![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/88807223/rectangle_large_type_2_25210d844438771079c68067323697b4.png?width=800)
相談
2022/05/29(日) #19:hiko
目が覚めてすぐにスマホを確認する。
やはり通話は終わっていた。
金曜日の夕方、割としっかりめに寝てしまったため、その日は自然と夜更かしすることになった。
土曜日の朝、眠れないまま適当にインスタを見ていたら、ある1人の女の子が誕生日だったことを知った。
なんかのキャラクター「うさまる」が好きなので、名前はうさまるで。
「おめでとう!!!✨」
俺はチャットになるとこうなる。
ただ、リアルで話す時はこの日記のような口調にちょっとだけなる。
ギャップが大きすぎて結構恥ずかしい。
「ありがとう〜!」
それだけでなんか嬉しい。
誕生日っていいよね。
「通話できる??」
チャットが続く。
「いいよ〜かけてきて!」
そして恐ろしいことが起こる。
このメッセージを見たのは1時間後だった。
寝てました。正確にいえば気を失っていた。
メッセージを送った瞬間からの記憶が全くなかった。
もはや時間の方が間違ってることを疑うレベル。
この特大粗相に対して、うさまるは特に怒った様子も見せないでいてくれた。なんて優しいんだ。
そうして、夜から通話することが決まった。
他愛もない話が始まる。
疲れていたのか、俺の声で眠くなったのか、話がつまらなかったのか、1時間ほどたった頃にうさまるの応答がなくなる。
(最後だったら死ぬ)
すぐに起きるかもしれないし眠くもなかったので、起こさないようにミュートした。
しばらくして安定した呼吸音が聞こえてくる。
寝てますねこれ。
ただ、めっちゃキモいことに、なんか切る気にはならなくて、しばらくスマホをいじってた。
そしたらまたいつの間にか寝てて、冒頭に続くというわけだ。
本日の予定は17時からサークルの先輩2人とご飯。
昼間は浅漬けした課題を終わらせ、風呂に入る。
何でもない時間を過ごした。
時間になり家を出る。
ここまでの日記は移動時間に書いたものだ。
そして時刻は16:50。
場所は渋谷、宮益坂下のビックカメラにて。
ただいま。
っていってもまだ電車の中だけど。
気持ちが逸る。
誰かに話したいけど、誰にも話したくない。
すごかった。まともに思考できないほどに。
先輩たちとは頻繁に会うわけではなくて、内1人は3年ぶりに会った。
先輩とこの時期にってことで、口実は就活の相談。
のはずだった。
いや実際、就活に繋がる話をしてたんだけど。
こんな性格だから色々考えてしまって、それを吐き出すようにsukeを含む地元の友達に話してるけど、今までしてきた話とは深さが違った。
今までのはジャンプすれば息ができる2mのプールで、
今回のは底が見えない海のよう。
深海が広がっているかもしれないし、あっさり足がついてしまうかもしれない。
どちらか分からない状態で海岸に立たされている気分。
自分の浅さが恥ずかしい。
考えが足りない
話し足りない
酔い足りない。
By. hiko
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?