英雄の誕生
2022/06/28(火) #49:hiko
6月の俺は学校に行けなくなってしまって、日記を見ればわかる通り、ほとんど休んでいる。
そしてついに、出席が足りなくなるデッドラインを超えてしまった。
昨日のことだった。
そうして迎えた火曜日。
想像出来る俺の行動は、学習生無力感に力なく屈して、ほとんどの単位を落としただろう。
しかし、今回は違った。
がんばった。
学校に行った。
めんどかったけど、眠かったけど、YouTubeみたかったけど、学校に行った。
英雄の誕生である。
今回はそんな英雄の一日に密着していきます。
1限は出なくてもよくて、2限はオンラインだった。
そのため、3限に間に合えば良い。
3限開始は13:20。余裕すぎる。
悠々と準備する様はまさに王。
堂々とした出で立ちで教室の扉を開ける。
時刻は13:40。
まあほら、ヒーローは遅れてくるっていうし。ね?
英雄は授業の解説を振り切って、日曜日の日記に一気呵成に取りかかった。
次の授業さえも意に返さず、これが我が使命なり、と言わんばかりの勢いで日記に没頭する。
気づけば4限も終わっていた。
5限は面白すぎる授業なので、noteを書いている暇などない。
プリントもなければノートもかかない。
ただ聴いているだけなのに、1番内容を覚えられる。
面白い授業とはこういうもののことを言うんだろう。
ほんとうに毎回録音したい。
スマホが調子悪すぎてできないのが悔しい。
授業の最後にレスポンスシートが配られ、疑問や感想を記入していく。
20人前後いる教室で、俺は最後の3人になるまで書いていた。
あ、普通に書くのが遅せぇのが原因の半分とされる。
それでも、やはりしっかり考えないと提出できない。
そういう圧がある。
態度とかじゃなくて。
先生の言っていることが深すぎて。
追いつこうともがいていないと、直ぐに追いつけなくなる。
それがなんとなくわかってしまうから、必死に追いつこうとする。
どうか届けよ思いの丈。
あ、内容はキャリアと哲学みたいな感じ。
キャリアを職業としてだけでなく、人生の歩み方に広げて論じているから面白い。
哲学の部分は難しいから説明できない。
けど一つだけ。
我々は「ある」という前提の上でしか、「ない」ということを想定できない。
難しいと感じるだろうか。それとも簡単だろうか。
例えば神の存在の是非は、神という概念の存在をなくして語れない。神とは概念体であり、神と呼ばれる概念の本質とはなにかを考えてみてほしい。
例えば生きる価値とは、価値ある生と比較して劣ることを価値なき生と捉えてしまうことから、これも「ある」ことを前提としている。
人間の思考の限界は、存在/非存在の境界にある。
これだけ覚えたらもう閉じてもいいです。
なんかそれっぽいことを言ってたら気持ちよくなっちゃったな。
何の話だったっけ?
ああそうか、キャリアと哲学の話だった。
つまり、多分だけど、この授業のポイントは、
「生きる価値とは何か。それを実現するには何が必要か。」
と言ったところだろう。
実際のところ、難しすぎてまだ掴めてない。
こんな所にダラダラと書いちゃうくらい、俺はこういう話が大好物だ。
いつでも誰でも待ってます。
そんなことを考えながら家に帰る。
英雄の凱旋である。
あぶねぇ、設定忘れるところだった。
ご飯を食べようとして、昨日の残り物をちょっとアレンジした。
めっちゃくちゃ変な味がした。
変なことはしていない。
多分、いや絶対、あれは腐ってた。
お腹を壊さないことを祈るばかり。
というわけで、今日も一日お疲れさま。
By hiko
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