六甲山

多分お正月
実家に帰り,最終日に日帰りでスノーボードにいくことにした
プランを見て,六甲山にいく
19:00に集合して、フェリーに乗って、その後バスに乗って六甲山にいき、三時間ほど滑れるらしい

地続きなのにフェリーに乗る必要はなぜあるんだろう?
19:00から何やかんやで着くの21:00ぐらいとして
三時間だと24:00まで滑ってそこから帰ってくるのはもはや日帰りなんだろうか
なぜ朝から行かないんだろうか
謎はつきない

ともあれ当日実家から歩いて五分くらいのところが集合場所だったので
余裕を持って一時間前ぐらいに着くように向かった
しかし我々のプランがない
ツアーガイドの人も在庫管理してないから誰が何に予約してるかはわからないという
困っていると同じようなお客さんが大量に押し寄せてくる
ツアーの社員さんもそちらのお客さんの対応で追われて我々の相手をしてくれない
周りのお客さんからは白い目で見られる
もうダメか
諦めようとした時
1人の社員さんが集合場所が違うと教えてくれる
フェリー乗り場だと
確かにフェリーで最初行くと言っていた
ここはバス停だ
急いでスノボカバン担いで移動する
最初は2人だったメンバーがいつのまにか5人になっていた
メンバーの1人の田所さんが階段を勢いよく降りようとして、つんのめって足を痺れさせてしまう
歩けない様子でしかし集合時間がせまっているので急ぎたい
おんぶするにもスノボカバンを担いでいるので背負うことはできない
そうこうしてるうちに田所さん復活
再び急いで集合場所へ
港の中で皆バラバラになってしまいまた2人になる

ようやく集合場所らしきところに着く
ツアーガイドに名前を伝えると
そのツアーはたった今出航せんとしていると
急いでそこから乗り込んで
と船を指さされる

乗り込もうとしたけど咄嗟の判断でこの船じゃ無いっぽいと気づく
すると船の乗務員が「こういう身勝手な行動を取る人がいるから、乗客確認を怠るわけには行かないんですよね」と他のお客さんに言う
お客さんもこちらを見て笑う
恥ずかしい気持ちになるが、一方でいや急いで乗れと言われたのはこちらなんだがと
やるせ無い気持ちに

とはいえ
無事に正規の船に乗りこむ列に並べた
海がしけってるのか並んでいるデッキのような場所は水浸しで足がびしょ濡れで気持ち悪い
日帰りのつもりだから替えの着替えもないんだがなぁ
「寒そうですね」
甲板に立つ女性の乗務員らしき人物から話しかけられる
「丘スノーボーダーですよね?明らかに寒いですよ?その格好じゃ」
「いや、着替えちゃんとここに入ってるんで、それに丘スノーボーダーではないすよ。普段北海道行ったり、群馬行ったりしてるんで。いつもは東京で今日はたまたま関西からきてるんですよ」
「東京って。イキってますね」
「えぇぇ…」
何故か絡まれたようである
列は進むのでそのままその乗務員とは別れ船内へ
「靴はそこで脱いで入ってください」
スノボカバンを担いでいるので靴を脱ぐのも一苦労だが、びしょびしょだし、海水だからベトベトするし
だが靴は脱がなければいけないらしい
脱いだ靴はどうするのかわからない
とりあえず手に持って中に入る
船内はだだっ広い空間でくつろげそうな布地の床になっている
ふと後ろを見るとスノーボードカバンがたくさん置かれた棚を見つけた
何故入る時に見つけられなかったんだろう
置きに行こう
すると
カバンを持ったスノーボーダー,スキーヤーが大量に押し寄せてきて
棚のところにいくのは逆行する形に
でかいカバンを持って向かうにはにはとても骨が折れる
それでもなんとかたどり着いてスノーボードカバンを置いた
そこで目が覚めた

おそらくこの後バスに乗り換える場面でも一悶着ありそうだし
ゲレンデについて着替える時も大変そうだ
帰宅時は帰宅時でびしょ濡れの着替えに着替え直すのも嫌だし
帰りの工程も同じようなもみくちゃがあると思うと気が滅入る
で早朝に帰ってきてそのまま仕事に行かねばならない
地獄か

早めに目が覚めてよかった
このことから考えるに
日帰りのスノーボードはバスで荷物を最初に積み込んでいくのがベストだと思う
後やっぱり滑る時間と帰ってくる時間を考えると朝一がいいだろう

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