ダンディライオンの由来も一緒に調べてみてねぇ〜

うん?
花言葉より「:ダンディライオン」のほうが重要なのかな?

違うよ〜
由来って、さまざまなんだよ。
花に興味がある人のヒントにして欲しいだけ(^ー^)
じゃあね〜 👋

調べたものをまとめてみました。

タンポポの花言葉

「愛の神託」「幸せ」「神託」「真心の愛」
古くからヨーロッパ地方では、恋愛の占いに使う花として親しまれていました。
その歴史から、恋愛にまつわる花言葉が多くなったとされています。

たんぽぽは黄色だけでなく、白、ピンク、オレンジの花色があり花言葉も。

色ごとの花言葉

白いたんぽぽ
「私を探して」「わたしを見つめて」

「たんぽぽに白があるのは知らなかった」と思われる方が多いかもしれません。
白いたんぽぽは学名で「シロバナタンポポ」といい、関東や北陸よりも西の地方に自生しています。
東北地方より北の地域で見られることはほぼありません。
四国や九州の一部の地域では、黄色のたんぽぽよりも白のたんぽぽの方が多く自生している地域もあるようです。
自生する地域が一部に限定されていること、希少な種類であることから、付けられた花言葉であると考えられます。


ピンクのたんぽぽ
「あなたのあたたかみのある心」

ピンクのたんぽぽは厳密には「クレピス」という別の種類の植物です。
しかし、花型がたんぽぽに似ていることから「モモイロタンポポ」の別名を持ちます。
また、よく枝分かれし、多数の花を咲かせることから「センボンタンポポ」の別名も持ち、たんぽぽとは異なる一年草の植物です。
モモイロタンポポは、キク科の植物なので、見た目は小菊にも似た雰囲気があります。
可愛らしく、あたたかみも感じさせてくれるような花色です。
日本へは大正時代初期に園芸用で渡来し、現在では東京の一部で野生化が確認されています。


オレンジのたんぽぽ
「目力」「めざとい」

オレンジのたんぽぽの学名は「コウリンタンポポ」といい、赤みの強いはっきりとしたオレンジ色が特徴的です。
7月~8月が開花時期で、北海道で広く野生化しているほか、中部地方北部でも確認されています。
原産地はヨーロッパで、日本には明治時代に鑑賞用として輸入されました。
コウリンタンポポの英語名「hawkweed」には鷹を意味する「hawk」が使われています。
目力の強い鷹がこの植物で目を洗う言い伝えがあることからつけられた名前で、花言葉もこの言い伝えにちなんだものだと思われます。


たんぽぽの綿毛の花言葉
「別離」

種子を遠くへ飛ばすために、風に乗りやすい綿毛へと変化します。
花言葉が「別離」となったのには、「たんぽぽと南風」というアメリカの言い伝えが関係しているようです。
南風という名の青年が黄色い髪の少女に一目惚れをしました。
その黄色い髪の少女は実はたんぽぽ。
たんぽぽはたちまち白髪の老婆(綿毛)に変わり果て、南風のため息に飛ばされると二度と会えなくなってしまったといったお話です。
この言い伝えから「別離」の花言葉になったと考えられます。
綿毛になることで、風によってその場を離れることでも「別離」の意味を感じさせます。

名前の由来

たんぽぽは江戸時代「鼓草(つづみぐさ)」と呼ばれていました。
その後、日本の伝統楽器である鼓(つづみ)をたたく音の「タン」「ポポ」の音が語源となってゆき、現在のたんぽぽと呼ばれるようになりました。

和名「蒲公英(ほこうえい)」

たんぽぽは漢方に使われていた歴史があり、たんぽぽが咲く前に摘み取って乾燥させたものを「蒲公英」と呼んでいたことが由来とされています。
また、中国語名の「蒲公英」をそのままたんぽぽと読むようになったともいわれています。
中国でなぜたんぽぽが「蒲公英」と呼ばれるのかは、はっきりと分かっていません。

英名「Dandelion(ダンデライオン)」

たんぽぽは英名で、Dandelion(ダンデライオン)と呼ばれます。
耳にしたことのある人も多いかもしれません。
ダンデライオンはフランス語で「ライオンの歯」の意味があり、たんぽぽの葉がギザギザしていることから、その名が付けられたと考えられます。
ただ、お花が由来ではないという言い伝えもあるようで、タンポポの葉っぱがギザギザしていることから、ライオンのたてがみを彷彿とさせるとして「ダンデライオン」と付けられた説も。
諸説あるものの、ライオンがモチーフになっていることは確かなようです。

たんぽぽの用途

たんぽぽはかつて漢方に使われていた歴史があり、食品としても。
古くから中国では開花前のたんぽぽを乾燥させ、「蒲公英」の名で漢方として利用されています。
健胃作用、解熱、利尿、利胆作用などがある漢方です。
「蒲公英根」というたんぽぽの根を乾燥させたものが使用されることも。
母乳を育てる効果があり、乳腺炎にも効果があるとされている漢方です。
また、水の巡りを良くして、スッキリさせる効果も。

食品として
たんぽぽ茶、たんぽぽコーヒーなどが一般的です。
使用されるのは根の部分で、コーヒー豆のように乾燥や焙煎をすることでコーヒーの風味に近いものができあがります。

身近にあるのに、知られていないと感じていたのも
どうしても「桜」に意識がいきやすいから
たんぽぽのしなやかな強さを感じました。



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