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鉄拳8初心者備忘録.其の参

 今回は防御について。避けたり捌いたり転がったり、これまた要素が多すぎて覚えられたものでは無い。しかし一方で、理解できないと本来読み合いに持ち込める展開が一方的な蹂躙と化してしまう。

 蹂躙する側に回るのも限界がある。一朝一夕にどうにかなりはしないが、ひとつずつ試してみるのが1番の近道だ。

 なんだかツイッターを眺めているといくらでも情報がある気もしてきてしまったが、まとめているのは自分のためでもある。一通り書き記していこう。

4. ガード


 ガードは格ゲーマーであれば既に理解しているだろうから、軽く済ます。

 立ちガードは上段と中段、特殊中段、特殊下段を防げる。レバーニュートラルで実質的な立ちガードになるが、下段などから派生する技などが防げない事があるため後ろにちゃんと入れた方がいい。

 立ちガードで防げる技は高性能なものが多く、一筋縄では対処できない。キャラ対座学が要求される。

 しゃがみガードは下段、特殊中段、特殊下段を防ぎ、上段と上段投げを避ける。下段をガードしたり、投げを避けた際は相手に大きな隙ができる。フルコンあるいは起き攻めが確約される場合が多い。中段を喰らうリスクに見合ったリターンがある。

 ガードと確定反撃は切っても切れない関係性だ。鉄拳の確反は-15Fが大きな境目になる。大半のキャラは、15Fで浮かせ技が確定し、つまり試合を終わらせるダメージを得られる。しかし、その機会は少ない。普段使いされる技のガード硬直差は-14以下がほとんど。しかもヒットストップが弱く、リバサ行動が難しい。最初はワンツーと呼ばれる5LPRPなどで20ダメージ程度に加えて有利フレームを取る事を大事にしたい。ジャブ単発はさすがに寂しい。

 確反の話ついでに覚えておいてほしいのは、下段ヒートスマッシュとレイジアーツはガードで-15である。浮かせて手痛い思いをさせること。現在パワクラアーマーを持つ技への確反では投げ抜けができないため、レイジアーツ確反には43以上減る投げがあれば、それも選択肢に入ってくる。

5.避け

 先述の通り、上段はしゃがみで避けられる。しゃがみ姿勢でさえあれば問題ないため、3入れでもいい。また、一部の技はしゃがみステータスと呼ばれる、通称しゃがステを持っている。それらも同様の効果がある。しゃがみを一瞬入れるだけでも避けられるが、しゃがみ技を出すにはちゃんとしゃがみ状態になるまで少し時間がかかる。

 下段と投げはジャンプで避けられる。ジャンプステータス、通称ジャンステを持つ技でも同様。下段読んだらライトゥー(9RK)というのが伝統らしい。ただし、ジャンプステータスの発生は遅めで、暴れ潰しの投げには吸われてしまう。打撃もバッチリ地上で喰らう。間違ってもファジージャンプはしない事。やるなら男らしくリバサで。

 そして、全ての技は横方向への移動で避けられる場合がある。レバーを上か下に短く入れてニュートラルでステップのような横移動、横移動の後再度同じ方向へ入れっぱにすると横歩きが出る。横移動、横歩きは避け性能が違い、相手の技との相性によって使い分けが必要となる。これらの移動モーションはいつでも後ろ入れガードでキャンセルできるため、横移動しゃがみといった複合回避動作も存在する。左手頑張ると言われる所以だ。

 このゲームの技のほとんどは烈火拳だが、なんとほぼ全てが空振りでも派生するため、一度避けたからといって安心してはいけない。避け後割り込もうとして追加派生烈火をカウンターでもらう事が、非常によくある。なんならカウンター限定でコンボ始動なんてのがゴロゴロ転がっている。避けを試みるのは相手の技を覚えてからだ。雰囲気でガチャるくらいならパワクラを押せ。

 これは2D格ゲーと同じだが、まれに恐ろしく喰らい判定の小さくなる技、構えを使ってカウンタープレイを狙うキャラクターがいる。消えるキャラなんかもいる。シンプルにヒットボックスの暴力なので、それらは技相性を知っておかなければ対処できない。個々の技によって違う対策が存在する。

 さて、しっかり相手の連携を読み切って避けたとしてもまだお勉強が要る。横避けの場合は特に。相手の側面、背後から浮かせ技を当てた場合、喰らい姿勢の都合でコンボルートを変えなければいけない。相手の足を殴れる様位置調整できればいいが、出来ない場合はジャブで拾ったり早めにトルネードを入れたりする。特に相手左側面から始動すると厳しい。原則として軸が正面でないコンボは安くなる

 背面も同様に浮かせた後は専用ルートが必要だが、地上ヒットの段階で少し特殊な状況になる。背中に対して当てた攻撃はガード不能で、投げも抜けられない。しかも振り向きに時間がかかるため、普段繋がらない地上技連携が確定する。つまり、合計火力が正面より伸びる。とっておきのデスコンを用意しておくと良い事があるだろう。

6.捌き

 要するに当身である。キャラによって性能は様々で、発生や持続もバラバラ、パンチだけ防げたり逆にキックだけだったり、投げに派生したり空中コンボに移行したり、とにかく専用の状況を作れる切り返しだ。投げられると抜け不可になる。原則、上中段当身と下段当身の2種で分かれている。残念ながら例外は多い。

 全キャラ共通で持つ1F当身が、下段捌きである。発生1F。やり方は3入力するだけ。持続は押し続ける間20Fほど。その入力の都合上、ありとあらゆる中段を喰らう。しかし逆に、上段と下段に対しては強い。

 下段捌きはトルネード技である。成立すると、トルネード消費した状態でコンボにいける。始動技のダメージが無い分火力は伸びにくいが、ヒートやレイジなどを絡めていけば逆転リーサルには十分な火力を発揮できる。

 捌き全般に対して有効なのは、まず投げ。当身には投げ、古来より決まっている。オイ聞いてるかアムネジア。そして次に有効なのがヒートバースト・ヒートスマッシュである。これらはパワクラ、捌き不可属性を持っている。中段ヒートスマッシュはガードで有利なのもあって、読んだら撃ち得だ。確かめていないが、レイジアーツもきっとそうだろう。他にも、肘や膝を使った攻撃は捌き不可である場合が多い。あとは捌き技次第である。一応、下段や様子見が刺さることは多い。

7.受け身と起き上がり

 今度は殴られた後の話をする。まず受け身について。吹き飛ばす技の多くは受け身が取れる。一部取れない技もあるが。受け身は3種類ある。

横転受け身: 着地の瞬間攻撃ボタン。パンチで画面奥側へ、キックで画面手前側へ転がる。
後方受け身: 着地の瞬間後ろ入れ。相手と距離を取れる。
クイック受け身: 着地の瞬間前入れ。攻撃判定のあるその場受け身。

 横転受け身は喰らい判定が非常に小さく、転がっている間はほとんど攻撃を受けない。一方で、相手と距離が離れず中下の二択を受けてしまう事が多い。

 後方受け身は中央なら安牌だが、画面端では受け身モーションに追撃が確定する。

 クイック受け身は相手がびっくりする。ガードでフルコン。横移動にも弱い。

 それぞれの入力は連打で問題ない。コンボされている間は横転受け身を細かく狙っておくと、ミスした相手の背後を取れたりすることもある。

 これら受け身を取らないという選択もある。なぜなら、技の多くは寝っぱなしのダウン姿勢にヒットしないからだ。また、ダウン追撃はダメージに補正がかかり、しかも大きく吹き飛ばすためそこで受け身をすれば仕切り直しに持ち込める。

 寝っぱ、あるいは受け身不能ダウンからは起き上がりを経由するとキャラクターが通常状態に戻る。起き上がりはクソ複雑システムだ。マジでひどい。書きたくない。頑張ろう。

その場立ち: 8入れするとその場で立つ。起き攻め中段をガードしたい時使う。
その場しゃがみ: 1入れでその場でしゃがむ。起き攻め下段をガードしたい時使う。
後方立ち: 4入れで後退りしながら立つ。距離を離したい時使う。
前転: 6入れ。前に転がって立つ。足側仰向けダウン限定でWP入力するとクロスチョップに派生する。
横転: LPで画面奥、2LPで画面手前に転がる。横転後立つが、2入れっぱで仰向けとうつ伏せを反転してダウン状態を継続する。
起き上がり蹴り: LKで下段蹴り、RKで中段蹴りを繰り出す。ダウンによって性能が違うが、発生22程度、ヒット+5程度、ガード-9程度が標準である。
牽制キック: 2LKか2RKで発生13のちょい蹴りを出す。ヒットで後退して立ち、ガードで浮く。足側仰向けダウン限定。
スプリングキック: WKで飛び上がってキックする。ジャンステ持ちだが、発生は信じられないほど遅く、ガードで確反。足側仰向けダウン限定。

 原則として起き上がりモーション中はガードできない。ダウン追撃を避けるには横転方向を使い分けねばならない。また、足側仰向けダウン以外では起き上がりモーション後に背中を向けてしまう。場合によってはコンボ始動がガー不地上喰らいになる。要するに、寝っぱ・横転寝っぱから一発追撃を受け入れて逃げるのが起き上がりにおける安牌になる

 ……ダウンは4種類ある。ダウンした側が相手に足を向けて上を向いているダウンが一番オーソドックスな状況で、足側仰向けダウンと呼ばれる。同じく足を向けてうつ伏せ状態になるのが足側うつ伏せダウン、逆に頭を向けている頭側仰向けダウンと、最も危険度の高い状況である頭側うつ伏せダウンがある。

終わり!!!

締め

 起き上がりのことを書くのが嫌すぎて遅くなった。

 ここで書いている内容はある程度簡略化している。なぜなら、結局相手やステージによって状況が変わりすぎるからだ。大切なのは経験と復習である。ランクとリプレイを往復しろ。逆択を通せ。

 次回は分からない。あまりにも気力が削がれた。気が向いた時に情報をまとめようと思う。

 皆様に良きゲームライフのあらんことを。

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