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ギリ駄作だけどダサくはない

2022/08/13(土) #95:hiko

2日前に引き続いてまだ首が痛いことにかこつけて、今日もキヨの『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』シリーズを観ていた。

どうやら世の中はお盆休みらしい。

父親が単身赴任の兄の元へ行っていた。

俺には関係ないけど。



夕方過ぎ、プロ奢がライブ配信をしていた。

俺はTwitterのスペース機能で参加した。
スペース使うの初めて。

プロ奢のライブに参加するのはTikTokライブぶりなので、1年以上は経つだろう。

別に発言しようとしてる訳でもない。
ずっと聞いてただけ。

それでもすごく面白かった。

配信のテーマは「お前らの苦悩を語れ」で、参加者が1人発言者に上がって苦悩を語るというもの。

別にプロ奢は、その悩みを解決してあげようとか思ってるわけではないだろう。

色んな苦悩を抱えた色んな人がいることを知ることを楽しんでいるように感じる。

そんな配信なのに、途切れることなく発言者が上がってくる。

きっと、プロ奢と会話しているうちに解決する場合があって、それを望んでいるんだと思う。

解決する場合は、当てはまる知識を伝えたり、「お前の好きにしろ」っていう相談の場合が多い。

解決しない場合は、相談になってない議題のとき。

そんな感じがする。
まだ全然わかんないけど。


とにかく、本当に色んな人がいることを知った。

本当に色んな人がいた。

それだけで面白かった。

俺にはまだ、それを俺の世界観の一部に組み込むような考え方はできないけど、そのことを念頭に置きつつ、とりあえず今はエンタメとして楽しんでる。


プロ奢を語れる友だちがほしいな。


そんなことを考えていると、sukeから連絡が入る。

「今からワンピースの映画観に行かない?」

なーるほど。

正直ちょっと渋い。

なにせ21時からのレイトショーだからだ。

この時間から外に出るメンタルたるや。

加えて、観ようと思ってる映画は公開期限ギリギリに1人で行く習慣がある。なぜかはわからん。

まだ公開して1週間の『ONEPIECE FILM RED』は、いちワンピース好きとしては必ず観に行くつもりだった。

が、このタイミングかぁ。


という、俺との付き合いづらさが集約されたとも言えるぐだり方をしていた。

しかしまあ、話したいことがあったし、家系ラーメンを狙って行くのもあり。

と考えた時点で「行く」と言ってしまっていた。


着替えて玄関を開けるとびっくり。

雨が降っている。

そうじゃん。今日台風じゃん。

本当に行くか迷ったが、1度行くと言ってしまった手前、電話で断るのも心苦しい。

どちらにせよ会いに行こう。
会ってから「やめない?」って言うとしよう。


数分後、実際に言った。

言ってはみたが、sukeがそれに応じる訳もない。

それが分かっていたので諦めもついた。


雨の中必死に傘を差しながら映画館へ向かう。

濡れながら急いだおかげか上映開始5分前にチケットを買うことができた。

5分あったらやることは決まっている。


一服してから入場し、指定のシアターへ進む。

このときの、少しだけ空気が変わる感じには未だに慣れない。慣れないからこそ、なんとなく好き。

ただ、今日に関しては映画を観る気持ちを急造したため、あんまりこの空気を味わうことができなかった。


本編が始まるまでのCMを何も考えずに流し見る。

1人で来るときには起こり得ない遅れが幸いして、すぐに本編が始まった。

ネタバレはしないので安心して。


今回はウタの歌を主軸として作られていて、所々で歌唱パートを務めるAdoの歌声が流れる。

今作はワンピースの映画を観たというより、Adoの歌を聴きに行ったという方が納得出来る。

ネガティブプロモーションではない。

だってそんな訳はないんだから。

それだけAdoの存在感ある歌声が遺憾無く発揮されていたよってこと。

あれはむしろ映画館じゃなきゃ味わえない作品。

そういう映画でした。


あと、ついでに言うと、劇場版ワンピースは今作もギリ駄作でした。

これはネガティブプロモーション。
個人の感想だけど。

でも、今までとは違って、最終章に繋がるヒントが散りばめられているような気がした。

ワンピースを奥深く味わいたいなら、それのために観に行くのをおすすめする。

ていうか、ワンピースが好きなら公式が作った動いて喋るキャラたちを観るためだけに行け。


はい、映画編終了。

映画館を出ると、行きで降っていた雨が嘘かと思うくらいに空が晴れていた。

映画の感想を話しながら、狙っていた家系ラーメンを食べるために地元に戻る。

久しぶりの家系ラーメンは、食べる前はムラムラするくらい嬉しかった。

スープをひと口飲めば、自然と拳を握りしめてしまっていた。


それくらい美味かったし感動したのに、食べ終わったときには苦しくて嫌になっているんだから衝撃。

今回に関しては、久しぶりすぎて味の濃さに身体がついていけなかった感じがしている。

調子に乗らずに並にしておいたのが功を奏した。


腹ごなしに自転車を漕ぎながら、したかった話を切り出す。

別に大したことじゃない。

このアカウントでプロ奢の月額マガジンを読みたいということ。

こういうことにも二つ返事で返してくれるのが本当にすごいところだ。


しばらくプロ奢の話をした。

そのほか、かなりの時間をどうしようもない話に費やした。


最後に、sukeと2人でカードゲームをした。

トレーディングカードゲーム。

遊戯王でもデュエマでもない。

ワンピースのトレーディングカードゲーム。

実は、今日の『ONEPIECE FILM RED』の劇場特典で、ウタをメインキャラにしたオリジナルデッキが限定配布されていたのだ。

sukeはこれが目当てで、この日のこの時間に誘ってきていたというわけだ。

結果は負け。

トレーディングカードゲーム、めちゃ難しいな。
そんでめちゃ楽しい。


空も明るくなり、一服してから解散。

家に帰る。

机の端を見ると、ホコリを被った遊戯王のモンスターカードと目が合った。


気がした。


By hiko

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