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イゼットドレイク解説

初めまして、note初投稿のすいすいと申します。
 
今回はタイトル通りスタンダートのイゼットドレイクの解説を書いていきたいと思います。

ハァ~、実績無ぇ!スキルも無ぇ!!おまけに記事は初投稿!!!
なんでお前が書いてるんだと言われそうですが気にしないで下さい。
一応、この記事を書くにあたってMtGA(マジック・ザ・ギャザリング・アリーナ)でBO3を80マッチほどプレイしたものの集大成ですので参考程度にはなるだろうと言う感じでお送りしております。
比較的ワイルドカードを消費せずに作成できる良デッキですのでアリーナ初心者の方も手に取りやすいデッキかと思います。
この記事が皆さんのMtGライフに役立てば嬉しいです。

イゼットドレイクとは

デッキ名の通り2種のドレイク《奇怪なドレイク》《弾けるドレイク》を採用した赤青カラーのテンポデッキです。
状況が整えば2〜3回の攻撃で相手のライフを削り切る破壊力や小刻みに動ける点など、状況に応じて柔軟に戦略を練れる部分が魅力です。墓地にスペルを貯めてドレイクのサイズを上げてそれらを守りながら殴りきる、という非常に全体のプランが分かりやすいです。
反面、「ここから負けるの!?」というような逆転をされたり、1ミスで崩れてしまう脆さという弱点もあります。
また、前環境から存在しているデッキなので対戦相手の意表を突いたりミスを誘うことが望みにくい、という点もあります。

ラヴニカの献身からの新カードは《プテラマンダー》があり、1マナでありながら最終的に5/5というサイズにまで成長できます。
1マナという軽さも打ち消しや潜水の構えやすさとマッチしており、単純に強いカードなのですんなりとはいりました。

前置きはこのくらいにしてデッキレシピと解説に入ります。


デッキレシピ

メインボード

プテラマンダー 4
奇怪なドレイク4
弾けるドレイク 4

選択 4
呪文貫き 3
潜水 3
ショック 4
最大速度 1
航路の作成 4
発見/発散 4
溶岩コイル 4

山4
島8
蒸気孔 4
血の墓所 1
硫黄の滝 4

サイドボード

シヴの火 2
否認 1
軽蔑的な一撃 2
幻惑の旋律 1
宝物の地図 1
焦熱の連続砲撃 2
標の稲妻 1
再燃するフェニックス 1
イゼット副長、ラル 2
パルン、ニウミゼット 2

メイン、サイドボード解説

・プテラマンダー
・奇怪なドレイク
・弾けるドレイク

このデッキを支える3種計12枚のクリーチャーです。
どのクリーチャーも守り抜けばゲームを終わらせる性能をしている上に、クリーチャー連打は勝ちパターンの1つなため全て4枚採用です。

・選択


1マナキャントリップ。
後述の《潜水》《呪文貫き》と合わせて構えられるので使い勝手が良いです。
使い勝手の良さから4枚採用

・呪文貫き
・潜水


このデッキを支える1マナ除去回避カードです。
基本的に青1マナを立たせて行動していきます。こちらのクリーチャーに対する除去を打つ時に、相手からしたら都合が悪い方が頭をよぎるので抑止力的な役割もあります。
抱えたまま負けても仕方ない上にどちらも回避できる除去が違うので各3枚採用。 

・ショック


1マナ除去。
相手の《ラノワールのエルフ》を焼き払ったり直接火力として打ちこんだり、−能力から入った《ビビアンリード》や《ドミナリアの英雄、テフェリー》を撃ち落としたりと用途が多いです。
サイドアウト率の高さから4枚目を《一瞬》と変えるかを悩みましたが、明確な理由が無くふわっとしているのでメンボードに一貫性を持たせるために4枚採用。

・最大速度


デッキにあることで相手が突然死するカード。
かさばると本当に邪魔で邪魔で仕方ないのですが、75枚に1枚だけでいいから欲しいカードなので採用。
じわじわとしたすれ違いダメージレースやライフが削れている状態での安易なフルタップで対戦相手を速やかに爆発させます。

・航路の作成
・発見/発散

2マナのドロースペル。
非常に効率が良く有効牌を探しにいけるので各4の計8枚を採用。

・溶岩コイル 


環境最高の赤の2マナソーサリー除去。
スゥルタイの《野茂み歩き》ミラーの各種ドレイク、《大嵐のジン》などの厄介なクリーチャーは大半こいつで焼き払います。
これで焼けない出されたら困るよくメインで見かけるクリーチャーは《殺戮の暴君》くらいなので、除去はこれで十分だと判断。
そのかわり4枚採用。

・土地


ここはテンプレなので解説は必要ないかと思います。
血の墓所に関しては必要派と不要派がいますが、私は必要派です。
青マナ無し血の墓所ありで発見がキャスト出来るためキープ基準を若干広く持つことが出来ます。積極的にキープしたい形の初手ではありませんが、2回目のマリガンを選択するくらいなら...という手札は時々あります。
発散側はほぼキャストする事はありませんが、80マッチ中2回だけキャストしました、こちらは御守り程度ですね。

サイドボード

・シヴの火


ショックの様な小粒な除去が沢山欲しいマッチアップやタフネス2以下と3以上がバランスよく存在するマッチアップで投入します。
基本的に5枚目以降の溶岩コイル兼ショック擬きという立ち位置なので控えめな2枚採用。

・否認
・軽蔑的な一撃


言わずもがな安定打ち消し。
ネクサスやコントロール相手にサイドインします。
あれらは軽蔑的な一撃で大体は大丈夫なのですが、門デッキの燃え立つ門などそちらでは若干カバー出来ない部分があるので散らす形で1-2と採用。
対策したいデッキ次第で変わる部分なのでサイドボードに追加の打ち消しを最低3枚は用意したい、という認識で大丈夫です。

・幻惑の旋律 


黒緑には育った《野茂み歩き》を触る役割。相手の《ラノワールのエルフ》や《ハイドロイド混成体》を奪う為のカード。
白ウィニー系にも《アダントの先兵》を奪ったりなど攻防一体の活躍をします。

・焦熱の連続砲撃


対アグロ用カード。白系アグロは不利なので気持ち重めにみています。
タフネス3以上には無力なのでダブつきにくいだろう2枚採用。

・標の稲妻 

大型クリーチャーを破壊するために採用。
《氷結》と悩む枠で両者一長一短なのですが、スペルカウントになる点と再活込みで2回使える部分を評価して標の稲妻を採用しています。
ミラーのパルンはパルン本体よりも構えているであろう潜水を弾くのが最優先だと考えています。
氷結ならカードを引かせずに処理できるのは強いんですけどね。

・再燃するフェニックス


サイドボード後追加される除去を乗り越えるためのクリーチャー
溶岩コイル、ヴラスカの侮辱では何事もなかったかのように追放されてしまうのですが逆に言えばそれ以外の除去にはめっぽう強い上にアグロ系にも壁として機能することから採用。
ミラーや青単にもパワー4が偉く、立たせると簡単に盤面が膠着します。
試験採用していたらあまりの使い勝手の良さに定着してしまったカードなので1枚採用。

・イゼット副長、ラル


追加の勝ち手段。
サイドボード後は除去が足され、こちらのプランが通りにくくなるのでそれらを避けれる勝ち手段です。
溶岩コイルでは除去できないサイズのクリーチャーを除去するためにも使います。

・パルン、ニウ・ミゼット
・宝物の地図


パッケージ。
前環境ほどはパルンが生き残らないですが、やはり制圧力は圧倒的です。
青絡みのデッキには大半インします。
宝物の地図はドローの質を高めつつ最終的にドローさせてくれる土地になります。
よく対抗馬として《アズカンタの探索》が挙げられますが、私は地図派です。
理由としては地図は変身後宝物トークンを生成するので、6t目にパルン+潜水パッケージが構えられる(通常より1ターン早い)
カードが引ける(有効牌を探せる、パルンのバーン誘発)
の2点が優れていると考えます。
逆にアズカンタは設置さえしてしまえば、トップ操作を繰り返しつついずれ《水没遺跡、アズカンタ》に変身します。
が、《水没遺跡、アズカンタ》は自身の能力ではクリーチャーを手札に加えられないのでオーソドックスな勝ち手段であるクリーチャーを探せない、という明確な欠点があります。
どちらもスペルカウントにならない点は共通しているので、それならばゲームを通してバリューが高い地図を優先させています。


主要なマッチアップのプランとサイドボード

・エスパーコントロール
不利です、雨のように除去が降り注ぐのでやりにくさもトップクラスのマッチアップです。
が、《ドミナリアの英雄、テフェリー》さえ着地させなければ意外と息切れが早いので丁寧にプレイして攻撃を通しましょう。
最近はサイドボードから《オルゾフの簒奪者、ケイヤ》かインされていることも多く、再活スペルが追放されたり奇怪なドレイクのパワーが下げられたりします。

IN
否認1、軽蔑的な一撃2、宝物の地図1、標の稲妻1、再燃するフェニックス1、イゼット副長ラル2、パルンニウミゼット2
OUT
発見/発散4、溶岩コイル4、ショック2

勝ち手段を追加で入れつつ不要牌を抜きます。
《正気泥棒》《人質取り》《黎明をもたらすもの、ライラ》がインされていることを考え少量の除去は残します。
最大速度は奇襲を仕掛けるために自分から航路の作成などで捨てるのは避けた方が良いです。

・スゥルタイミッドレンジ
前環境のゴルガリと基本は変わりません。
3色デッキになりギルランから2点ダメージをくらうことが増えたので詰めるライフ量が減って、全体の殺戮の暴君の枚数が減ったこともありやりやすくはなっています。
相性は体感5分ですが、長引かせたくないマッチアップなので取れるところを逃さずじわじわと追い詰めてください。

IN
シヴの火2、軽蔑的な一撃2、幻惑の旋律1、標の稲妻1、再燃するフェニックス1、イゼット副長ラル2、
OUT
発見/発散4、呪文貫き2、ショック4

メインボードは1t目の《ラノワールのエルフ》は見たら焼きますが、サイド後はエルフから出てくる脅威を対処していきます。
スゥルタイは4マナの能動的なアクションが少ない代わりに《貪欲なチュパカブラ》や《人質取り》のようなこちらに合わせて動くカードが多いので、相手が4マナに到達するターンはフルタップでクリーチャーを展開してはいけません。
《呪文貫き》の枚数を減らしていますが、《最古再誕》の採用をあまり見かけない現状では《潜水》で事足りている、という判断です。

・ネクサス系
体感5分から微不利くらいです。
こちらの動きが良くなる4ターン目が鍵なので動きにくさは感じるマッチアップです。
打ち消しは《荒野の再生》と《ドミナリアの英雄、テフェリー 》に当てます。

IN
否認1、軽蔑的な一撃2、イゼット副長ラル2、パルンニウミゼット 1
OUT
溶岩コイル4、ショック2

除去を減らします。
ショックは抜ききれないものの火力として打ち込めるので腐る確率が高い溶岩コイルから抜きます。
カウンターをチラつかせながら動きたいので若干アンマッチですが、《イゼット副長、ラル》は着地した際のリターンが大きいので入れます。

・門
基本的には有利です。
《燃え立つ門》の連打あるいは早いターンで《門破りの雄羊》が立つパターンだけが負け筋になります。
ドレイクのパワーを生かして可能な限り速攻を仕掛けます。

IN
否認1、標の稲妻1、再燃するフェニックス1、イゼット副長ラル2、
OUT
溶岩コイル 3、ショック2

《潜水》は《燃え立つ門》を躱せるのでそのままです。
ショックは《門破りの雄羊》がいる状態で《燃え立つ門》を打たれた場合には確実に倒せるので若干残しています、あまりそんなことは起きませんが。

・ミラーマッチ
動きが良い方が勝つか死ぬほどグダるかの両極端なマッチアップです。
が、どちらも《パルン、ニウミゼット 》+《潜水》パッケージが終着地点といっても過言ではないのでそれを目指す形になります。
お互いバカじゃないのでショックでプテラマンダーはまず殺せません。
再燃するフェニックスが最も輝くマッチアップなので存分に壁にしましょう。

IN
シヴの火2、宝物の地図1、標の稲妻1、再燃するフェニックス1、イゼット副長ラル2、パルンニウミゼット 2
OUT
ショック4、発見/発散4、呪文貫き1

・赤単
有利です。タフネス4が非常に硬いためドレイクが定着した瞬間から盤面がビタ止まりします。
積極的に除去をクリーチャーに当ててライフを維持しないと、本体に火力を投げつけられて負けるので注意。
このマッチアップはライフを守りながらドレイクを立たせるのが一番です。

IN
シヴの火2、焦熱の連続砲撃1、標の稲妻1、幻惑の旋律1、再燃するフェニックス1
OUT
発見/発散4、最大速度1、プテラマンダー1

除去とクリーチャーを入れてテンポが悪いカードを抜きます、まずすれ違いダメージレースにはならないので最大速度は必要ありません。
焦熱の連続砲撃は必須ではないのですが、大量にクリーチャーを並べて押し切ろうとしてくるパターンに対する対策になるので、お守りとして1枚だけINします。
《幻惑の旋律》は《ゴブリンの鎖回し》を奪いたいのですが、除去感覚で小粒のクリーチャーに打ち込んでしまって問題ありません。
《プテラマンダー》はあまり壁にもなりにくいので調整枠として1枚抜きます。

・青単
有利です。ドレイクと相打ちを打ち取れるクリーチャーが《大嵐のジン》しかいないかつ青単にとってのジンはデッキ内最大のクリーチャーなのに対してこちらにとってのドレイクは後続がいるクリーチャーでしかないので重要度に大きな差があります。
こちらのドレイクを撃ち落とせる《マーフォークのペテン師》だけが少し厄介なので相手が青青を起こしている時は警戒してください。

IN
シヴの火2、幻惑の旋律1、再燃するフェニックス1、パルンニウミゼット2
OUT
潜水2、呪文貫き2、発見/発散2

相手からの干渉が激しくないので《潜水》は減らしますがブロック時に一方を取ったり、《マーフォークのペテン師》を躱すために1枚だけ残します。
《宝物の地図》はテンポが悪いのでINせず、《イゼット副長ラル》もまず着地を許されないのでINしません。
1ターン目の1マナクリーチャーは《執着的探訪》が付いてから...などと欲張らず見たら焼いておきましょう。
赤単同様、ライフを重視して勝負を長引かせたら有利になっていきます。

・白単、白青アグロ
負けたことがないので「実は有利なんじゃないか?」とこの記事を書く時に改めて考えたのですが、どう考えても不利なので不利マッチです。
恐らく私の運が良かったのだと思います。
少なくともメインボードは非常に不利で《敬慕されるロクソドン》絡みではまず間違い無く負けます。
が、サイド後はありったけの除去が入るので相性そのものはかなり改善されます。

このマッチアップは非常に分かりやすく、相手のリソースが尽きるまで盤面を焼き尽くします。《べナリア史》を打ち消せるだけでかなり盤面とライフが楽になるので相手の3t目には可能ならば《呪文貫き》を構えてターンを返したいです。

ドレイクのタフネス4がやはり偉く、大半のクリーチャーはドレイクを突破することができないので、焼き払いつつドレイクを着地させれば充分勝てるマッチアップです。

IN
シヴの火2、幻惑の旋律1、焦熱の連続砲撃2、標の稲妻1、再燃するフェニックス1
OUT
最大速度1、発見/発散4、潜水2

終わりに

かなり長くなってしまいましたが、書きたいことはこれで全てです。
最後までお付き合いありがとうございました。
また80〜100マッチくらい回したデッキや変なデッキを思いついたら記事を書きたいと思いますので、その際はよろしくお願いします。

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