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好きな食べ物は何ですか?

2022/08/27(土) #109:hiko


今日は本来、ゼミがあるはずだった。

なんやかんやあって来週に延期となった。

延期が決まったのが昨日のこと。


木曜日の夜はバイトがあり、それ以前に準備しているはずもなく、1日半で用意しなければいけない状況だったので、すごーくありがたい。

目の前にストレッサーがないのは久しぶりで、昨日は1日をものすごく怠惰に過ごした。


時間が飛んで夜、母が迎えを要請したとき、父がついでに飯を食べに行くかと提案してきた。

いい提案だと思う。

が、非常に難しい提案だった。


なぜかというと、父は俺が食べたいものを食べに行こうと言ってくれたのだ。

2週間前、父は兄のいる静岡へ行き、兄と美味しいものをたくさん食べたらしい。

そのノリで俺にも何か食べさせてあげようと思ってくれたという、なんとも心温まるエピソード。


しかし、そんなことは関係ない。

俺には好きな食べ物がなくて、何か特定の食べ物を食べたいと思うことも滅多にない。

例によってこの日も食べたいものがなかった。

外食は全然あり。
だけど、行くなら食べるものを決めてほしい。


なんで俺が食べたいものを決められないのか。

それは、経験と想像力が足りないからだと思う。

どこにどんなお店があるのか、距離、時間、値段など、どんな可能性があるかという選択肢が生まれないから。これは経験。

生まれた選択肢のなかで、どれを選べば最大の幸福を得られるのかが想像できないから。 

以上の2点から、俺は自分が何を食べたいのかを決められない。
加えて、一緒にいるこいつは何が食べたいかと考え出したらキリがない。


今回はまさにそういう状況だった。
親父は俺の食べたいものがよくて、俺は食べたいものがないし、父と母の満足度も考慮してしまう。
ゴミみたいな関係図ができてしまっていた。


とはいえ、さすがに決めなければいけない。
それくらいの空気は流石に読む。


けど決められない。

ではどうするか。

そうだ。人に決めてもらえばいいんだ。


インスタのストーリーの質問で、みんなが食べたいものを募集した。

いくつかの回答が集まるも、近くにお店がないものやボケなのかわかんないようなものがほとんど。

いい回答を待つうちに、母を車で迎えに行く時間になってしまった。

母を拾い、車の中で相談した末、父と母が提案した回転寿司へ行くことに。


結局、自分で決められなかった。

少し申し訳ない。


あと、インスタにもオチをつけなければならない。

別のアカウントで寿司と回答を入れ、それにセルフリプする。

そう、ヤラセである。


正直クソつまらんムーブだと思う。

けど、俺の乏しい想像力ではこの片付け方が関の山だった。



日付が変わって今日のこと。

最近は夜更かしが続き、結果起きる時間もずるずると後ろに伸びている。

13時でおどろいた。(上手い)


スマホを見ると、姉からメッセージが届いていた。

迎えに来てほしいとのこと。

ついでにご飯食べようとのこと。


寝起きの運転は少し怖くもあるけど、迷うことなく承諾した。運転好きだもん。

姉を拾い、向かったのは回転寿司。

昨日と全く同じお店だった。


以前にも書いたことあるが、姉は無類の寿司好きで、これまで何度も一緒に寿司を食べている。というより奢られている。

2日連続で寿司というのに驚いた人もいるんじゃないかな。
いることにしよう。

飽きないの?とは思うだろう。

それに対する答えはYES。飽きている。


勘違いしてほしくないのは、飽きているからといって美味しいと感じていないわけじゃないこと。

飽きてはいるけど、美味しいとは思う。

そして、寿司じゃない方がいい理由が俺にはない。

なにより、姉が寿司を食べたいと言っている。


寿司を食べる以外の選択肢があろうか。いやない。


超余談。
昨日と今日行ったのはくら寿司。
ビッくらポンは『ONEPIECE FILM RED』とコラボしていた。
2日間であたりが出たのは2回だけ。
たった2回で、なんとヤソップとベン・ベックマンを見事に引き当てた。
麦わらの一味を含めると全15種あるなかで、たった4人だけの赤髪海賊団のうち2人を引いたのはかなりの豪運。
ちゃんと持って帰ってきて、いま目の前にある。


超余談Part2
回転寿司の隣にスーパーがある。
アイスでも食べようかと2人で寄ってみた。
姉はおなかいっぱいでいらないらしい。
俺はアイスボックスを買った。
あと、たまたまヤクルト1000が置いてあって、興味本位で買ってみた。
最後、品出しの店員さんがめちゃかわいかった。
顔が整っているっていうよりは、スーパーでバイトしているのが似合う女の子。黒髪ポニーテールの160cm未満、エプロン姿で働いている姿に一目惚れした。
また見たいな。

余談終了。


寿司を食べ終え、車に乗り込む。

せっかくの外出なので、買い物がしたいと打診してみた。買いたいものがあったから。

ありがたいことに承諾してくれて、20分ほどかかるドンキへ向かった。 

道中、なんとなくsukeに電話をかける。

バイト中で来られないらしい。ドンマイ。


買ったのはアロエベラ。数年前にTikTokで流行ったやつ。
俺はシェービングに使っている。

効果あるかはわからないけど、その後のスキンケアを含めルーティン化されているため、変わったことをしたくないと思ってしまう。

それくらい肌トラブルに悩まされる人生なんだよ。


無事に買い物を終え、家に帰ったのは17時頃。

13時半に出たと考えると驚きの時間経過。

実際の疲れよりも疲れを感じてしまった。


そうして1日が終了した。


本当ならここで日記は終わりなんだけど、書いておきたいからここに。


木曜日の夜、sukeを迎えに行った日の帰りに、ある重大なことに気がついた。

俺という人間について。


俺という人間は、「何も決められない」を抱えて生きてきたんだということに。


今まで選択を迫られる経験がなくて、失敗も成功も体験してないから。

俺の感情ってのがわからないから。


俺はこれから、それを集めることにしよう。


遅いけど、それが俺だからね。


長すぎる、、、


By hiko

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