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鉄拳8初心者向け備忘録

格ゲーラッシュの波に乗って手を出したはいいものの、あまりにも情報が無い。鉄拳。歴史も人口もあるシリーズなのになぜこんなにも未開の地なのか。

2D格ゲーをいくつかやりこみ渡り歩いて来て、3D格ゲーをこの度初めて触れた人間による記録を残す。誰かのためになれば良いのだが。

0.まずメインストーリーをやる

 鉄拳8を買って最初にすべきは、メインストーリーのダークネスフロムなんたらである。めちゃくちゃ面白い。正直なところ、馬鹿みたいな価格設定の内八割くらいはこのモードだけで回収できたと言ってもいい。非常に満足度の高い映像、そしてゲーム体験だった。

 せっかちな格ゲーマーはどうせチュートリアルもロクにしないでトレモかランクに走るだろうが、ひとまず落ち着くべきだ。そんなに焦ったって良いことはないどころか、あまりにもこれまでの常識と乖離した世界法則が待ち受けているため心が折れる可能性がある。

 なんでもいいよCPU戦なんざ興味ねーよという輩は難易度低でスペシャルスタイルを使うと良い。さっくり楽しめる。ちなみに私もこの手の輩である。もうちょっと歯ごたえの欲しい人は難易度高でスペシャルスタイルを使うと良い。スペシャルスタイルは確定事項である。なにせ便利なものだから。

 過去作を未履修でもさしたる問題は無い。雰囲気で分かるし、気になる人は簡易的なおさらいがゲーム内で見られる。忙しい人向けのいらすとやエディションも公式が上げている。結局、三島ぜつゆる委員会会長のジン君がカズヤと喧嘩する話である。

 とにかく、ウォームアップとして、そして鉄拳ワールドの拗らせすぎた厨二病を理解するためにストーリーを通しでやるのだ。

1.キャラ選びとゲーム性

 世界観は分かったか? ボタン連打コンボのくせにゲージ状況も反映されてクソ格好良かっただろう? その最高にクールなキャラクターを動かす時間だ。

 キャラクター選びについては誰もがこう言う「好きなやつを選べばいい」。無責任なことを。でも実際そう。

 一応、システム的な面で初心者からした難易度の目安をまとめるとこうなる。

簡単: 飛鳥、アズセナ、アリサ、クラウディオ、フェン、ジャック8、クマパン、ラース、ロウ、リロイ、ポール、ヴィクター
中級: ドラグノフ、仁、準、レオ、リリ、レイヴン、シャヒーン、ザフィーナ
上級: デビル仁、ファラン、キング、リー、ニーナ、麗奈、スティーブ、シャオユウ、吉光
激ムズ: 一八、ブライアン

背向けや固有ステップを持っていたり、構え移行を駆使するキャラは扱いにクセがあるので難しい。特に激ムズ枠2キャラは最初の選択にはあまり向いていないだろう。

 キャラを選んだらテキトーにアーケードなりトレモなりで動かしてみる。ここからは別にランクマでも構わない。初段から拳段まではいくら負けてもポイントが下がることはない。やり得でランクが上昇していく。とにかくお待ちかねの対戦だ。戦いだ。そして、探すのだ。発生の早くて有利の取れる中段を。

 ゲーム性の話も雑にしていこう。

・暴れがとんでもなく弱い。切り返しの無敵も無いし、あるのは発生の遅いアーマー通称パワクラで、しかし下段は取れない。CH限定でコンボに行く技が腐るほどある。甘えたボタン押しに一切の価値はない。殴られたら絶対にガードしろ。逆に、殴ったら殴り続けろ。

・中段が死ぬほど多くて、喰らうと大抵は本当に死ぬ。五割どころか当たりどころが悪いと七割飛ぶ。おまけにガードされても大きなリスクは無い場合がほとんど。逆に下段がハイリスクな崩し手段になる。よって、立ちガードを基本とする

投げは崩しとして機能しない、ハイリスク低リターンな暴れ潰し兼仕切り直しである。投げ抜け猶予が長く、抜けられると五分どころか不利な場合もあり、おまけにしゃがみ回避されてフルコンのリスクを負う。パワクラには特効性能を持つ。

ヒートバースト、ヒートスマッシュを擦れ。恐ろしく強い。使う癖を付けろ。キャラ差はあれど大抵がガードで有利、削り付き、当たれば大ダメージ。運がいいと壁やら床やらが割れたり爆ぜたりする。大変賑やかでよろしい。

 この辺を頭に入れておけばまずレベル0の対戦が成り立つはずだ。殴る、当たったらまた殴る。ガードされたら黙る。ガードできたらまた殴る。喰らったら黙る。こうしているとゲシゲシと蹴り合い殴り合いターン性バトルが繰り広げられるはず。最上級プレイヤーの対戦でも起こっているのを見るので、これは鉄拳の根幹を成す基礎の部分になるだろう。まずはここからだ。

一旦締め

 今回はここまでとする。次は技の特性とコンボについて書く。元気があれば受け身周りについても触れたい。

 皆様に良きゲームライフのあらんことを。

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