横断歩道のシロ

ウンチのごとき

何を思ったのか、普段は入らない区画に侵入したシロは、とあるお宅の玄関先に足を踏み入れて、やおら敷石の上でウンチを始めたのだった。

ちょっと、焦りました。

もちろん、ウンチ袋できれいに拾い取って帰りましたが、すぐ目の前の窓から覗き見られているような気がして…。

以前というか、シロがまだ若い頃だったら、思い切りしばいたかもしれません。
でも何ですね、もうそれくらいのことに頓着しなくなったというか、却ってそのお茶目ぶりが愛おしかったりして。

彼女がわが身の先に何を思っているのかは知りません。でも、飼い主としてはもうそれほど彼女との時間があるようにも思えないからでしょう、大概のことはゆるしますね、今は。


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