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『責任』を与えるとどうなるのか

こんちは。今日はジュラーレのチーム内情について書いていきたいと思います。

世代交代の流れの中で

ジュラーレは今季より、チームの役職を大きく変えました。まず僕が代表になり、キャプテンに2つ年下の後輩、そして副キャプテンには僕の弟達に任せています。

こうして大きく世代交代に踏み切った中で、チームとして少しだけバタつきはあるものの、それ以上に良い傾向が見られるようになりました。

意見を発するようになった

キャプテンや副キャプテンの3人はメインの世代に比べて年下です。

今まで役職がなかった時にはあまり自分から意見を発したり、チーム全員にアナウンスをしたりはしていなかったんですが、世代交代をしてからと言うものの、しっかりと自分の意見をぶつける様になったんです。

きっとこれはその3人に役職を与えたことにより『責任感』が芽生えたことで起こっている事象だと思っています。

なぜ役職を与えたことで3人は変わったのか。これをもう少し掘り下げていきます。

スタンフォード監獄実験

今ジュラーレで起こっていることを説明するのにぴったりな研究結果があります。

1971年、スタンフォード大学で行われた実験の中に、被験者21名を受刑者役10人、看守役11人に分けて、それぞれの行動がどんな風に変わるのかを観察したものがあります。

リアル感を出す様にパトカーを用意し、受刑者役の人を逮捕する場面からスタート。そのまま受刑者役を実験用の刑務所に入れて、数日間様子を観察します。

結果から言うと、この実験は被験者の人が数人ストレス障害を発症してしまい、2週間行う予定がわずか6日で打ち切られることになります。

なぜストレス障害を発症してしまったのかと言うと、日が経つにつれ看守役が受刑者に対する行為(侮辱的な言葉や命令)がエスカレートしすぎてしまったからです。

ちなみに受刑者役の人達も最初は抵抗していましたが、時間が経つにつれ抵抗もしなくなり、看守役の命令に抵抗せず従う様になってしまったそうです。

この実験では『人間の行動はその人の性格や気質によってでは無く、置かれた状況によって決まる』と言うことを証明しました。

恐ろしい実験ですよね。

それがジュラーレで起きている

この実験で起こったことが今まさにジュラーレで起こっていると僕は思っています。

スタンフォードの実験では看守役という『権力』のみを与えたことで暴走してしまいましたが、ジュラーレの3人が与えられたのは『責任』です。

責任を与えたから、それぞれがチームを良くする為に考えて、自分の言葉で発する様になったんだと思います。

そしてそれは年齢などの壁は超えることも今回のことで分かりました。

今までほとんど僕だけがチームを仕切っていましたが、こう言う風に『責任あるポジション』を与えることで僕だけでなく、他のメンバーも巻き込めると言うことを学びました。

なんでもかんでも自分でやらずに任せてみるという選択も、チーム存続の為に必要なことなのかもしれないと感じています。

今回のことを頭に入れた上で運営もさらに磨きをかけていきたいと思います。

今日はこの辺で。そんじゃまた次回!





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