むかし、好きになった人。

2022/11/11(金) #185:hiko

高校時代に好きだった人と、久しぶりに電話した。
よく言う「エモさ」とは程遠い、俺たちだけの馬鹿な話。あれ、意外とエモいかも。
そんな日でした。


インスタをぼーっと見ていると、何枚かのプリクラと小さな文字の長文が添えられて、目立つところに「HappyBirthday」と書かれたストーリーが流れてきた。
ストーリーをめくると、本人のお返事投稿があった。
高校時代に好きだった人(あげぱん)である。

リアクションとメッセージを送ってお祝いした。
返信が来て、何通かメッセージのやり取りをした後、ご飯に行くことが決まった。
詳細を決めるために、通話した。
冒頭で書いたのはこのときのこと。

はじめはなんでもない会話。馬鹿な話をしながら、「あぁ、こんな声だったなぁ」って思い出してた。
しばらくして、日程と場所を決める。
お互いのアクセスが良い中間地点の駅。1週間後。
今まで行ったことがないらしく、串カツ田中に行くことになった。

卒業してから何回か会っていた(最後に会ったのはかなり前)けど、サシで飲むのは初めて。
ただ楽しみだった。


あげぱんについてもう少しだけ。
彼女を好きになった理由は、おかしな話なんだけど、好きになろうとしたからだった。
「気づいたら好きだった」とか、「○○が魅力的で〜」というわけでは一切なかった。
言ってしまえば、自分に対する実験だった。

「好きだって思い込んだら好きになれるのかな?」というもの。その対象が彼女だった。
実験の結果、俺はあげぱんを好きに「なった」。
すっごく聞こえが悪い。昔も今も思ってる。

けど、そんな始まりでも、本気で好きだったし、本気でしあわせにしたかったし、しあわせだった。
彼女を好きだったことを一切後悔していない。
それに、今考えれば、対象に選ぶ時点で多少は気になっていたんだろうな。


それなりに遊びに行ったり手を繋いだりしたのに、結局は付き合わなかった。
だからかもしれないけど、あげぱんとは、自分でもびっくりするほど何のしがらみもない。
ただ純粋に楽しくて、心地よくて、一緒にいられたらと願う。


ポッキーの話はしない。


By hiko.

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