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自立支援的考え方で介助も支援も変わる!

介護職の方が、利用者さんの介助をするとき何を考えますか?

「どんなふうに介助しようかな~?」

そんなことを考えると思います。

で、次に何を考えますか?

「できるところは自分でしてもらって、できないところを介助しないとな~。」

そんなふうに考えると思います。

これらの考え方は、ごく自然な考え方だと思うのですが、私は考え方ひとつで介助のありようは変わってくると思っています。

それが、こちらです👇

「どう介助するか」ではなく「どう動いてもらうか」

「どう介助するか」というのは、介助する私が中心の考え方です。

私が私自身の動き方を考えることになります。

そのため、自分の介助方法に対して相手に合わせてもらうという動きになりかねません。

いくら「自立支援」を意識していたとしても、介助者が中心の考え方をすることは危険です。

いっそ「どう動いてもらうか」と考えたらどうでしょう?

相手の動きを考えるので、おのずと相手の動きに合わせる介助になっていくはずです。

「どう動いてもらうか」の次に「どう介助するか」を考えるのが、一番まともな「自立支援」ができると思うのです。

「できないところを補う」ではなくて「できるように補う」

「自立支援」というのは、「できるところは自分でしてもらって、できないところを補う」ものです。

この考え方でも問題ないとは思うのですが、「できる」「できない」を決めつけてしまいかねないリスクがあります。

私たちは、常にアセスメントをしながら介助をします。

その日によって体調が違えば、「できる」「できない」も変わることがあります。

なので、常に「できる」を見つけようとする考え方のほうがいいと思うんです。

それに、「できないところを補う」といったマイナスに目を向けた思考より、「できるように補う」というプラス思考の介助のほうが気持ち的に自立支援的関わりが出来そうな気がしませんか?

「できるように補う」には相手に「動こう」と思う気持ちになってほしいというメッセージが込められています。

メッセージが込められた介助ができたら、きっと相手の動きが引き出されていくと思うのです。

まとめ

「どう動いてもらうか」「できるように補う」も、どちらも相手が主役の介護です。

前述のとおり、介護は常にアセスメントしながら介助をするものです。

となると、決まった介助方法をするのではなく、常に考えながらする介助が求められます。

「考え方」は大事です!

介護職の皆様、ぜひ「どう動いてもらうか」「できるように補う」を意識して介助してみてください!

もちろん、これは相談援助職の皆様の「支援」にも役立つ考え方なので、同じく参考にしていただければと思います。

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