ポイ活における名言

ポイ活をする上で、大事なことを端的に表現したものを見つけましたのでご紹介いたします。

・「1ポイントは1円以上の価値がある」
→『30代で4500万円貯めた僕の世界一たのしいお金の増やし方57 凡人でもサイドFIREできる節約・投資・副業術』(出版:KADOKAWA)にて、節約マスクかおるさんが述べておられる内容です。「30代で4500万円貯めた僕の世界一たのしいお金の増やし方57 凡人でもサイドFIREできる節約・投資・副業術」節約マスクかおる [ビジネス書] - KADOKAWA

先日紹介した「ウエル活」がその典型です。毎月20日限定ながら、200円以上のお買い物でポイント1.5倍分の買い物ができる。この日だけは「1ポイント=1.5円」なので、高い価値が分かります。

・「現金に即換えすると価値が下がる」
→『とにかく死なないための「しょぼい投資」の話』(出版:河出書房)にて、えらいてんちょう(矢内東紀)さんが述べておられる内容です。とにかく死なないための「しょぼい投資」の話 :えらいてんちょう(矢内東紀)|河出書房新社 (kawade.co.jp)

先ほどの「1ポイントは1円以上の価値がある」を現金という観点から見つめなおした時には、この表現がよく伝わってきます。

そして『とにかく死なないための「しょぼい投資」の話』に出てくる、もう一つの名言。
「価値が制約されるものはリターンが大きい」

これは「現金」「ポイント」「デパート友の会」を例に比べてみると、よく分かる内容です。

「現金」はほぼ全ての商品やサービスに用いることができます。そういう意味では非常に汎用性が高いものです。私(sukako)は行動範囲が狭いからでしょうか、今のところ「現金は一切お断り」というお店には出くわしたことがありません。その分、リターンを得ることは難しい。特に超低金利時代である現代においては、「投資」以外では厳しいですね。NISAやiDeCo以外だと利益が出ても課税されますし。

「ポイント」は当然ながら対応しているところでしか使えません。「dポイント」しか対応していないお店に、「Tポイント」を提示しても決済はできませんよね。その反面、「ポイント〇倍」「5,000円以上の買い物でボーナス500ポイント進呈」といったように、ある条件を満たせばリターンが増えることがあります。このようなことは現金だとちょっと考えにくいですね(ポイント5倍デーの時に現金で払っても通常よりも5倍多くポイントがもらえるといったことはありますが)。

「デパート友の会」はさらに制約がきつくなります。他のデパート(系列のスーパーなども)へいくらチャージしたカードを持っていっても無効となるわけですから。しかしリターンは大きい。先日ここでも紹介した「タカシマヤ友の会 ローズサークル」は、12か月の積み立てで13か月分のお金がチャージされるので年で8%を超えるリターンがあります(口座振替の場合には、初回のみ手数料500円がプラスして引き落とされます)。

「スマホ決済アプリ」「商品券」「クオカード」など、お金の役割を果たしてくれているその他のものも、これら3つの名言に当てはめてみると「賢くやり繰りするならどうがいいのかな」と考えどころが出てきます。

サービス提供側がルール変更をする、あるいは今後変更する可能性があるというのも、これらの名言に当てはまる消費者行動を考えてのことではないかと思います。

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