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今しかない、というのは思い込みである。ただ、今という瞬間にやってきた事が積み重なり、それが人生というものになるらしい。鏡に今写っている自分が、それまでの自分の総決算である。

いつ死んでもいいように丁寧に生きるということができれば、問題はないのだが、目先の事に囚われて今になっているのであるから、負債がとんでもない事になっている。

返す時はいっぺんにやらないと、利子だけを払っていて、一見したら問題はないのだけれど、先送りにしているだけで、返済は全く進んでいないという事になっている。

嘘をつく、という事はその場凌ぎで、それを本当にしてきたら、今頃はそうなっているはずなのに、そうではないのだろう。

未来は明るいという漠然とした見通しを、その通りにするためには、常に瞬間を、善い選択をし続けることでしか、それに向かうことはない。

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