整体をする意味

この前肩の痛みがある方を治療したんです。
その方の肩に炎症があったのでテーピングの処置をしている時に『時間薬ですかね～。』と言われたんです。
確かに炎症がひくまでには時間がかかるし時間が治してくれる部分もあるんです。
だけどそれだけじゃない部分もあるんですがその時はいい返事が見つからず曖昧な感じで返してしまいました。

それから自分の中でモヤモヤが残りそのモヤモヤの正体を掴みきれずにいまいた。

それでまず自分のしたい事、するべき方向を考え整体って詰まる所なんなんだろうと考えると

『身体のガイドをすること』

なんです。
整体はまず話を聞いて、動きを見て、実際に身体を触りその人の身体の使い方、ケガをしているところ、自覚のない硬さや動きの制限などを見つけてその人にとっての快適な身体の状態を伝え、そこに向かうための最適なルートを提示してあげることだと思うんです。

話を戻すとあの時感じたモヤモヤって患者さんと術者の認識の違いかな～と思います。
患者さんは整体＝身体を治すだったから整体をしてもしなくても時間が経てば治るなら治療の必要ってないんじゃないかなーと考えていたのかと思います。
だけど整体って身体が治る時間を短くしてあげることもなんですが、それと同等にこれから起こるであろうリスクを摘み取ることが重要であり、必要意義なのかなと改めて思いました。