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相談

2022/05/29(日) #19:hiko


目が覚めてすぐにスマホを確認する。
やはり通話は終わっていた。


金曜日の夕方、割としっかりめに寝てしまったため、その日は自然と夜更かしすることになった。

土曜日の朝、眠れないまま適当にインスタを見ていたら、ある1人の女の子が誕生日だったことを知った。
なんかのキャラクター「うさまる」が好きなので、名前はうさまるで。

「おめでとう!!!✨」

俺はチャットになるとこうなる。
ただ、リアルで話す時はこの日記のような口調にちょっとだけなる。
ギャップが大きすぎて結構恥ずかしい。

「ありがとう〜!」

それだけでなんか嬉しい。
誕生日っていいよね。

「通話できる??」

チャットが続く。

「いいよ〜かけてきて!」

そして恐ろしいことが起こる。

このメッセージを見たのは1時間後だった。

寝てました。正確にいえば気を失っていた。
メッセージを送った瞬間からの記憶が全くなかった。
もはや時間の方が間違ってることを疑うレベル。

この特大粗相に対して、うさまるは特に怒った様子も見せないでいてくれた。なんて優しいんだ。
そうして、夜から通話することが決まった。

他愛もない話が始まる。
疲れていたのか、俺の声で眠くなったのか、話がつまらなかったのか、1時間ほどたった頃にうさまるの応答がなくなる。
(最後だったら死ぬ)

すぐに起きるかもしれないし眠くもなかったので、起こさないようにミュートした。
しばらくして安定した呼吸音が聞こえてくる。
寝てますねこれ。

ただ、めっちゃキモいことに、なんか切る気にはならなくて、しばらくスマホをいじってた。

そしたらまたいつの間にか寝てて、冒頭に続くというわけだ。


本日の予定は17時からサークルの先輩2人とご飯。

昼間は浅漬けした課題を終わらせ、風呂に入る。
何でもない時間を過ごした。

時間になり家を出る。

ここまでの日記は移動時間に書いたものだ。

そして時刻は16:50。
場所は渋谷、宮益坂下のビックカメラにて。


ただいま。
っていってもまだ電車の中だけど。

気持ちが逸る。
誰かに話したいけど、誰にも話したくない。
すごかった。まともに思考できないほどに。

先輩たちとは頻繁に会うわけではなくて、内1人は3年ぶりに会った。
先輩とこの時期にってことで、口実は就活の相談。

のはずだった。
いや実際、就活に繋がる話をしてたんだけど。

こんな性格だから色々考えてしまって、それを吐き出すようにsukeを含む地元の友達に話してるけど、今までしてきた話とは深さが違った。

今までのはジャンプすれば息ができる2mのプールで、
今回のは底が見えない海のよう。

深海が広がっているかもしれないし、あっさり足がついてしまうかもしれない。
どちらか分からない状態で海岸に立たされている気分。

自分の浅さが恥ずかしい。

考えが足りない

話し足りない


酔い足りない。

By. hiko

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