大友克洋はブス専。

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>「大友克洋は女の子がブスだから、大友克洋に江口寿史の女の子を足せば最強じゃね?」なら浦沢直樹になる。
>「大友克洋は女の子がブスだから、大友克洋に江口寿史の女の子を足せば最強じゃね?」をアニメでやったったのが今敏(老人Z、PERFECT BLUE

因みに「大友克洋は女の子がブスだから、大友克洋にアニメの女の子を足せば最強じゃね?」なら士郎正宗になる。
大友克洋から更に一般向け(サブカル)な浦沢直樹とオタク向けな士郎正宗へと、より分岐した。
それぞれのクラスタの趣味嗜好により沿う形に大友克洋の漫画をもっとこなれさせた。
ただ「大友克洋の描く女の子はノーサンキュー」についてはどちらも共通している。

その頃、サブカル寄り(アンチオタク)の意識高い漫画クラスタでは可愛い女の子など軟弱だから御法度だった。でも唯一の例外が江口寿史で。
江口寿史だけはよそ様に出しても恥ずかしくない美少女キャラ絵として許された。
だから一般向け及びサブカル向けで大友克洋に女の子を足そうとすると、たいてい江口寿史になった(浦沢直樹然り、今敏然り)。

昨今のイラストレーション分野での江口寿史の評価も、そういう時代の価値観を内面化してる人らが年齢的に組織内でポジションを得てきたせいであり。
「もはやオタクに媚びねば商売は成り立たない」「でもそれなりの面目は保ちたい」「だからといってオタク表現でも許せる限度がある」など、複合的な理由による落としどころや妥協点がちょうど江口寿史で。そのような事情による一人勝ちで。
そして江口寿史が捌けない仕事、あるいはB層向け江口寿史として、お鉢が回ってきた、たまさかな窪之内英策の再ブレイクもあるのでは。

やはり大友克洋はブスを描くのがカッコイイと思ってる節がある。「美少女なんか描くと漫画が安っぽくなる」みたいな。
大友克洋の仲間の寺田克也はわりとノーマルな女の子趣味なのだが「やっぱりブスが最高だよな!」「なあ〜寺田もやはりそう思うだろ〜?」と大友にグイグイ同意を求められるため断れ切れず、あのように寺田克也の描く女の子はいつも唇オバケなのです。
大友克洋とのしがらみや付き合いで、寺田克也は偽装ブス専を演じている。

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