デザイン研究No.4「良い構図とは、伝えたい意図が明確であることから生まれる。」
皆さんこんばんは、デザイナーのさくらです。本日のデザイン研究は東京都美術館の「BENTO おべんとう展」のイベントポスターです。この展示の内容としては、私たちの日本文化に大きく関わる食文化「お弁当」による食のコミュニケーションデザインについて考えるものです。確かに海外でもお弁当はあると思いますが、日本のお弁当はかなり凝っていますよね。日本ではお弁当を通して親とのコミュニケーションを取ったり、キャラ弁などでしたらお友達とも交流ができる代物です。
さてそんなお弁当によるこのイベントポスターは、一眼見ただけでわかるように「風呂敷をといて出てきたお弁当」を表していますね。さらに赤と白で構成されているので日本文化のイメージが表現されています。
気になる点としては文字の配置ではないでしょうか。お弁当の中の文字構成は少々ランダムな置き方にも見えてきます。多くのポスターは縦、または横を揃えて整理整頓をすることで文字の認識力を高めますが、今回は違いますね。もちろん揃えた方が綺麗なのですが、今回がこの配置の方が逆にまとまりがあるのです。それはこのポスターの伝えたい意図に「お弁当」が入っているからです。これがお弁当についての展示だとわかると、この端っこに大きく配置された文字や、真ん中に三角のように配置されたものがまとまりがあるように見えてきませんか。これはあくまで私の考察ですが、お弁当のおかずを文字の配置で表現しているのではないでしょうか。明確に伝えたいコンセプトがあるからこそ、構図にちゃんと意味がもたらされるのです。そう考えると色で見たら少しシンプルなポスターが遊び心あるものにも見えてきますね。
さて今回のデザイン研究は
ターゲット:外国人向け
コンセプト;ポスターに記載されているので省略
皆さんも伝えたい意図によってプレゼン資料の構図を変えてみてはいかがでしょうか。
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