タイトル

KING CRIMSON 「クリムゾン・キングの宮殿」

クリムゾン宮殿

1969年。ほぼ同時にリリースされたビートルズの「アビイ・ロード」を<チャート1位から蹴落とした>の帯に反応して購入した。
じつはアビイロード蹴落としてはいなかったらしく、いたいけな高校生は惹句のコピーにマンマと騙されたのだったが、購入はハズれではなかった。 

「こりゃビートルズもタマゲタろう」の衝撃は、たしかにあった。

ビートルズに解散の危機は隠せなくなっていて、その後継グループ探しがはじまった矢先、突然、異形の宮殿が出現して、ロック史の突然変異ともいえる壮大なロック交響曲を爆裂させ、のちに殿堂となるプログレッシブロックの扉を開いた。

そのドアーから宮殿を覗き見た私は、そこからプログレの世界に魅せられていくことになった。

 「愚か者の手に落ちた人々の運命が見える」

その革新性とともに、このアルバムには謎めいた仕掛けが施してあったのか、21世紀に東アジアのある国にパラノイア宰相現れることを詩とイラストで予言してもいたようだ。

クリムゾン宮殿2.


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