泣きっ面にオオスズメバチ

2022/07/19(火) #70 : suke

今日は今学期最後のゼミで大学に行く日。

そう、今日は前の日記(「最初が全て」7/13)で書いたレポートを発表しなければならない。

計画性がなく、常にギリギリで生き延びいる俺は1週間あったレポート提出の猶予が数時間後に迫っていた。

昨日は朝から夜までの12時間越えのバイトをし、6連勤目を終えた後、帰宅してご飯やお風呂など一通り済ませる。

さて、レポートを書き出そうか。


数時間後、周りは明るくなり気づいたら親や妹が起きて朝ごはんを食べていた。

あぁ、朝になっちゃった。
まだ1文字も書いてねー。

とりあえず、俺も一緒に朝ご飯食べた。

さすがにそろそろ書き出そう。

レポートは2つあって、1つは前回提出しなくて2倍になってしまったSDGsとスポーツを絡めたレポートで、もう1つは東京ドームツアーについてのレポート。

東京ドームツアーのレポートは感想とか学んだことを書くだけで簡単だしこっちからやろう。

teamsのフォルダの中にあるみんなが提出しているものをまず最初に見て思い出す。

そして、色んな人のを少しずつ盗り自分の意見や感想を追加して書く。

最近、このノートを書いているせいか最後の終わらせ方をちょっと工夫してしまった。ちゃんとしたレポートなのに。

意外と数時間ですぐに終えることができた。
日々のノートのおかげかな。

よし、提出しよう。

teamsのフォルダに今さっき書いたものを提出して一応確認する。


ん、、?

俺が書いたレポート最初の書き出しの「私は今回の東京ドームツアーに参加し、」以降全て消えていた。

終わったー、、

結構頑張ったのに。

萎えと怒りの感情が俺を襲う。と同時にやる気を喪失した。

気持ちを落ち着かせるために数分何も考えず携帯をいじっていた。


数分後さすがにやらないと。
さっき書いたことをもう一度思い出しながら書く。

多少、違うことも書いているだろうけどなんとか書き終えた。

次に、SDGsのレポート。
これがかなりの敵。2倍だし。

またまた、とりあえず初めはみんなのを見て参考にする。

だが、なかなか進みが悪い。

最初のレポートが消えたことと、昨日の1日バイトから今まで起きていることによる影響か。


書き終えた頃には、お昼過ぎだった。
これはなかなか時間かかったな。

一応、画面のスクショもしておいた。
消去対策として。

時間も時間だし寝れないため、適当に時間を潰していた。

準備をして大学へ向かう。
寝てなく時間もあったのに、やっぱり少し遅刻する時間。少しくらいはしょうがない。

自転車で駅に着き、乗りたい電車があと1分後とかだったため、階段を2、3段飛ばししながら急いで電車に駆け込んだ。

間に合ったー。

あれ?でも動かないな。

近くの駅で安全点検をしているらしい。
しゃーなし。

大学の教授に遅れると連絡を入れた。

だが、あまりにも動かない。
もう1時間近く電車に座っている。

大学の教授に行けないかもしれないと連絡を入れた。

ただでさえ、授業に遅刻しているというのにこれじゃあもう。

電車は少し進んだが、一駅一駅で止まってしまう。
大学には授業終了5分〜10分前くらいに着くか着かないか。
そんな時間に大学行くのはなぁ。

よし、もう帰ろう。

途中で電車を降り、逆方向の電車に乗る。

大学の教授に間に合わないので帰宅しますと連絡を入れた。

単位大丈夫なんだろうか。一応フォルダに提出はしたけど。さいあく、留年。乙。

もっと耐えないで早めに帰る選択をすればよかった。
そしたら、ちゃんと寝れたのに。

今日寝れない理由として、この後女の子の友達Sと飲みに行く予定がある。

とりあえず家に帰宅し、ゆっくりする。

軽くご飯を食べていると一つ気づいたことがある。

ネックレスがない。

出るとき時間が無く後で付けようと思い、胸ポケットにしまったはずが入っていない。

このネックレスは結構お気に入りでルイ・ヴィトンのなかなか高いやつ。

俺は滅多にものを無くしたり、落としたことがないがよりによってこれかぁ。

外の駐輪場や部屋中探し回ったが見つからなかった。

ほんとに終わったー。

ここ最近一の怒りと萎えの感情が一気に押し寄せる。

と同時に今日不幸続きでやばいんじゃないかと本当に心配になった。

早く駅に行き、落し物の確認をしたいため急いでご飯のグラタンを食べた。

舌を火傷した。がそのくらいどうでもよかった。

さっきと全く同じ道、同じ段差などを通りずっと下を見ながら駅に向かう。
家から駅までの道には落ちていなかった。

次にホームや階段を見たが落ちていない。
駅員に聞こうと思い、改札のところへ行ったが遅延の影響で忙しいのか作業中で1人も対応してくれる人がいなかった。

気持ちが憂鬱な中、北千住駅でSと合流した。

お店どこにしよう。
Sが何個か候補出してくれたけどどこでもいい。
いや、どうでもいい。

適当に歩き、候補の中の一つを見つけたのでそこにした。

お店の名前は「酒呑倶楽部 アタル」という場所。

このお店は結構店内の雰囲気や接客が良く、料理もとても美味しい。オススメ。

今日じゃなかったらもう数倍良いと思えたと思う。

Sは女子の中で結構仲が良い方なので、今日の俺の不幸続きの話をまず始めにした。

普通の女の子だったらまず最初に俺の話なんてしないし、もう少し良い対応をしていたと思う。

今日の予定がまだSでよかった。

今日の不幸を気にしないレベルまでまあまあ飲んだ。

「2軒目どうする?」彼女が言う。

今日はあまり帰らなくても良さそうな感じがする。

そのまま北千住にいるならオールになってしまう。

俺は正直、最寄り駅に戻って駅員に落し物について聞きたい。

さすがにそんなことは言えない。

アイスを食べながら色々話して考えたが

「一旦、最寄り駅戻ろ。」という俺の一言で決まる。

最寄り駅に戻り、真っ先に駅員のところへ行く。

「ネックレスの落し物ないですか?」

ブランド物だったからか、駅や時間、どんなものなのか細かく聞かれた。


結果、俺のネックレスは駅に保管されていた。

まじで気分がいい。嬉しすぎる。
今日一日の不幸が逆転した気がした。

本当に日本良い国だな。最高かよ。

嬉しみを隠せない俺は2軒目に行くことにした。

目利きの銀次というお店に入った。

何食べたり飲んだかあんまり覚えてないけど、ネックレスが返ってきたことにより美味しかったと思うわ。

テンション上がったせいか、女子とは普通話さないであろう下系の話が多かった気がする。

お店を出て時間的に駐輪場が閉まっていることに気づいたが、まぁいいや。今日は。

歩きで帰りコンビニでお酒を軽く買い、流れで俺の家で飲むことになった。

朝方解散して送る予定だったが2人とも眠くなったので一緒に寝た。
ほとんどお酒は飲んでない。

久しぶりに女の子と寝るが緊張や興奮も全くせず寝た。ただの睡眠不足。

お互い次の日は夜からバイトだったので夕方まで寝ていた。
俺もSもよくこんな長く寝てるな。

2人で家を出てSの家まで送り別れてそこから俺はバスに乗った。


そんな総合的にはとても良い一日だったのかな。

これからは全行動改めよう。

前半は泣きっ面に蜂では収まらないほどの災難だったな。

あとは、今回のレポート次第だな。

提出はしたが一応欠席だし、これで単位貰えなかったら、オオスズメバチでも収まらないよ。

教授頼むよ。


By suke.


アタルのこれ美味しかったなぁ。
でもこれなんだっけ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?