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アルバート、はなして②【勝山】

勝山です。
彗星マジックプロデュース公演【ギフト】「アルバート、はなして」小屋入りしました。

なんかバタバタしてたら夜、客席にいつの間にかコーキさん(初演の大人アルバート)が居て、先週「アルバート、はなして」について書いたけど、初演に出演してくれた役者さんたちのこともちょっと書き残したいなぁ、と思ったので、今回はそこら辺を。

アインシュタインとコーキさんの髪型が似てたからというきっかけでアインシュタインの生涯を描く作品をつくろうと思った事は先週のnoteに書いた通りでなのですが。
当時、ウチはバッキバキの剣も魔法も出てこない地味なファンタジー作品ばかりつくっていた劇団でしたが、花さん(立花祐介氏)が立ち上げた「STAND FLOWER」にて短篇を一本作演させてもらえる機会をもらって、その時、せっかくホーム以外でつくるのだから何か新しいことやってみようと竹久夢二と島崎蓊助という実在した人物のミッシングリンクを突いた「夢二と蓊助」という芝居をつくりまして、演じてくれた花さんと近藤ヒデシさんのおかげなのですが割と好評で、その実感をホームに持ち帰って当時の彗星マジックお得意の地味なファンタジー要素を足した虚実綯い交ぜ物語として、「アルバート、はなして」は産まれました。

さてアインシュタインの人生を調べてみると、当たり前ですが関わった人物の多いこと。そしてなんと皆みんな魅力的なこと。
誰を登場させるか迷って迷って、先週の書いたことと重複することになるけれど、シンプルな答えを出せないほどに頭が凝り固まった人が当たり前の事実に気付く話を作ろうという答えに至った際、たくさんの人を演出するなんて出来ないとハナから思っていたこともあり、その答えを出すのに必要な人物に絞ることとしました。



ヘルマン

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