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高校時代に感じた「生きづらさ」

今年から職場が一緒になった、高校の同級生とご飯を食べてたときの話。
とりとめもない自分語りです。御容赦ください。

「あんまり母校のこと、好きじゃないんだよね。」
私がそう告げると、彼女は驚いた顔をして、
「すけくんは、母校好きな人間かと思っていた。」と呟いた。

高校時代を振り返ってみると、私は成績もかなり良い方だし、友達も(それなりに)いたし、文化祭の劇でも主要なキャストを演じさせてもらった(自慢っぽくてやだな…) 。だから、私が「高校リア充」、母校大好き人間だと、その子には見えたのだろうか?

でも、田舎の進学校だった母校には、地域のいわゆる「優等生」ばかりが集まっていて、窮屈だと感じていた。周囲と違う価値観や趣味を持っている人、少し変わった人を冷ややかな目で見るような空気があった。そんな母校での生活に「生きづらさ」をおぼえていた。

だからこそ、必死で勉強して、県外の大学に出たいと思ったのかもしれない。県外の大学に通って、友人や先輩・後輩、大学の研究者、他大学の人など、色んな価値観の人とじっくり語れたことで、ようやく自分の価値観や趣味を他人に表明でき、自分はここで生きて良いんだと思えるようになった。

高校の同級生との会話の中で、青春時代の「生きづらさ」について考えているなんて、自分も少し大人になったな…と思う初夏の夜なのであった。



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