見出し画像

吹田市立博物館にいってきました

先月のことです。山一公民館の企画、「山田をもっと学ぶ」と「山一すこやかウォーク」の合同開催で、吹田市立博物館に行ってきました。参加者の人は、徒歩、車、自転車、それぞれで集まりました。

コロナ禍なので、滞在時間も短かったのですが、特別展示で、新芦屋古墳の今までに分かっていることについてと分かっていないことについての展示があったので、そこを集中的に見学しました。

調査で見つかり展示されていた石棺の一部は、普通に加工された石の板にしか見えず、それが石棺のどの部分だとどうやって見分けるのだろうと、眺めていてもさっぱり分からず。(笑)専門家の人はすごいなと思いました。

また、金や銀が細工に使われた馬具を再現したものを、馬の像につけてある展示があり、それが見ごたえがありました。実物も説明付きで展示してありました。

木室石棺というのが、全国でここだけだというのも、どうしてその組み合わせになったのだろう?また、埋葬されている人が誰だったのかということも謎で、まだ解明されているわけではなく、気になる古墳だということがわかりました。これからいろいろと明らかにされていくのかもしれません。

以下、吹田市立博物館のウェブページに記載されていた、展示主旨です。よくまとまっていて分かりやすいのでぜひご一読ください。

新芦屋古墳の特別展は終わりましたが、常設されているものもありますので、また機会がありましたら、足をお運びください!

展示主旨/
 新芦屋古墳は吹田市新芦屋上に所在する、7世紀初頭に築造された横穴式木室をもつ方墳です。この古墳は、昭和53年(1978年)に調査がおこなわれました。墳丘は失われていたものの、発掘調査により埋葬主体部が横穴式木室であることや、馬具一式が出土するなど、古墳の被葬者についてうかがい知ることができる貴重な資料がみつかりました。
 また、横穴式木室という木でつくられた埋葬施設をもつ古墳は、全国でも類例は少なく、さらに、木室の埋葬施設に石棺を用いるのは新芦屋古墳の例、ただ1つとなります。
 この少し変わった新芦屋古墳には、どのような人物が葬られたのでしょうか。新芦屋古墳出土資料を中心に北摂に分布する横穴式木室を紹介し、古墳に埋葬された被葬者について探ってみたいと思います。

http://www2.suita.ed.jp/hak/moy/moy1.htmlより転載)