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4月1日、あれから1年

4月1日は新年度となり今までの仕事ではまさに新年として年が代わり新しいスタートを切る日でした。

そして1年前の今日明け方5時までぶっ続けで引き継ぎ資料をつくり片付けして朝の7時に帰宅し死んだように眠った日でした。

あれから1年、私の境遇は激変しましたし世の中も大きく変わりました。しかし私の芯は何も変わっていないことに少し驚いています。

仕事を辞めるにあたって周囲の多くの人に反対されました。反対を押し切って辞めて本当に自分のやりたいこと、自己実現が出来ているかというと全然なのですが、しかし私は今に至っても後悔は全くしていません。

不思議なことに仕事を辞めたという実感が全く湧いてこないのです。辞める前は、退職したら全てが自由時間になり「暇になる」と思っていたのですが、暇だなんてとんでもない、相も変わらず残業していた時のように深夜まで起きていたり、早朝に起きて人のいない時間帯に作業したり、生活ペースが全くと言って良いほど変わりません。もともとなんという仕事の仕方をしていたのかと我ながら呆れます。月の残業100時間、睡眠時間4時間半、こんな生活をしていたら寿命が縮みます。これではヤバいと思って仕事を辞めたのに染みついた習性はこの1年で若干の改善はありましたが、まだまだ完全には抜け切りません。

一般人から見れば1年あれば何でも出来るのではないかと思っていそうですが、実際私もそう思っていたふしもありましたが、生活習慣いわば生き方を変えるというのは生やさしいものではないということが身に染みて分かりました。

毎年4月1日は人事異動のドタバタで桜をゆっくり眺める余裕もありませんでした。今年も、そんなに変わらない状況になってしまっていますが、写真くらいは撮っておきたいと思いました。桜を見ると胸が締め付けられる思いがするのはなぜなのか、今日もこの桜を眺めながら様々な想いがこみ上げてきます。

今日はエイプリルフールでもありますね。一年前私は仕事を辞めて漫画家になるぞ!と周囲に宣言して驚かれたのですが、見事にエイプリルフールネタになってしまいました。しかし今年こそ・・・、やっぱり辞めましょう、ちゃんと出来てから話すものだとこの1年で学びました。


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