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A.T.フィールドの氷解を目指して~icebreak奮闘記~

A.T.フィールドとは、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』(EVA)に登場する架空のバリアの名称。人間ならば誰しもが持つ“心の壁”である。

1.はじめに

 本noteにアクセスしていただきありがとうございます。かまぼこと申します。はじめましての方は、以前執筆したこちらの記事に簡単な自己紹介を記載しておりますので、ぜひご一読ください。

2. サーバーに参加するということ

「今日からこのクラスに転入するかまぼこ君だ。さぁ、かまぼこ君、自己紹介して。」

 皆さんは、転校を経験したことはありますか?私は転校経験が無いので想像することしかできませんが、転入生は皆、「クラスの皆に受け入れてもらえるだろうか?」など、総じて心細い気持ちを抱えているのだろうと想像します。

あれ?これって既存サーバーへの新規参加も似たような気持ちになるのではないでしょうか?

既存のサーバーに参加するということは既に出来上がったコミュニティに参加するということであり、それってつまり転入生と似たような心境になるのではないでしょうか?

転校生がクラスにきたときに、そのクラスのメンバーは転校生がクラスに早くなじめるように色々と歓迎をします。ひょっとしてDiscordサーバーにもそれって必要なことだったり...?

転校生もサーバーへの新規参加者も、多くは「A.T.フィールド、全開!」な状態での登場であり、いかにアンチA.T.フィールドを展開してそのバリア―を中和していくかが決め手となります。

そんなこんなで、サーバーへの新規参加者向けプロジェクトが発足したのは、今から遡ること9か月と少し前...

3. icebreakプロジェクトの発足

図1

 こんな提案をすいせいこーど統括陣に向けて行いました。
これを機に少人数のicebreakプロジェクトチームが発足することになったのですが、本当にうまくいかないことの連続でした。

まず、icebreakチャンネルの設立は大失敗でした。サーバーへの入室と同時に「welcome」というチャンネルと「icebreak」チャンネル、複数箇所からメンションが飛んできて新規参加者の方がどのチャンネルを見ていいか迷ってしまうからです。新規参加者さんからの反応も芳しくなく、ほどなくして、icebreakチャンネルは閉鎖されゴミ箱行きとなりました。

また、発足した少人数のプロジェクトチームも今まで試みたことのないicebreakという取り組みをどのように行っていけば良いのか、手をこまねいているように見えました。icebreakチャンネルもゴミ箱行きとなり、そのまま集団としての機能を失ったicebreakチームも解体を余儀なくされることとなりました。

4. 現状⇔目標のGAP分析から対策立案まで

 しかし、サーバーを活性化させるために、このプロジェクトに本腰を入れることの必要性を感じた私は、現状打破に向けて、まず分析と対策立案を実施し、プロジェクトの立て直しを図りました。

その結果、以下の画像のような現状⇔目標のGAPとそれに応じた対策方針が見えてきました。

画像2

サーバーとしてのありたい姿は「参加者がサーバー内のやり取りにためらいなく参加できる姿」ですが、現状は、参加者の多くがサーバーのやり取りに参加できておらず、ありたい姿と現状の間には「参加者の多くがサーバーに書き込まない」というGAPが存在します。

そのGAPの中身を詳細に見てみると、サーバー訪問者の内、コミュニケーションを取る参加者は13.2%(直近16週平均)と低い値に留まっていることが分かりました。この13.2%というパーセンテージをDiscord公式がベンチマークとして掲げている30%まで引き上げることを目標として設定します。

そして、参加者の多くがサーバーに書き込まないことについて、「なぜ?」を5回繰り返すことで真因追及を行い、真因の候補を挙げた上で具体的な対策を立案しました。対策の効果推定をした上で効果がありそうだと判断したものを実行に移すこととし、その結果「①メンションを利用し、サーバー内でのつながりを即時構築する」「②icebreakに人数を投入する」「③毎月icebreakを対策チームで振り返る」という3つの対策を実行に移すことにしました。

先日、サーバーの運営会議でサーバーの有志メンバーに向けて上記の報告を行い、サーバー全体としてicebreakに本腰を入れていくこととなったのですが、その成果や如何に...!?乞うご期待!!

5. これからもicebreakはつづく

 この先、サーバー訪問者のうち、実際にコミュニケーションを取るメンバーの割合が、現状平均の13.2%からどのように推移していくのか今から楽しみ半分、怖さ半分といったところです。

また経過報告などnoteに執筆しようと思いますので、興味のある方はぜひ読んでいただけると嬉しいです。果たして、対策チームは新規参加者のA.T.フィールドを中和できるのか!?すいせいこーどの挑戦は続く!

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