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他者への没頭は、自分から逃げる手段である。

「他者への没頭は、それが支援であれ妨害であれ、愛情であれ憎悪であれ、つまるところ自分から逃げる手段である」エリックホッファーの言葉に、なるほど感あったので記録。NHKドラマ『今から倫理の時間です』の引用台詞です。

劇中では息子の受験にまつわる母親のそれが例にされてましたが、いろんな場面で倒置出来ますよね。アイドルとファンとか、タレントとマネジャーとか、芸能人とアンチとか。全部芸能に置き換えてしもたけども。恋愛もそうよね。

個人的には『好き』を振りかざす人が一番恐ろしいと思っている。好きだから何でも許されると言う言動は怖い。好きだと伝えるのはいいことみたいな風潮あるけど、相手によってはとても重くなってしまう呪いだから一方的な愛情であれば、それはちゃんと考えたほうがいいと思う。別に好きになってくれなんて頼んでねーよっていう瞬間、私は連絡先をブロックする。だけどアイドルとかはそれが出来ないわけだから、大変だろうなあと思う。

仕事の先輩に元アイドルがいるのだけど、そう言うの平気なんですか?って聞いたら、「全然平気。むしろ気にしてたらキリがないじゃん。どんな形でも好きだと言われたら受け入れるよ」と言ってて、わあこの人は強い。すごいと思った。ちなその先輩に恋した人は、体的な繋がりは出来ても心は手に入れられなくて、実はそれが1番の生殺しに見えた。すげー辛そうだった。かたや先輩はからっとしてた。「付き合うとは言ってない。ただ求められたからってだけ」。このひとは魔性の女だと思った。仕事もとても出来るので、すごく尊敬している。

タイトルの言葉は、これから自分が生きる指針を決めるにあたって心に留めておきたいなと思って書きました。自分は自分を置き去りにして他人を優先に働く傾向にあるので、それって逃げてたのかなと思います。確かに自己肯定が低かったと最近気づいていたので納得。自分を持って他者と協業するのが1番の形ですよね。しっかり考えて動きたいなと思った記録です。

いま、私は私が一番好き。

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