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テオ・ヤンセン展に行ってきました

仕事仲間のSNSを見て、これは面白そう!という事で行ってきました

オランダの作家さんで巨大な作品達でした。
展示物は全て生き物【ストランドビースト(砂浜の生命体)】という設定。
体はプラスティックチューブで造形され、帆で受けた風を餌としてチューブで行きわたらせ動くのです。エサは風力のなのでエコな新生命体です
(ペットボトルで動力を溜め、うねったりもする)

こちらはミニバンがお土産で売っている
この2作品はまだ小型な方です

可愛くは・・・ない
骨組みだけなので、生命体っていうよりは化石っぽいかな
でも、実際に動いている動画があるので生命体のようです

飼育員さんによると、オランダの海岸近くの丘で生まれ(制作)夏のなると海岸に移動させて動いているそうです。(テストしているそうです)
プライベートビーチではないので、もしも時期があったら実際に観れるらしいですが、なんの知識もなく海岸でストランドビースト達が動いてたらびっくりですね(笑)
冬には休眠(解体)されますが、展示会で再び覚醒するそうです。

生命体なので、作品を年代別に紹介するのに「〇〇期」という名前で区切られています。恐竜時代の年表みたいです

会場では実際に動かしている時間帯があります

スムーズな動きにびっくりです
屋内会場で風はないので、空気をチューブに送っての動かしになるのですが、巨大なビーストが動くのは圧巻です。
こちら100㎏もあるそうですが、女性二人で楽々後退させれてたので、本当に脚がスムーズです(このビーストは方向転換出来ない為、人力で後退)

別のビーストで実際動かせるコーナーがあって「本当にスムーズに動くんだな~」って体験する事ができました。

動かせるコーナーがあるとやっぱり壊れたりするらしく、当然修理する人がいらっしゃいます。この修理する人が飼育員さん(笑)
結束バンドを持ち歩き、ビーストに空気を送って動かしたり、質問に答えたり大忙しです。私もいろいろ質問させて頂きお世話になりました。
ただ、なんで結束バンドの端を切って処理しないのかを聞き忘れました!!
切ってほしいな~

端を処理しないのもアートなのか・・・
空気の貯蔵のペットボトル

空気を貯蔵するといっても、充電という意味の貯蔵ではなく
空気を直ぐに送り出すのではなく、時間差を作るという意味合いかな。
より大きな力を得れるんでしょうね

首なのか尾なのかわかりませんが、フリフリとするしぐさは可愛いです
こちらの原理は壁の説明の所に動かせるものがありましたが、
3本の骨組みの長さでこうなるのだとか・・・
理解は及ばないけど、可愛いし一気に生命体に近づく気がします

回転は円だけど実際は楕円に動く

最後にもう一体動くのを観れたので動画を

いろんな機能があって、頭のハンマーで自分を固定したりします。
何に使われるかというと、浜辺で生息しているけど、泳げないので水に反応して(下に垂れているチューブが水で詰まると空気の流れが変わる)
1点を固定→方向転換できるというわけです。
まぁ杭は飼育員さんが持って行ったり外したりしないといけませんが。
あと、これが一番の特徴だと思うのですが後退できるのです

いやぁ、本当に凄いです
原理もネット上に公開されていて自分で作る事が可能だそうですが
夏休みの宿題にしては難しい。
一緒に行った父はキットを買って只今制作中です(笑)
こういう展示を子供の頃に見てたら物理の授業も楽しめたのかもしれない。
たまに「子供の勉強って将来何の為になるのか」っていう話を聞くことがありますが、なんでも広く浅く勉強するのには意味があるんじゃないかと、こういう展示とかを見ると実感します。
直結じゃなくて応用ですけどね。

動く展示は時間が決まっていて、3種類みようとおもうと2回の動く回に居ないといけません。だけど、公式にこの時間帯が載ってないのが難点です。
正直、1回目と2回目の間の時間で他の展示を見ることができてしまう。
会場内はドリンクもNGだしベンチも無い。立ってるしかないので、若い人は良いけど、両親と行ったのでこれがちょっとネックでした。
コロナで密にならないために公開してないのかもしれないけど、是非とも公開して欲しいな~
あと野外でお散歩している時があるようなのですが、この日は無し。
「お散歩告知はTwitterを見て」って言われたけど、リツイート多すぎて公式情報見にくいのよ。というかぶっちゃけ分からんのですよ。
それと、会場前にあるビーストも動くよね?何も書いてなかったけど・・・
もうちょっとHPにわかりやすく情報をあげて欲しいです。せっかく面白い展示なのに、運営さん、お願いします。

最後は愚痴っぽくなっちゃったけど、
展示は物凄く楽しかった!!
またの機会があったら是非とも行きたいです

2022.8.31


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