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intel N100プロセッサーのポテンシャルを作品制作で測る 前編


作品制作をするにあたってintel N100プロセッサー搭載のPC、
TRIGKEY G5を購入しました。

ミニPCと呼ばれる小型PCで、今回はメディアアート作品制作の視点から使用レビュー的な感じで書いていこうと思います。

前編はPCについては触ってみたときのファーストインプレッション
後編はよく使うTouchDesignerを中心にクリエイティブ用途で使ってみて分かったことや細かい検証結果を書いていきます。

N100プロセッサーとは

今回の肝になる「N100プロセッサー」を知っていますでしょうか。
CPUのメーカーとして有名な「intel」ですが、N100プロセッサーintelの第12世代のCPUの一つとしてこのは販売されています。

intel第12世代CPUは
消費電力は多いけど性能がすごい「Pコア」
省電力性能に優れているけどその分性能はあまり高くない「Eコア」
この2種類のコアが存在します。

一般的によく聞くcore iシリーズはこのPコアとEコアを組み合わせて搭載されているのですが、そのうち省電力性に優れたEコアのみで構成されたCPUが「intel N100プロセッサー」です

通常、その手のCPUはちょっとしたタスクでも動作が重くなってしまうことが定説です。

intelには「Pentium」「Celeron」という「省電力・低価格」が特徴のプロセッサーが存在します。
ただこれらはネットサーフィンをするレベルが限界で、ちょっとでも重いタスクを与えるとすぐに動作が重くなり、用途問わずそもそも購入を進められる様なものではありませんでした。

例えばCeleronで検索するとその候補は惨憺たるものが並びます

これを覆すのがintel N100なのですが、今回はそのファーストインプレッションを書いていきます。

ファーストインプレッション

値段はめっちゃ安い

今回購入したTRIGKEY G5 のスペックは下記の通りです。
CPU:intel N100
メモリ:8GB(DDR5)
ストレージ:NVMe 500GB(M.2)

CPUを除けば至って普通の構成で、ポート類もHDMIが2ポートあるなど映像出力が重要視される自分の制作内容にとっては嬉しい部分もあります。

肝心の性能についてもCeleron搭載のPCとは大きく異なり、Webの検索や動画の再生といった一般的なタスクであればCore iシリーズと違いは感じませんでした。

それでいて3〜4万円(今回購入時は込みクーポン割引も含めて約2.5万円でした)という価格なので、コストパフォーマンスは非常に優れていると思います。

お知らせ

先日のnoteで発表したのですが、
12月23(土)〜24(日)に渋谷のギャラリーRoom_412にて、
自分が代表を務めるメディアアート集団「WONDEMENT」の旗揚げとなる展示「encounter」を開催します。

実はここで展示予定の作品にも今回紹介したミニPCを使用しています。
展示終了後に何回かに分けて作品の詳細をnoteで書いていくつもりですが、その中でこのミニPCの詳細についても書いていく予定です。


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