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若さの価値とは何か - あきづき空太評-

ってなわけで、なんか色々すっ飛ばして漫画のお勧めに進んでしまうわけです。

いやね、ここ最近だけでも下書きが5個くらいできてるんですけれど、突き詰めると全部若さの価値について考えていたのです。
それはUSの警察による黒人男性過失致死(仮)に対する全米の反動や世界の反応を見ていてとか、 劇団ノーミーツ について考えていたのですが。

まあ色々考える中で、おそらく若さの価値を生かし切ることができる文明があったらそれが理想の文明なんじゃないかなとちょっと思ったわけです。
そんなこと言うと、じゃあSuiius の考える若さの価値って何さ?ってなるでしょう?
別に斬新な答えなんて出てこないんですけれど…わたしは若さの価値って「自分で判断して動いて失敗したり成功したりする過程とその体験」だと思うんです。
え、そんなの若くなくてもするじゃん。ってなりますよね?そう、そうなんですよ。普通に中年になったってするのそういうことは。だから考えちゃうの。

で。唐突に漫画家さんのレコメンなんですけれど、白泉社Laraで連載中のあきづき空太さんは、本当にこの「若さの価値」のキラメキを捕らえるのが上手な作家さんなんです。

その、「別に若くなくてもいいじゃん?」って部分に「いいえ若いからこその青春であり若いこそのきらめきなんです!!」って言ってくれるのが空太さん。
この人デビュー作を多分読んでるんですけど、昔は『「若さ」in ちょっとファンタジーな世界』とか「若さof若さ」しか書いてなかったんですよね。
それが今や業界屈指の「価値」がかける作家さんになっていらっしゃる。
白泉社って本当に素晴らしい出版社さんだと思います。日本の女の子が成長過程で正気を保っていられるのは、各種先達の素晴らしい作品や生き様の他にも、こういう方々の現在進行形のありようのおかげといっても過言ではない。

その現在進行形の作品「赤毛の白雪姫」は、アニメになったりもしているようですが、漫画ではいよいよヒロインもヒーローも周りの人たちも、未来に向かって邁進しています。
多分レリゴーよりも等身大の姿につい何かを重ねてしまう大人もたくさんいると思います。

家族論的な話を始めると父親不在の絶対王政のあり方とか色々…言えることはあるんだけどさ。
そういうのよりも、今は、自分と一歩先の世界に集中する健全さについてお伝えしたかったのでした。
そういうことができた人だけが、歳とっても健全な謙虚さを保てるのだと思うのだ。

白泉社公式ページ 赤毛の白雪姫
Amazon 赤毛の白雪姫

マンガParkとかLINEマンガで無料でも読めます。
でも多分我慢できなくなると思うなー(笑

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