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INDEPENDENT:FUK24観劇【勝山】

いってきました福岡。勝山です。
INDEPENDENT:FUK24が開催されるから。ではなく、INDEPENDENT:FUK24が開催されている期間は相内さんが借りているアトリエに泊まれるから!
ただタダで泊まるのは申し訳ないので申し訳程度にお手伝いもしました。
ゲネ写真の撮影。
カメラを通すと細かい所作や表情もアップすると間近で見れるし、何より一人だけ追ってりゃいいので一人芝居に限りスチール撮影は好き。

以下、感想です。
いちいち書く必要ないと思うけど、あくまでおれ個人の価値観による感想ですからね。ご容赦ください。


[ a ]「Look up at the light」

出演:田中凜(ブルーエゴナク)
脚本・演出:飯田朱理(産業医科大学演劇部)


地下深く、地底に住む人々は新天地を求め地上への探索を始めた。ところが、隊の中で病が流行り、地上まで50mを残し主人公の父親の隊長が亡くなってしまう。隊長に代わり、地上に最初に踏み出す栄誉ある者を選出することになった。候補は副隊長、医師、市民代表、そして唯一の肉親である主人公の4名。
それぞれの思惑が交錯するなか、親の七光りと揶揄された彼の最後の反抗が始まる。

https://independent-fes.com/re/fuk24.html

心の声をナレーション的に発話しつつ、目に見えない誰かと話す系。
一人芝居スタイルのスタンダードと言えるでしょう。たいへんもどかしいことに。

良い所は心情が全て語れるところ。なのでシチュエーションを問わない。

悪い所は心情を全て語るに徹してしまう故に、自分の心の声なのにどこか第三者として、もしくは回顧録のように発話してしまいがちになり感情が薄っぺらくなることろ。
例えば怒ってる人は捲し立てたり叫んだり押し黙ったりと心情に流され出るべき台詞も、最初に語るそのテンションに流され(もしくはそこから外れることができず)進んでしまう。淡々と、ではなく、一辺倒になってしまう。どんなシチュエーションで、どんなドラマが起ころうとも。

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