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米津玄師2022tour『変身』

2022/10/28(金) #171:hiko

昨日ライブに行った。楽しかった。
それだけの日記。


ライブの開演は18:00からで、開場は16:30頃。
それに合わせて行動する。

卒業したい系大学生としては、できる限り授業には出席したい。というわけで、3限だけ出席してきた。
もうね、わくわくが止まらなくて授業なんかひとつも聞いてなかった。
15時前には授業が終わる。

学校から会場のさいたまスーパーアリーナまではおよそ1時間。
十分すぎるほど時間があった。

初めて乗る線に不安を抱きつつ、アプリの乗換案内とにらめっこしながら、さいたまスーパーアリーナがあるさいたま新都心駅を目指した。
道中、スマホはほとんど見ず、米津の曲だけ聴いて車窓の外を眺めてた。
地下鉄じゃない電車はやっぱり気持ちがいい。
風景がだんだん田舎っぽくなってきて、「生活感だ」なんて思ったりした。

さいたま新都心駅に到着。
でっかぁ。。
何が何だかわからん。改札出て右なの?左なの?

案内板を必死に探して歩いていく。

少しだけこの場所に慣れてきて、腹拵えのお店探しがてらに散策でもしよう。

そう決めた矢先、つけ麺『舎鈴』を見つけてしまい、散策が終了した。
おれ、今までみんなに黙ってたけど、好きなんだよ。舎鈴。

並盛にするか少なめにするかで3分くらい悩んだ。もういっそ近くの人に訊こうかと思った。「俺はどっちにすればいいですか?」って。
悩んだ末に並盛を選んだ。

少なめにすればよかった。

つけ汁?がめっちゃ美味しいから、いつも割スープ入れて全部飲みたいんだよ。ゆず粉とかも入れてさ。
今回は諦めざるを得なかった。

この麺の量で並盛なんだよ?


同じ建物内に喫煙所があったので、一服した。


おなかいっぱい過ぎたので、散歩でもしてお腹を落ち着かせよう。
会場の方に近づくと、とんでもない数の人がいた。

そりゃそうだ。何万って規模だもんな。
俺はこういうアリーナでのライブ参戦は初めてだったから、少し面食らってしまった。
しばらくコロナ禍だったこともあるだろうけど、それ抜きにしても同じ目的の集団として人生最大規模だった。



時刻は16:50。
開場時間は過ぎているが、まだもう少し時間がある。
物販でも覗いてみようかな。

って思ったが運の尽きでした。野田洋次郎ふうに言うと運の全てかな。
他のアーティストの名前出すなんて節操ないわね。って思うかもしれないけど大丈夫。米津と野田で曲出してるから。

で、何が運の全てだったかというと、物販で結構な買い物をしてしまったこと。
物がめちゃめちゃ良いから後悔はしていないけど、高いものは高い。
1万超の買い物ですよ。
俺が好きなアーティストですら一度にこんなに買ったことないのに。


物販ブースを後にして、駅に戻る。
帰るわけじゃない。

待ち合わせのため。

「好きなアーティストですら」ってところに引っかかっただろう。あと、やたら時間を潰そうとしてるところとか。

そう、俺はそんなに、ていうか多くの人より米津のことを知らない。日本人で米津を聴いた時間のランキングをとったら、俺は間違いなく下位に位置する。

でも、だからこそ聴いてみたくなった。

とはいっても、1人ではきっと永劫来ることはなかっただろう。
じゃあなんで来たかというと、待ち合わせの人物が最も大きな理由になる。

大学のサークルの1つ上の先輩で、俺がサークルに入るきっかけになった人。noteネームは、そうだな、petalで。

petalの話はまた今度、気が向いた時にでも書く。

6月頃、petalがインスタのストーリーで連番の相手を募集してた。
一緒にライブ行けたら嬉しいなと思って、意気揚々と立候補した。
どうやら運良く一番乗りで、連番で申し込んでくれることになった。

そして運良く、当選した。

時は過ぎて今日に至る。

駅前のベンチに腰を下ろし、さっき買ったパーカーに袖を通した。このパーカーが1万円した。

物販に行った時間は16:50頃で、集合時間は17:00だったから、待たせることになるかもしれないことをメッセージで謝罪した。
すると、「楽しんでくれるのはこちらも嬉しいから大丈夫!」とのことだった。

そのことを思い出して、パーカーが暖かいのか、はたまた、、って思ったけど普通にパーカーだったわ。


ほどなくして到着のメッセージを受信した。
そのことを確認した瞬間、電話がかかってきた。
1度だけゆっくり呼吸して応答のボタンを押す。

1分もしないうちに合流。
5月末の『相談』で会って以降、5か月ぶりの再会だった。


petalは物販をオンラインストアで済ませているらしく、会場入口を探し始めた。
途中、フォトスポットなるものがあったが、並びすぎている。
でもそうか、写真か。

思えば、petalは以前フェスに行っていたとき、友だちとそれっぽいポーズのそれっぽい写真を撮っていた。
もし、俺に気をつかって今回はやらないのだとしたら、それが最もされたくない気のつかい方だ。
だから、一言だけ言って、一応写真は撮っておいた。写真下手すぎたけど。


指定された入口に向かい、入場列に合流する。
待ち時間の会話が新鮮で、思えばずっとちょっとだけ上の空だったな。はずかしい話。


会場に入ると、マジかよってくらいデカい景色が広がっていた。広いっていうかデカい。
初アリーナってのもあって、この時点でかなり興奮してしまっていた。

開演まで残り30分。そわそわして止まらなかった。
少し落ち着きたくて、関係ない話をしてた。近況報告的な。
そのなかでチケット代を渡そうと思ったんだけど、これまでの遊びで俺が奢ったり多く出したりしてることを気にして、今回は受け取らないとか言い出した。

気にしてないし払うし、それをされるとpetalの方がトータルで多くなってしまう。いや、正確な数字は覚えてないけどさ。
ってことで、多分今回のチケット代ではどっちにしろプラマイが出るので、次のご飯代でチャラにしましょうって言った。

本当は今度俺が奢ろうと思ってたけど、伝え方を間違えたのか、チケット代は払ってpetalに奢ってもらうことになった。
まあそんなことはどうでもいい。
だって次の予定ができたんだもの。


もうひとつ、各々で写真をストーリーに上げてたんだけど、petalは投稿したけど端末に表示されないって言い出したので、俺のインスタで確認してみたら、ちゃんと投稿されていた。

目の前でいいね押しといた。

俺もストーリー投稿完了。

しばらくして、petalが御手洗に行って少し経ったころ、インスタの通知がきた。
確認すると、「petalさんがいいねしました」だって。
なんだよそれ。。めっちゃ嬉しいんだけど。。

もうすぐ始まるからドキドキしてんのか、はたまた、、って思ったけど普通に始まるからだった。

タオルとパーカー(萌え袖)


会場全体が暗転して、スクリーンにOP映像が流れた。
タオルに書いてあるモンスターが、駐車場からエレベーターに乗って上昇。
映像とリンクしてステージ下から30mくらいの箱に見える装置が現れた。
箱の下部がエレベーターの扉のように開き、スモークのなかから、満を持して米津が登場した。

ライブの細かいことに関しては、見た人だけの宝物だから俺は言わないでおく。


しょうがないから、セトリだけは教えてやるよ。
1. POP SONG
2. 感電
3. PLACEBO
4. 迷える羊
5. カナリヤ
6. Lemon
7. 海の幽霊
8. まちがいさがし
9. アイネクライネ
10. Pale Blue
11. パプリカ
12. ひまわり
13. アンビリーバーズ
14. ゴーゴー幽霊船
15. ピースサイン
16. 爱丽丝(ありす)
17. KICK BACK
〜encore〜
18. 死神
19. ゆめうつつ
20. 馬と鹿
21. M八七

このうちの半分くらいしか知らなかった。
知らない曲でもほんとうに楽しかったから、米津のライブは凄いんだな。
でも、きっとそれだけじゃなくて、petalが楽しそうだったこととか、教えてくれたこととか、知らない俺に優しかったことも大きな理由だった。


我慢できないから1個だけ。
誰もが知る『アイネクライネ』の演出で、照明が原色で2色、およそ2秒毎に入れ替わる表現があった。
アイネクライネのMVみたいで、よかった。

なにより、急速に色めき移り変わる景色が、アイネクライネっていうド直球ラブソングを表していることに、「恋」と「彩り」の表現が感じられて、とてもよかった。


かくかくしかじかあって、ライブが終わった。

会場を出て夜風にあたる。
興奮が飽和して行き先を失った末に、俺はとても落ち着いていた。

圧倒的なものに出会ったとき、どんな言葉も陳腐にすぎる。

それはpetalもわかっていると思う。俺がそう思ってることも。
だから、2人して足りないとはわかっていながら、言葉にすることとか、しない時間とか、そういうのが心地よかった。


「また今度ご飯でね!」
別れ際、petalからでたセリフだった。
そんなことでこの上なく嬉しくなる。おかしな話だ。

ああほんと、おかしいなぁ。


おかしいついでに、家に帰って、親と姉にめちゃくちゃ自慢しちゃった。


今日の日記読んで、だいたいわかっただろうけど、言葉にしてやんねぇから。


By hiko

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