スイスイ・ポッターと尿管の石 その5 「THE LAST」
どうもこんばんわ、すいすいです。どうも。
では、前回までのあらすじ
8/15の終戦の日の朝、いつものようにインターネット巡回(セクシーパトロールではない)の後、トイレに行くと、そこでまさかの血尿が!そんな中でも面白半分で「血尿 出た」でググるなど余裕を見せて、通勤途中もその日の仕事をイメージしたり、電信柱から電信柱までダッシュしたり、幼なすぎて消えた帰らぬ夢の面影をすれ違う少年に重ねたりで忙しかったが、仕事開始後は血尿の事なんですっかり忘れて仕事に取り組んでいたが、その数時間後に職場でのた打ち回る彼の姿が…。
職場()から病院までの車中ではその激痛から31歳のおっさんが「痛いよー、痛いよー」と泣き叫びながら涙を流して主任さんに迷惑を掛けたが、俺のその頬を流れるのは涙じゃなくて星さ。
そんな激痛の中でも当然、すぐに処置されるもんだと思っていたが、長い待ち時間を経 おしりに座薬を放り込まれてオバマのあの掛け声が頭をよぎったり、ドクターからは「尿管結石だね」なんて分かりきった診察結果を聞かれたり、その後の点滴では看護師さんが点滴のスピードを速める疑惑の判定など、そこにはさまざまなドラマがあった。
その後、職場にもどり三日間の休養を言い渡され、休養の間は薬の効果で体がだるく、食欲も無かったが、休養二日目の夜には食欲も回復し、一人回転寿司という偉業を達成する。寿司が食べたい!寿司が食べたい!って強い想いがそこにはあった。
男って奴は一度火が点いちまったら燃え尽きるまでは消せないもんだぜ。
休養三日目の最終日は職場に菓子折りを持参して翌日からの復帰を嘆願し、見事に復帰許可が下り、自宅に戻りスターウォーズを見て「あークワイガンかっけー!ジェダイの騎士になりたいなー」なんて事を想像する夢見がちな変態介護職員の華麗にて波乱なる変態日記。
で、話はだいぶ長くなりましたが、復帰第一日目は入浴介助で一日を終える。なお、復帰してからは通勤途中にまた痛みの再発などを恐れて自転車にて出勤する。
復帰二日目は日直。とりあえずゲン担ぎ的な意味であの日に履いていた進ちゃんのもっこりパンツは履かずにそっとタンスにしまいましたw
で、たぶんこの日の朝の出勤する前に排尿した時に結石が出たっぽい。気がする。
痛みは無かったんですが、治まっていた尿がちょっと血尿気味になった感じ。
夢とロマンを無くした薄汚い大人たちが言う便器に石がカラーンってのも無かったけど、たぶんそうなんじゃねぇかなと。
この日は無事に終えて次の日は夜勤入りで、明けて、公休の日にCTスキャンのために通院しました。
CTスキャンによる検査も、人生で初めての経験で、検査の部屋の前で待っていると、ナースに呼ばれて小さな個室ににて上半身を脱ぎ、どんなサーヴィスが待っているのかと、ワクワクしながらズボンいっちょになりまして、検査台に乗りました。
で、バスタオルを渡されて、下半身部分に広げ、技師の人から「パンツは履いてていいのでズボンを下ろして下さい。」との事でモゾモゾとズボンだけ下ろす。
それからあのドーナツ機械みたいなの中に下半身を通す。
その際に「はい、呼吸を止めて…」と言われて、
「一秒あなた真剣な目をしたから、そこから何も言えなくなるの」と、
頭に浮かんで星屑ロンリネス。
その後にナースが注射を打つのだが、「体が熱くなりますので、気分が悪くなったら言ってください」とのこと。案の定、薬が血液を通して体が熱くなる。
そんなこんなで、この日はそれで終了。特に面白いハプニングは無かったものの、お会計が10k↑という、高値。
そりゃないぜセニョリータと、レシート見て「え?本番なしで10k取られるの?」など色々とファンタジーな独り言をつぶやく。悔しいのでお会計を済ませてから、ナース服の看護師をさんを探して凝視し、そっと眼を閉じて瞑想。色々と心に焼き付ける。(最近、こいつの頭はただのバカじゃなくて狂ってるんだと知った )
そしてまた2.3日仕事行って今度はその検査結果を聞きに通院して、ドクターと話をしたところ「石は無いね」みたいな話。
なにやら最近は薬で石を溶かしたり尿管を広げたりしてあの便器に「カラーン」ってのはあんまり無いらしい。
そんなこんなで、今回の尿管結石の通院は終了。お会計も120円だったか220円くらいだった。
あとは血液検査の結果やら尿検査の結果で尿酸値が高いから日ごろの不摂生を正せみたいな事を言われました。
日ごろお酒は飲み会やらでしか飲まない日々だったのでおそらくは晩御飯を食べた後のお菓子(ドリトスとか)とペプシ、職場で飲むリプトンレモンティーやらが原因かと。
僕のあにさん(姉のご主人)はビアーの飲みすぎで通風になっちまったんで、姉さんに尿酸値の件を言ったら驚かれた。普段の食生活を振り返ってもあんまり野菜食ってないなぁと思うし、色々と改めないといかんなぁと心に誓いあったはるかな銀河。ベガサスファンタジー。
一時期、カップ焼きそばの食べすぎでUFOと一平ちゃんとぺヤングを匂いをかいだだけで区別が付くとか、カップ焼きそば匂いソムリエ能力を身につけてる場合じゃないと思いました。
さてさて、今回のこの騒動の後、復帰2.3日は俺の激痛でのた打ち回る姿を見たり聞いたりした各部署の職員の皆様から「大丈夫?」とか「石でた?」とか聞かれ、色々と気を使っていただきました。
日ごろ職場では無口で目立たない僕がこういう場面を通して色々な方々と話ができて、そういう意味では良かったのかなと思いましたし、本当に職場で病気して運ばれるって事はなかなか無い。ポーカーでいうと、それこそ何年に1回できるかできないかっていう凄いカードが出来たって感じでしょうか。花京院の魂も賭けよう。
ただ、僕が休んだ事によってリーダーさんやその他シフトに影響が出た方々には大変申し訳なく、謹んでお詫び申し上げます。すいませんでした。
しかし!これで俺も「いやー、俺も結石やって超痛かったよー」とか男として箔が付いた感もあるので自称変態ネタ師のすいすいちゃんとしては面白エピソードが一つ増えてよかったです。おしまい。
おつかれさん!チャオ!なかよし!花とゆめ!!
スイスイ・ポッターと尿管の石 完
と、いう事で5回に亘る長編の日記になりましたがこれでおしまいです。本当に色んな方々に読んで頂いて、色んな反応があって嬉しかったです。
最初はばーっと全部書いてダラダラと面白半分でネタ帳に溜まった言葉とか面白い言い回しとか書いていきゃいいやくらいの気持ちだったんですが、途中からかなりマジですた。
書いては読み返して手直し(リライト)、読み返しては手直しの作業を繰り返してテンポ感が生きるように工夫しました。
また、何か面白エピソードがあれば新作を書きたいと思います。どうもありがとうございました。
May she rest in peace. E.Kurashina
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