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結局キャンプってどうなの?

っていう声が聞こえた気がするので書きます(幻聴かも)。
何故このタイミングでキャンプに関するnoteを書き出したかというと、そろそろ私の好きなキャンプシーズンが始まるからなんですね。
“キャンプシーズン”、と言うと夏を思い浮かべる人が多いと思うんですが、夏のキャンプで良い所は、「寝袋とか服装が適当でも死なない」ぐらいしか無いと思っていて、私は圧倒的に夏以外のキャンプの方が好き。
秋〜冬〜春にかけてのキャンプは、焚き火が暖かくてありがたいし、虫がほぼいないし、キャンプ場に比較的人が少ないし、空は綺麗だし、冬場は雨も少ないし、コーヒーとか味噌汁が温まって美味しいし、日本酒を熱燗にすると最高だし、とても良いんですよね…ただ、冬だと夜は氷点下近くまで気温が下がることもあるので、寝袋とその下に敷くマットだけはしっかりとしたものを選んでおく必要がある。あとは服装。ダウンパンツとかダウンシューズとかあれば快適ね。

前置きが長くなりそうなので早速、私が思うキャンプの良さを3つほど挙げる。

①楽しい

キャンプは楽しい。炭火や焚き火で肉を焼いたり米を炊いたり。アルコールストーブやガスバーナーでお湯を沸かしてコーヒーを飲んでボーッとする。ビールを飲んでボーッとする。飲まなくてもボーッとする。ツイッターもするし本も読むし昼寝もする。
家でもできるじゃん、ということもあるんだけど、それが全部自然の中、具体的に言うと川のそばだったり森の中だったりするってだけで楽しさが増す感覚がある。川の流れる音、火の中で薪がパチパチいう音、雲の流れ、天気が良ければ星も、そういったものを目前にして落ち着いてゆっくりできる。河原や林間を散歩してもいい。思い立ったように川にザバザバ入っていってもいい。冬は死ぬほど冷たいけど(入るな)。自然と少しだけお近づきになれる感覚があって楽しいのよね。

②帰らなくていい

テントなりバンガローなりに泊まる予定でキャンプに行くと、帰らなくていい。私の場合はテントを張って、椅子なりマットなりに座って焚き火なり料理なりするわけですが、すぐ横に寝床がある状態なのよね。疲れたらちょっと昼寝するも良し、眠くなったらすぐ寝られる。これがキャンプの魅力の一つというか、解放感というか、正気をまどろませる力の正体じゃなかろうか。
でも、キャンプって泊まりになると荷物が一気に増える。そこでハードルが上がってしまうので、最初は日帰りでやるのもいいと思う。テントと寝袋が必要ないだけで劇的に荷物が減るし。

③キャンプ道具が好き

キャンプの道具、とりわけ1人で行くソロキャンプの道具は小さく・軽くなるように工夫して作られている物が多く、使っていくうちに自分専用の道具として愛着が湧く。素材が違えば重さも違う。寝袋で言うと、ダウンが封入されてる寝袋はやたら小さく軽い(化学繊維は価格は安いけど嵩張る)し、収納袋から出すとみるみる膨らんでびっくりする。クッカー類(鍋とかフライパン類)やシングルバーナー、アルコールストーブなんかの火器類も、こんなので料理できんの?ってぐらい小さくて軽い。そういう道具を一つ一つ揃えていってキャンプに臨むわけなんですが、毎回、これ欲しいあれ欲しいといった欲求が出てくる。自分の持っていける範囲のものなのか無駄なのか必要なのか、等々を考えながら道具を吟味している時間はめちゃくちゃ楽しい。道具選び・道具そのものがキャンプをすること自体より好きな人もいるぐらいで。
高価な物から安価な物まで、種類が沢山ある。キリが無いように思えるけど、考えれば考えるほど楽しい。

40ℓのバックパックがパンパン。11.5㎏だった。

自分が背負える範囲、運べる範囲の装備でキャンプに繰り出す。装備を考える時間は面倒でもあるけど、楽しいんだよな。上の写真の時には食料以外で11.5kgあった私のバックパックも、今では8kg台にまで軽くなったし、食料を入れても10kgぐらいになってきた。車で行くならあまり重さは気にしなくても良いんだけど、電車やバス、徒歩となると軽ければ軽いほど良い。
でも、軽さと引き換えに装備が減ったりすると、キャンプ場に着いてからの快適度が下がってしまう。移動は頑張って重い荷物を背負って歩いて、現地での快適度を上げる方向に振るのか、そのバランスがとても難しいし考えるのが楽しい部分でもある。
「野外で鍋したい!」とかって土鍋持って行こうとするともちろん重さは跳ね上がる。
そんな風に色々考えながら装備を決めたり、逆に考えるのが面倒になってIKEAのショッパーに色々放り込んでキャンプ場に向かうこともある。結局楽しければいいんじゃないか。
とりあえず最低限必要なものは三つ、テント、寝袋、バックパックですかね。寝袋の下に敷くマットはあった方がいいな、四つかも。家と寝床とそれを運ぶものがあればいいって感じです。あとは、椅子が欲しいとか、焚き火台がほしいとか、料理したいとか、そういうのに合わせて道具を選んでいくという流れになると思います。
最初からある程度本格的な高額アイテムを揃えていくのか、最初は価格重視で安くて人気のものを揃えるかでかなり金額は違ってくるんですが、ハマるか分からんものにそんなお金もかけられんて人も多いと思います。私は後者のパターンでした。でも今少しずつ軽くて快適な装備、つまり高額な方へシフトしつつあります。まあその辺りはどうなるか誰にも分からない所です。
キャンプの道具って、ソロキャンプであれば一人用の小さなものになるので、災害等があった時の避難時用としてバックパックに一式入れておくという考え方もアリかもしれん。それでキャンプも楽しめたら一石二鳥。
今は、”ソログルキャン”(ソログループキャンプのことです)という、一人一人がキャンプを一人で完結させつつ、ご飯食べたりは一緒にするというスタイルが結構多いと思う。大きいテントで皆で寝るとかって抵抗がある人も居るしね。あと、道具が大きくなると、設営・撤収が圧倒的に大変なのと、メンテナンスもとても面倒な事が多いので、”ソロの集まり”っていう形はすごく気軽だと思います。

と、ここまで書いてきて、意外と文章のボリュームが増えてしまったんですが、私も熟練キャンパーというわけではないので、分からないこと、効率悪いところも多々あります。でも、キャンプとかデイキャンプに興味があるよって方は何でも聞いてね。という感じ。

ということで、キャンプせん?

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