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近鉄と名鉄で神々を訪ねる

人数不足でサバゲーが無い日が増えてきて、一時期の流行を考えると下火だな、と感じるわけです。コロナの影響もあるだろうけど、一時的なものだったのかもしれませんね。

それはともかく、サバゲーが無くなってしまい暇だったので、思い立って旅行へ。日曜日だから次の日の仕事を考えるとあまり遠出したくなかったので伊勢に行きました。

いつも通り名古屋駅に出て、近鉄へ。今日は伊勢志摩方面なのでひのとりでは無いのです。ビスタカーに乗ろうと思っていたのですが、時間が合わなかので断念。さすがに名古屋駅で1時間は待てなかった。

近鉄22000系。近鉄特急はオレンジと黒(紺)のイメージ強いですね。


そういえば外宮に行ったことが無い気がしたので、伊勢市駅で降りました。
内宮には宇治山田駅か五十鈴川駅の方が近いです。

伊勢神宮外宮入り口。直ぐ側にバス停があり、内宮にはバスで行けます。
正宮。隣には古殿地と呼ばれる遷宮前に正宮があった敷地があります。

外宮の祭神は豊受大神です。豊受大神は天照大神の食事を司る神です。食事を外宮から内宮まで運ぶ儀式が1500年も続いているのだとか。

外宮入り口からバスに乗りますと内宮に行けるのですが、途中に猿田彦神社があるので寄りました。

猿田彦神社本殿。ちょうど神前結婚式をしておりました。
境内に佐瑠女神社。サルタヒコの妻のアメノウズメ
アメノウズメは芸能の神様なので幟がこのようになっておりました。
裸踊りで岩戸をこじ開けるきっかけを作った神様ですね。

祭神は猿田彦とその息子神である大田命です。境内社には猿田彦の妻であるアメノウズメを祀った佐瑠女神社もあります。
猿田彦はニニギを葦原中国(いわゆる日本)まで案内した神なので、みちひらきの神とされています。ゆえに道祖神と同一視されていたりします。あと、前述の通りアメノウズメと結婚したエピソードから縁結びの神にもなっています。結婚式があったのもその辺りが関係しているのでしょう。
猿田彦の容姿は顔が赤く、鼻が長いので天狗との関係を言われたりするのですが、日本書紀ではそのような言及は無いみたいです。

猿田彦神社から少し歩きますと伊勢神宮内宮の門前町である、おはらい町に着きます。少し奥に行くとおかげ横丁がありますね。

おはらい町。日曜日だけあってかなり賑わってました。
買い食いは松阪牛コロッケがオススメ。
折角だから赤福も頂きました。土産コーナーは混んでましたが、
店内での食事はそれほど待たずに食べられます。
お座敷でいただく赤福もなかなか良いものです。


おはらい町を歩くと内宮の入り口に着きます。

内宮宇治橋前。前の車を買ってドライブで来たとき以来なので、10年ぶりくらい。
宇治橋の木除杭。氾濫した五十鈴川の流木から宇治橋を守るための物。
皇大神宮。2013年に今の位置に遷宮されました。

内宮の祭神は先述の通り天照大神です。後に出てくる兄弟神の1柱です。高天原(神々がいる場所)の主宰なので、とりあえず滅茶苦茶偉い神様なわけです。弟神がなかなかやんちゃだったので悩まされたわけですが。
天照大神の父は伊邪那岐、母は伊邪那美です。国産みを担当した2柱ですね。伊邪那美は迦具土を出産した時に火傷で亡くなってしまい、黄泉国の主宰になってしまいましたが・・・。

内宮から五十鈴川駅方面に歩いていく途中で月讀宮があります。

伊勢神宮と比べると、正直ずいぶんひっそりとしている。
中に別宮が4つ並んでおります。右から月讀荒御魂宮、月讀宮
伊佐奈岐宮、伊佐奈弥宮と並んでいます。
参拝順が決まっており、それを示す立て札が立っています。

月読命は天照大神と兄弟なのですが、実は性別すらはっきりしておらず(男とされることが多いみたいです)、謎の多い神です。天照大神は太陽神なのに対し、月読命は月を司る神です。

五十鈴川駅から近鉄に乗って愛知に戻るのですが、3兄弟の最後の神が祀られれている神社に行こうとなって、弥富駅から名鉄に乗り換えて津島駅で降りまして。

津島神社。来たのは10年以上ぶり。

津島神社へ。主祭神は須佐之男です。天照大神の兄弟神で、ヤマタノオロチを退治した神として有名ですね。最初の和歌を読んだ神でもあります。須佐之男は海を司る神です。
津島神社の近くには天王川公園があり、天王川祭りの時は人がごった返します。僕が幼稚園児だったころは遠足は天王川公園だったのを覚えています。当時は小規模の動物園があって、孔雀などが飼われていました。今はさすがになくなったそうですが。
天王川公園は藤の名所なので、4月末~5月初はオススメです。

これで熱田神宮(主祭神:天叢雲剣 須佐之男がヤマタノオロチから出てきたこの剣を天照大神に献上)に参拝すると割と完璧だったのですが、暇つぶしで名鉄乗り放題切符で参拝したばっかりだったのでやめました。

神社といえば、出雲大社も行きたいんですが、さすがに島根は遠いのでおいそれとは行けないですね。どうせなら泊まりでゆっくり行きたいものです。

日本神話は大体のあらすじを知ってるだけでも結構面白いので一回調べてみると良いと思います。伊邪那岐と伊邪那美の夫婦喧嘩とか、須佐之男のやんちゃぶりとか、天照大神を岩戸から引きずり出した方法とか。

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