見出し画像

広島東洋カープの話

カープ大好き虹水晶です。
なんだかんだ贔屓球団について語る機会少ないなぁってことで書かせていただきます。
んまあ別に自分のこと書いてもアレなんで、2022年シーズンの振り返りだとかオフシーズンの動向とかを振り返って2023年の展望をファン目線で語っていけたらと思います。

苦しかった2022シーズン

噛み合わないチーム

佐々岡カープ3年目となった2022年シーズンですが、5位と前年を同じ順位でフィニッシュ。
新助っ人マクブルームを開幕出遅れもあったものの開幕6連勝を決め、今年は違うかもと思わせてくれる雰囲気はあったものの、新型コロナウイルス感染による大規模離脱や床田西川らの主力の怪我もあり2019年から3年連続の交流戦最下位。(2020年は開催なし)
交流戦明けも大瀬良の不調が続き、森下も制球が乱れる場面が多くみられ中継ぎに負担も増えていました。
この点で投打のバランスが崩れ、点は取れても踏ん張りきれない試合が多くみられた印象です。実際チーム打率は12球団1位(.257)、得点数もリーグ2位ですがチーム防御率が12球団中11位と低迷しています。

怪我の功名

ただ、チームとしては悪い結果になってしまいましたが悪いばかりではありません。
シーズンを通して光るものを見せてくれた選手がいます。
その中でも特に自分がいいと思った選手を数名ご紹介いたします。

矢野雅哉
なんといってもこの選手を挙げないと始まらないと思います。
右投げ左打ちの内野手、内野ならセカンドサードショートをカバーするユーティリティーさと俊足、そしてSB今宮・DB森を彷彿とさせる爆肩の持ち主です。小園の代替としてショートを守りましたが、少ない出場機会でとんでもないUZR値を叩き出すなど一時期ネットでも話題になりました。
また本人も人生で2本目と言う初本塁打を含むシーズン2本のホームランも記録し意外性も見せてくれました。

中村健人
2021年ドラフトの3位ルーキーです。
右投げ右打ちの外野手、外野全般守れますが主にセンターやライトです。
対左に強く、今シーズン放ったホームラン3本全てが左投手という突出っぷり。
また、守備でも背走しながらフェンス際でうしろ向きにフライをキャッチして栗林を助ける、持ち前の肩で1試合に2個のバックホーム補殺を決めるなど要所での光る貢献が見られました。

上本崇司
成績としても、パフォーマンスとしても光っていました。
右投げ右打ちの内野手、登録は内野手ですが外野もこなしどこでも守れます。
オープン戦から存在感を放ち、開幕からスタメンを勝ち取るとシーズン終わってみればほとんどがキャリア最高の成績。
9月に10年目にして初ホームランを記録、規定打席こそ届きませんでしたが打率.307と好成績。
お立台での「やっちゃろうや!!」という掛け声は2022シーズン通してカープファンの心に残ったと思います。
離脱がなければどこまで成績を伸ばせたか分からないですが、来シーズンも期待が持てそうな予感がしました。

矢崎拓也
最後に投手でこの選手を紹介します。
旧姓加藤、2016年ドラフト1位で入団した右腕です。
今までのコントロールの悪さが改善され、決め球のフォークや自慢のストレートを軸に47試合に登板して防御率1.82、2勝17Hを記録。
また自身初セーブも記録し、守護神栗林につなぐ勝ちパターンの一角として活躍し、来年にも期待が持てます。

新体制の2023年

新井新監督の就任

2022年のシーズン終了に際して、成績不振であった佐々岡監督はユニフォームを脱ぎ、新たに新井貴浩新監督が2023年から指揮をとることになりました。
個人的に新井さんの監督就任は喜ばしくもあり、コーチ経験なしにいきなり監督に就任するのは某虎の兄貴を連想させるので同じ道を辿ってほしくない気持ちもありました。
ただ、選手との年齢差が小さいのでより親身に選手との距離が測れるのではないかとも思うので是非5年ぶりのリーグ優勝、そして悲願の日本一へ頑張ってほしいと思ってます。

血の入れ替え

また、新体制となる2023年シーズンのコーチ陣も新しい顔ぶれが多く入閣する形になりました。
ヘッドコーチ・藤井彰人、一軍バッテリーコーチ・石原慶幸、二軍打撃兼走塁コーチ・福地寿樹、二軍打撃コーチ・新井良太。
特筆すべきは藤井彰人ヘッドですね、この人カープと全くと言っていいほど縁がないんです。
ただ、阪神時代の新井監督とは兄弟みたいに仲が良く、引退後も交流があったとのことでの起用だと思いますが、意外も意外な人選だったのでどのような変化があるか非常に楽しみでもあります。
また、福地寿樹二軍打撃兼走塁コーチの入閣もびっくりでした。
2013年からヤクルトでずっとコーチをしてきた経験をカープでも発揮してほしいです。

多くの人が高評価のドラフト

2022年のカープドラフトは補強ポイントをガッチリ抑えたいいドラフトではなかったのかと個人的に思います。
支配下指名の順位と名前、ポジションと出身ですが軽く触れておきます。

1位:斉藤 優汰 / 投手 / 苫小牧中央高
2位:内田 湘大 / 内野手 / 利根商業高
3位:益田 武尚投手東京ガス
4位:清水 叶人 / 捕手 / 健大高崎高
5位:河野 佳 / 投手 / 大阪ガス
6位:長谷部 銀次投手 / トヨタ自動車
7位:久保 修 / 外野手 / 大阪観光大

即戦力投手を3人獲得している点、2022年シーズンの弱点だった投手層の薄さを改善しようとしていてとても好感触。また、高校生3人外野手以外のそれぞれ1人ずつ獲得しており次世代の主力を育てていこうとしている姿勢も◎。
内田くん、清水くんの両名は高校でもパワーバッターで名が挙がっており、7位大卒外野手の久保くんもアスリート型素材で育てればNEXT糸井になれる素質もありホームラン数の増加に期待が持てそうです。

一人の新外国人

2022年の新外国人3名(ターリー・アンダーソン・マクブルーム)が2023年シーズンも残留が決定しており、コルニエルを含めて外国人が4名の中、新しくマット・デビットソンが加入することになりました。
坂倉が2023年、捕手に専念するということで空いたサードの補強として獲得したのですが、守備的にはまああんまり期待は持てないですし、三振率の高さが気になるのでできれば支配下を獲得した二俣や林などが出てきてくれたら本望ではあります。
マクブルームの後ろを打ちそうではありますが、マクブルームが抜けた際にはファーストに回ったりすることもあるのかなぁ、どうかなぁ。
爆発するかどうかは開けてみないとわからないので一応期待しておくこととします。

今後の展開

現役ドラフトで巨人から戸根千明投手を獲得できたのでカープとしてはほぼほぼ補強は済んではいるのですが、他球団の交渉次第ではまだ新加入の選手がいるかもしれません。
特に騒がれているのが中日ですかね、木下に代わる捕手の補強として飽和してるカープ捕手とのトレードがあるかもしれません。
また、春キャンプ次第ではありますがまだ外国人助っ人の加入もあるかもしれないのでいちファンとして見守っていこうと思います。

超個人的な感想

ここまで振り返ってきましたが、ぶっちゃけ物事が順調に行き過ぎてて怖いです。なんか揺り戻しでシーズン中の怪我離脱が増えて最下位とかありえそうでマジで震えてます。
若手の台頭(遠藤や森浦の成長、小園坂倉の躍進、末包中村健の活躍)も目覚しく、秋山の加入や新体制でカープに大きく変化の波が来てるのでこの波にいい意味で乗れるように新井さんには舵を取って欲しいです。
あと、2024シーズンはもう少しカッコイイスローガンをお願いします。マジで。
ユニフォームダサい問題は別にいいので。どうせ慣れます。
みなさんも良かったら2023年のカープをあたたかく見守ってやってください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?