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2022.6.14 新潟の旅 佐渡島・其の三

さて、ここからは本日最後のテーマ「金」の観光です
ちょっと長くなりますので、ゆっくり読んで下さると嬉しいです。

まずは北沢浮遊選鉱場跡に到着

浮遊地2

広いです!!想像より大きい!ラピュタです(笑)
この浮遊選鉱場で金を採ってたんですね。こんなに大きな施設だったんですね。さぞかし沢山採れたんでしょうね。
詳しい説明は看板写真で(^_^;)

浮遊 説明2 切り取り

東洋一だったんですね。本当に大きい施設でした。

浮遊地4

横にあるレンガの建物が火力発電所で内部は現在資料展示室となっているそうです。・・・広大な施設に圧倒させれて見学するのをすっかり忘れてしまいました。痛恨の極みです。なんてこった(ο_ _)ο

浮遊 円形

この円形なのがシックナーという設備後です。詳しくは↓

浮遊 シャークなー説明

某サイトによると
【選鉱を経て金銀の含有量が少なくなった「泥鉱」を、鉱物と水とに分離・濃縮する施設】との事。こっちの方が解りやすいかも。
ここで分類された水は浮遊選鉱場で再利用されていたそうです。

浮遊地 別1

こちらは鋳造工場跡になります。部品を現地で作ってたんですね。

このほかにも工作所の建物があった場所に現在は体験できる施設がありました。
中では小学生がたくさん何かを作っていました。ちょっと入りづらいかったので外から覗いたところ、織物体験と陶芸体験しているように思えました。あまりジロジロ見てと不審者と思われたくないので見れませんでしたけど(笑)

全体図はこうなってます

浮遊地看板

せっかくなのでいろんな角度の浮遊選鉱場跡をどうぞ

浮遊地1

浮遊5

浮遊 6

浮遊地 上1

この上の撮影場所の前に佐渡奉行所跡があります。

奉行所1

現在「御役所」部分と金銀を精製する「勝場(せりば)」の2つの施設が復元されています。もともとは奉行の住まい「御陣屋」との3つの施設が奉行所内にあったそうです。
浮遊選鉱場のすぐそばなので、金銀の精製も奉行所内で行っていたんですね。他の地域の金や銀山の奉行所にも「勝場」ってあったのかな?

奉行所 看板

説明によると「奉行所後期に今まで町内の散在していた民間の買石(かいし)の工場を奉行所内に入れ寄勝場や寄床屋を作って採掘から鋳貨まで奉行所直営の体制をとった」ということ。
いろいろ知らない単語があって調べてみました。ざっくりと紹介
●【買石】(けいし)
鉱石を買って製錬する専門業者のことで、「かい-いし」が訛なまり(方言)「け-いし」となりました。
●【寄床屋】
買石の家にあった床屋(製錬施設)を分離して、1723年(享保8年)に北沢町・次助町・大床屋町の3ヶ所に集約され、奉行所の管理下に置かれた施設です。

ちなみに、金山全般、ここが分かりやすかったです。
https://sado-koi.ebb.jp/emaki/#toc21


お役場はなかなかに広かったです。各役所部屋と御白洲がありますが、部屋は展示物があるわけではないの「たくさんあるな〜」ぐらいにしか思えませんでした

奉行所 捌き1

奉行所 捌き2

御白洲は大小様々なありました。一番大きな御白洲は写真UP無しです。
うぐいす張りの廊下もあって、どこをどう回っているのかわからないぐらい部屋がありました。

横の「勝場」では展示と磨場・ねこ流しの体験ができる場所となってました。
写真を一切撮り忘れるという失態をやらかしました(^_^;)あれ?なんで?
こちらでは石臼で挽きの体験をさせて頂きました。また、ねこ流しの説明も詳しくして頂きました。ざっとここの説明を書くと「石を砕いて砂にして斜めにした布を上を流して取る。金は石より重いので、砂は流れ落ち金は布に残るという作業で取り忘れた物があるかもと何回も行う作業をしている所」ということかな。詳しくは先ほど貼っておいたリンクで見て下さい。
しかし、最初はゴロゴロ取れたけど、だんだん取れなくなってこういう作業をするようになったんだろうなっと思うと、輸出しまくってた頃にもっと値段あげて売っておけよって今となっては思ってしまいます。

そうそう、もう一つお世話になったアプリを紹介しておきます
「さどまる倶楽部」というアプリがあるのですが、会員登録しておくといろいろ特典がありまして入場料が半額になりました!!今回の旅で初めての効力発揮です(笑)←尖閣湾の時に使うのを忘れてたんですけどね。
この後も何回もお世話になりました。ありがとうございます。

最後は佐渡金山です

たしか15:50頃に到着しました。なんとHPでも紹介がなかった2坑道チケットが売ってました。16時までの販売みたいでギリギリセーフ!!ちょっとお得でラッキーでした
坑道2つ共ですがかなり寒いです。昨日の地下トンネル駅より寒い。10℃前後の表示がありましたし行かれる方は長袖必須です。

まずは「動遊坑」から
こちらは休山まで使用されていた坑道です。

金山1

長いです。本当に寒いです

金山3

手掘りの煙穴です。煙穴なので縦堀りです。

金山 2

やっぱりあるよね(笑)ここは2社さんの酒類熟成所です

金山4

工具もトロッコも工夫の服も近代的ですね。
しかしあんな工具で掘ってたのか・・・人力ってすごいですね

金山5

トロッコが進む道。まっすぐですが、本当に長い

外に出ると採掘に使われたトロッコや道具が展示されていました

金山電車2

金山 回転台

回転台は電車と同じですね。こちらは2トン蓄電式機関車で整備をする所では機関車の下の地面は掘られてました。機関車を上げることは難しいですもんね

金山 電車

こちらの施設の窓ガラスには何枚か「三菱」のマークが入っています。
また屋根瓦にもマークが入っているものがあるとの事。
それを探すのも面白いです。

こちらからもこの坑道の名所の「割戸」が見えます。

金山 割戸4

そうそう、中の坑道には直下の案内板がありました。

金山 割戸 した

こちらを見に行くことにします。階段です。今までの観光地に比べたら階段数は少ないんですけど、また階段かって思ってしました。

金山 割戸 階段

金山 割戸 2

距離はあるとは思うのですが、すぐそばにいるように思える迫力です。
この上が割れているのは手堀りだと思うと凄すぎです。人の力って限りないですね。

金山 割戸 3

写真スポットの割戸
本当に山を斧で割ったみたいです。
凄過ぎです。圧巻!!

金山 外トロッコ2

金山 レール切り替え

本当に電車と一緒ですね。
これで道遊坑を後にして次に行きます。

金山 別坑道1

「宗太夫坑」に入ります。
こちらは公式説明によると「江戸初期の手掘り坑道跡に、「佐渡金山絵巻」に描かれた採掘作業を忠実に再現。400年前にタイムスリップ、先人の苦労に感動。佐渡金山を代表するコース」です

金山 別坑道2

金山 別坑道 水上輪

地下水を必死に汲み上げてます。
こちらは「水上輪(すいしょうりん)」と呼ばれる水をくむためのポンプだそうです。上についているハンドルをくるくると回すだけで、 長い筒の中についている羽根が回り、水をくみ上げる仕組みです。

金山 別行動 ツルベ

こちらは「つるべ」と呼ばれる方法でふたつのおけに長いロープをつけ、ひとつのおけを水の中にたらして水をくみ、ロープで引きあげると、もう一つのおけが自動的に下がり、また水をくむ仕組みです。

金山 別坑道4

こちらは「掛樋」です。
説明によると斜面は「水上輪」垂直は「つるべ」平面は「掛樋」をつかって排水してたとの事です。
こちらの糸巻きみたいなのは「風送り穿子(ほりこ)」といい、酸欠にならないように風をおくっているそうです。

金山 別坑道5

「休憩所」
人形が喋ってました。こちらの坑道の衣装の方が雰囲気があって好きです。
そういえば生野銀山ボーイズみたいに名前はないのですかね?
沢山いらっしゃるし、ボーイズデビューできそうですけど(笑)

金山 別坑道 測量

こちらは「測量」しています。

本当にたくさんの方が働いていました。
時代劇で罪人が島送りになるのは佐渡島だっけ?っと思って調べた所、流刑地ではないようです。ただ江戸の治安維持の為に無宿人を連れて来てたようです。(どこかで後期は罪人も送られたとか見たような気もするが・・・)
罪人だと金銀を盗んだりしそうですし、組織だって暗躍されても困るますしね。(ありそうですが)

宗太夫坑、最後は「やわらぎ 」という神事が再現されてました。
説明文によると「背後の壁面の縞模様が立合(たてあい:鉱脈)金銀を多量に含む黒い縞がくっきりと浮かぶ富鉱帯を大発見した前途を祝し、今まさに、間歩開きの祝いが始まったところである。
採掘を請け負った山師と金児(かなこ:採掘場を取り仕切る者)が見守るなか、棚の上では、佐渡金山に伝わる独特の祭礼「やわらぎ」が演じられている」との事

金山 別坑道7

途中からみて、次の回を最初から見て
2回目は動画を撮りながらじっくりと見させて頂きました。
めちゃくちゃ良かった‼︎感動しました。
Youtubuに観光客が録画したものがUPされてました。良かったらさがして見てください。
実際の祭り神事として行われているようです。見に行きたいものです。
https://sado-geinou.com/geinou/yawaragi/

その後の史料館では金の延棒が透明ケースに入っていて腕が片方だけ入るので手を入れ延棒を外に出せたら記念品が貰えるというチャレンジコーナーがありました。もちろん制限時間ありです。
6月も既に何人もの人が出しているようで名前も張り出してありましたので、実際出せるのでしょうが、私達は無理でした。細い腕の人の方がガッツリ腕が入るのでやり易いかも。でも結構重いんですよね。

そして、どちらの坑道に入っても必ず通るのがお土産コーナー!!
ここのお土産が心に刺さりました!!
埋蔵金チョコ!配るお土産はこれに決めました。

金山 埋蔵金2

実はお菓子箱に、この埋蔵金が底に上に最中が入っている「主も悪じゃのう」セットがあって、購買欲がそそられました。また、それを包む金の風呂敷もあって、うわ〜貰いたいって思っちゃいました(笑)日本人にしか通用しない戦略だけど、いろいろ考えてますね。
この「主も悪じゃのう」セットは金山でしか見なかったです。お買い求めは金山で(笑)

外に出ると宗太夫坑の入口(?)がありました。ここからは入れません。

金山 別坑道8

金山入りうち2

閉館の看板が・・・ギリギリまでお邪魔してしまいました。ありがとうございました。
暗くはなっていないのですが灯りが灯っていい感じになってました。

金山入り口

駐車場から更に上に登ると割戸を反対の角度から見れる場所がありました。

金山 顔出し

パカって割れてますね
佐渡汽船の公式で割戸の空撮があるのでリンクを貼っておきますね。見応えがありますよ〜
https://www.youtube.com/watch?v=SjBL8UdL-hU

本日の観光はここで終了!!
お宿に入って美味しいご飯とお酒を頂きました!!

本日の行程

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