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あっという間に過ぎた4月の葬式をしている。葬式にビールと寿司は付き物で、彼或いは彼女の生前の話なんかを少し酔いながら、その死を、喪失を乗り越えていく儀式をしている。

理想とは程遠い4月を過ごした。3月終わる頃に建てておいた目標の悉くが、上手くいっていない。だが、それがどうした!と強がれるのは少し酔っているからだ。覚めた時に、結構心に来るものがあるのは、アルコールの離脱症状であり、そういう二日酔いは幾度となく過ごしてきたから、無問題である。翌日の私のためにそう残しておく。

さて、これから来る5月は、生まれてきた5月は、産声をあげている5月は、私にとって大事なものであると確信している。そのように毎月の月末に確信しているので、毎度毎度のことであるが、今回限りはどうか!お願いします!と願うばかりである。

月末というのは、浄化作用がある。どのように月を過ごしても、来月こそ、と思うだけで救われる気がするのだ。だから反省も適当になり、来るべくくる来月を怠惰に過ごし、また月末。そのような繰り返しに歯止めをかけなければいかぬ。

5月、私はきっともっといい人間になっているだろう。そういう期待をこれからの人生何度でもするであろう。

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