8/5 2024

この世界という強制的に参加させられるゲームの登場キャラクター、NPC、消費者として生きている私は、社長やら、大金持ち、著名な人物やらになろうと夢を見て生き残ろうとしている。

ただ叶うはずのない希望に縋って生きる姿は滑稽である。夢を叶えたアーティストに将来こうなってやると姿を重ねて、シングルやアルバムのCD、ライブ映像が収録されたDVD、よくわからないデザインのライブTシャツを買わされて終わるだけの人生である。

生き残ろうと、叶えようとするから、絶望する。無数の叶えられずに終わった屍の上で輝く才能は、夢は叶うというが、叶った人がいうから叶っているのである。

逃げ出すことにするか。生き残ろうとも叶えようともせずに、このゲームから抜け出す、逃げることだけを考えることにする。

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