いたずら
2022/05/17(火) #7：hiko
火曜日は1限〜5限まである。
朝早いし夜も遅いから、かなり行動が制限される。
この日記を初めて早1週間、日々ネタを探しているけど、今日は探しようがない。
どうしようかなぁ。
そんなことを思いつつ、授業を受ける。
1限が本当におもしろくない。知的好奇心が全く反応しないので、仕方なく資料を読んで課題だけ出した。
2限はおもしろい。
どんな内容かは｢現象学｣って調べてみてほしい。
大体わかるはず。
それはおいておいて、今回はいつも使わないスクリーンを使ってある映像が流れた。
この授業には俺が所属していたサークルの後輩がいるのだが、驚くべきことに映っていた。その映像に。
ニヤニヤしちゃった。
授業が終わって、照れくさかったのか話しかけに来た。
上手くできてたよ。
そんなこんなで雑談。サークルの話から就活へ。まあそうなるよな。
デリケートな話題に気にしていない風を装う。
一応経験者としてアドバイス。
｢インターンはむやみにやっても意味ないよ｣｢今のうちから考えておいた方がいいよ｣｢業界研究が〜〜｣
内定持ってもいないやつがつまらないことを言った。
内容はまあ本当だけど。その言葉に泊はない。
ほんと、ただむなしい。
昼休みの半分をこの雑談に費やし、残りの半分は次の教室に移動してご飯を食べる。
あ、雑談は普通に楽しかった。
そして3限。ここで事件が起きた。
授業が始まって10分ほど経過した頃、突然教室の照明が全て消えた。
直後、耳をつんざくような不協和音が響く。同時にアナウンスが流れ、火災報知器の発動を知らせた。
火災が起きたらしい。場所は5階。俺がいた場所は6階だった。
まあでも表題の通り、これは誤報だった。
実際、こうしたいたずらは数日前から発生していて、ヘッダーというのか、冒頭に貼った画像にあるメールが今朝送られていた。
そのため今回もいたずらだろうと高を括っていた。
いたのだが、鳴り止まない警報を聞いているうちにだんだん怖くなってきた。本当だったらどうしよう。生きて帰れるかな。誰か死ぬのかな。
鼓動の音が早く大きくなる。
誤報だと知ったとき、どんな感情よりも先に安心が芽生えた。
それでだ
この事件を受けて思ったこと
建物の中には少なく見積もっても1000人はいただろうから、俺よりも怖い思いをした人もいるはず。更には火災を経験した人がPTSDを発症する可能性だってある。
これらのことについて、犯人は何を思うのだろう。
犯人はどうしてこんなことを行ったのだろう。
俺の教室は誤報が明らかになった後も約20分ほど電気が復旧せず、ただただ無意味な時間を過ごした。
お行儀の良いことをいうつもりはないが、それをする意味はあったのだろうか。
もしもの話。
もしも犯人が、1人では抱えきれない悩みを抱えていたとして、むしゃくしゃしてやったとしたなら、この行動でその鬱憤は晴れただろうか。
もし晴れたのなら、1人の人間が救われたなら、たった1000人の30分を使うことなんて些細なことだと思う。
そうであってほしいとすら思う。
本当に万が一の話。
これがただのいたずらではなかったとしたら、何か意味のある行動だということになる。
そう考えたとき、何か大変なことが起きるんじゃないかと、恐ろしさが抜けきらない。
いたずらであることを願っているが、ただのいたずらだとしたら、仮にも名前のある学校で起きた事件にしてはあまりにも幼稚すぎる。
慌ててカメラを回しました。
非常に不快な音が鳴るので苦手な方はご注意ください。
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もうひとつだけ思ったこと
｢ゆっくり茶〇劇｣の件、俺はそこまで詳しくないけれど、ここ2~3日Twitterはこの話題で持ち切りで、正直｢もういいよ｣って思った。
現代は情報が早くて多いから、1つのニュースに関心を持てないし、ひいてはニュース自体への関心が弱くなっていると感じた。あくまでもじぶんのなかで。
By hiko
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