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ハグロトンボ 第六部 第八章


第八章 この人こそノーベル文学賞をとるべきだ。
2019-10-12 17:11:56

とドクター(アメリカ人、夫)が
朝から騒いでいたのをきっかけにようやく、
この数年、書こうと思っていてどうしても書けなかったブログを
書こうと思います。

その人とは
CHANEL MILLERという女性です。
日本人でこの人の名前を知っている人は
今の時点では少ないかもしれません。
けれども、この人が経験したこと。
そしてそれを克服して、
アートとして表現できたことは
素晴らしいことだと思うし、
多くの人を元気づけると思います。
SUJIはこの1ヶ月あまり言葉にできないほど、
感動していました。


まずYOUTUBEの彼女の作品を見てください。


https://www.youtube.com/embed/ouIxvBMF7Rw?enablejsapi=1&origin=https%3A%2F%2Fameblo.jp



そして彼女の本
KNOW MY NAME


Know My Name: A Memoir1,991円Amazon




この話は2015年に遡って
事件を追いかけていかないといけません。
SUJIは当時、日本に戻っていたものの
ずっと住んでいたアメリカの家のごく近くで起きたこのレイプ事件には
本当にびっくりしました。
レイプした男性がオリンピック候補になるほどの
水泳の選手であったこと。
スタンフォードの学生であったこと。
レイプ事件が起きたのはゴミ箱のそばであったこと。
彼女を助けてくれた男性二人のこと。
ずっとローカル紙で話の続きをおっていました。
もちろん、地元でも相当、白熱した議論が展開されてました。
とんでもない事件だと。
そして、裁判で判決が出たんですが、
それがたったの6ヶ月の刑務所服役
だったこと。
その理由として、そのときの裁判長はあとちょっとで定年で
問題を大きくしたくなかったという噂や
犯人が白人で、しかもスタンフォードの学生で
しかもオリンピック候補という
あまりにも当時の時勢をまんま背負った
不公平な判決だったので、
みんなとても怒ってました。
その当時は、彼女も偽名でした。
そこから4年の間、
裁判も含めて
彼女がどのくらい
大変な目に遭ったか上記のアニメーションでも本でも
語り尽くせないだろうし、想像しつくせないものではあるものの
今年の9月22日にCBSに出てきた彼女の姿には
みな、感銘を受けたと思います。
その一部がこちらです。
男女を問わず、レイプの被害者になってしまった人はもちろん、
何か、パワハラのような被害に遭ったことがある人も
どれだけこのストーリーに励まされることか。
ノーベル文学賞は
よく受賞の理由で
その作家の国とか民族の問題をよく掘り下げて
芸術に昇華したことをあげていますが、
レイプを含めたパワハラの問題は
国や民族を越えた歴史的な負の文化の問題だと思います。

アメリカは今も人種問題で戦っていると思いますが
パワハラの問題はアメリカに限らず、
どこでも起きている問題で、
そして、ほとんどは罰せられずに終わっています。
そういうことに光を当てたということだけでも
彼女はすごいと思いますが、
SUJIは
何よりもやられたら、打ち返す、
その強さに感動します。

シャネル・ミラーさん

覚えていないといけない名前だと思います。





Have a wonderful moment in your life!

感謝を込めて

SUJI ATHERTON

What an amazing choice you made! Thank you very much. Let's fly over the rainbow together!