見出し画像

SUKEの「心のお引越し」 第54回

商業的創作を考える

活動にはお金がかかる。
その規模が大きくなるほど必要になっていつか自分たちの財布から捻出するだけでは限界が来る。
そのためにどこかのタイミングでお金を稼ぎ出す必要がある。

しかし「メディアアート」というアートジャンルに身を置くからには
「作品を販売する」という視点を考えてみるとどうだろうか。

アートにおいて商業的な活動は嫌悪されているイメージがある。
単純日自らの個性を表現していたものに対して、誰かが呼応して購入してくれるのであれば文句はない。
でもいつしかお金が生まれること。世間や買い手のニーズに合わせることを優先してしまう場合もある。
どちらかというとこっちのイメージで商業的な活動は嫌悪されているのかもしれない。

その点、WONDEMENTは少し特殊だと思う。
「誰もが表現できる世界を作る」というビジョンを掲げ、それを達成するための作品を作っている。
その制作過程が自主的に制作されたものであれ、買い手のニーズに合わせて制作されたものであれ変わらない。

そういう意味ではWONDEMENTが作品に込めるメッセージは一般的にアーティストが作品に込めるものとは少し系統が異なる気がする。

商業的な活動が純粋に買い手のニーズと合って利益が生まれた場合でも、買い手のニーズに合わせて活動した場合でも、本質的な価値が損なわれないのはWONDEMENTのいい部分なのかもしれない。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?