2022/08 映画
映画
・ONE PIECE FILM RED
ワンピースもAdoもミリしらで行って全方位に申し訳ない……本編開始時点で詰んでる女にはどうしても抗えないんだ……
ウタのことが好きです。でも嫌いな人がいるのもわかる!前から推してる作品に無から生えてきた第一話の根幹に関わる女が出てきたら、「うっ」ってなるし、ゴリ押しされたら萎えるのもわかる!何も知らない状態でまっさらに観たので、あの映画が好きだしウタも好き。既に2回観たし、3回目も予定組んである。
ウタは真っ直ぐな人だよ。自分のアイデンティティの根幹を破壊される出来事が本編開始前で2回、本編中もずっと尊厳の破壊式耐久試験をされているけれど、それでも折れないし前を向いて歯を食いしばって踏ん張り続けた。「みんな」の前ではずっと笑顔で楽しく振る舞っていた。眩しいほどの善性と大きな祈りと、それにしてはあまりに秩序の破壊に適正のある力を持っていた。ウタは、自分も助けてほしかったけど、でも「みんなの願いを叶える」ことを自分の一番の願いに据えてしまったから引き返すことはできなかった。それを自分で裏切ってしまったら、本当に彼女には何も残らない。肉体の死は滅びではない、身体よりも心が大事であるウタにとってあの結末は、多分ハッピーエンドだ。歌が海を越えて世界へ届き、彼女は世界一の歌い手になり、シャンクスは彼女を迎えに来た。そして、きっと赤髪海賊団の音楽家としてこれからはずっと一緒だ。新時代も、ルフィがきっと作り上げるだろうと、ウタは信じることができたと思う。
知らないうちにいなくなったウタが12年ぶりに元気な姿でライブをしているのを見たら、舞台の上に飛んでいってしまうよな。ウタの耐久試験と同時並行でルフィの耐久試験も行う手際が良すぎる。ルフィがウタを殴れないのは、ウタの動機が善性だからなのかなと思った。ルフィは、例え幼馴染だろうと女だろうと「世界を支配する」「滅ぼす」が動機だったら躊躇わずに殴れる人なんじゃないかと仮説を立てている。
ゴードンは…秩序よりも感性の人であるがゆえに…ウタの混沌をもたらす力に対しては手綱を握れる人ではないんだけど、でも秩序を重んじる人だったら絶対にウタを恨んでいたと思う。音楽を愛したエレジア国民の全てに誓い、その通りにウタを育て上げられたのはゴードンがあの日ウタの音楽に心打たれた感性の人であり、トットムジカの楽譜を捨てられないほど音楽に対して誠実であるがゆえだ。ゴードンは元国王でありながら、一生懸命料理をし音楽を教えて、真っ当にウタを育てようとしていた。ただ、教育的関係と情緒的関係の両立は難しく、どちらも中途半端になってしまったのだろう。師匠というには威厳が足りず、心の支えにするには距離がある。これはもうどうしようもないことだ。
ウタウタの実をいつ食べたのかが知りたいな〜ウタがこの結末を回避するにはそれを食べてはいけないから。
ゲーム
・ペーパーマリオ オリガミキング
クリボーがしゃべった!!しかもフランクにしゃべる。ペラペラの民は輪郭が丸っこくて、懐っこくて可愛い。それがプレス機に押し潰されて、物言わぬ兵隊に作り替えられていき、大変興奮しました。CERO大丈夫??そこでテンションがめちゃくちゃ上がって、この先どんな展開があるのかな〜と楽しみになった。フィールドもかなり自由に動けて、いろんなところに仕掛けがあるのが楽しい。戦闘もシンボルエンカウントだし、パズル→攻撃と工夫のしどころがあるのも良かった。パズルは難しい。ボム平のところと、穴あけパンチのところが好きだったな〜全年齢のホラー描写ってなんであんなにワクワクするんだろう。ギリギリを攻めるスリルがあるから?
「若くしてスクラップになった幼馴染の導火線」絶対このゲームでしか生まれない言葉。
ヘイホーってこんなに可愛いんだ……と発見した。雑巾掛けしてるヘイホーめっちゃ可愛い。赤ちゃん。しゃべるとオラついてる個体あり。
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