何様?

2022/06/16(木) #37:hiko

昨日のことから書きます。

水曜日。sukeの家で起きて、そのまま隣駅へ。
KRに会うためだ。
地元メンツの会う頻度でいうと結構久しぶりに会う。

KRからの誘いで葛西臨海公園へ行った。
駅のコンビニで缶ビールとつまみを買い海岸へ向かう。
買ってから気づいたんだけど、そのコンビニで生ビールが売ってた。次は絶対買う。

海岸に座りながら色々な話をした。
もちろん進路の話も。
空は厚い雲に覆われていて、決して気持ちのいい天気ではなかった。
けど、座って海を見ながら話してるだけで、気分が良かった。
絶対、また晴れてる日に来る。

帰りに二郎系ラーメンを食べた。
よく言う話なんだけど、正直もう二郎系ラーメンを食べられる胃袋じゃない。と思ってる。
だから3年くらい食べてなかった。
ただ、1年に1回は食べたいなぁって思う周期があって、今日がちょうどその周期の最中だった。

最近の二郎系ラーメンは優しいらしくて、レディース用のメニューみたいなのもある。
俺らが頼んだのはそれだ。
しかも野菜は少なめ。ニンニクは入れるよね。

結果、めっっっちゃくちゃ美味かった。
こんなに美味かったっけ?ってくらい美味かった。
3年くらい食べなかったのをちょっと後悔するくらい。
これから通う可能性が普通に出てきた。

そんなこんなで19時頃に帰宅。
およそ50時間ぶりの自宅だった。


というわけで、本日の日記のはじまりはじまり。

特に何もすることなかったし、そのつもりだった。
けど、そうはなりませんでした。

起きたら母親の部屋のドアが閉まってる。
普段だったら空いてるから、きっと仕事を休んだんだ。
気まずい。

あんまり部屋から出なかったから顔を合わす機会はなかったんだけど、飯食ったときに会ってしまった。
そりゃあそうなるだろうけど。

「就活大丈夫なの?」

ついにきた。
適当に流すことも考えたけど、隠しながら生活する方がきつい。もうこの際だから全部話してしまおう。

結論から申し上げると、就活をもう1年する。
みなさんもそのつもりで。

それについては特にあれこれ言われなかった。
ひとまず安心。

そして、本題。
俺がここ最近、もしかしたらずっと前から隠し持ってた本音を披露する。
学生じゃなくなるのに当たって、つまり俺が俺の選択で人生を歩くに当たって、話しておくべきこと。

しかし、必死に隠してきた本音は簡単には打ち明けられず、平行線みたいな話が続く。
あと普通に母親の話が長い。俺に関係がない、ただしたいだけの話を長々としている。
ディスコミュニケーションの一因はこれにあるんじゃないかと聞き流しながら思った。

上手く言えないもどかしさと、
早く言ってしまいたい焦りと、
その葛藤の中で聞かされる無駄な話にイライラした。

イライラして、言ってしまった。

母は泣いていた。

話したことはたった一つ。
人生の最低ラインについて。

俺が言ったこともたった一言。
「生きていられればいい」
それだけだった。

母が泣いて言った。
「何様のつもりだよ」


テッテレー、大切にしてるドッキリ、大成功。

いやぁひっかかったわぁ。
まあ途中からちょっとだけ気づいてたけどぉ。
具体的には高校生から。

分からない人のために説明します!

俺が言った「生きていられればいい」ってのは、そのままの意味で、それ以上でも以下でもない。
あ、うそ。以下かもしれない。
まあそれはいいとして。

それに対して母の「何様のつもりだ」ってのは、働いて平均的な暮らしをしないとお前に価値はないっていうのと同義なわけですよ。
説明不足で悪いけどそういう文脈だったので。


これを受けて1番最初に思ったのは「やっぱり」だった。
ただ、少し期待してしまっていたことに気付かされた。
そして、どれくらい期待をされていたのかもわかった。

どれくらいかっていうと、期待の外に俺はいないレベルで。
俺の存在よりも俺への幻想が大きい。
だから、幻想にない俺の存在を認められない。

そういう人だった。

俺の自己肯定感の低さの原因はたぶんこれだった。
1番近くで大切にされなかったから。

とはいえ、もう俺も大人です。

落ち込んでないって言ったら嘘だけど、強がりとかじゃなくて、あんまり落ち込んでない。
だって、これから自分の人生が〜とか言っておきながら親が〜とか言ってるわけないでしょ。

いやまぁ、まだ実家暮らしなんで甘いこと言ってるのはわかってます。
でもこれは口先だけじゃなく、出ろと言われたらすぐに出るつもりでいる。

てか普通に就活するし。
それなりな生活はそれなりに目指してるし。

あくまでも最低ラインの話だからね。

それに、最低でも生きていられればいいんだ。
俺の価値は俺が持ってればいい。
誰かが好きなように持ってればいい。

精一杯自分を愛して、大切にして、生きていこうと思います。

ご愛読ありがとうございました。

By hiko

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?