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希死念慮のはなし

 夜が苦手だ、という話は散々してきたがその理由のひとつ。希死念慮のはなしがしたい。共感してくれる人がいるかわからないはなしをするのは少し怖いね。おんなじひとが、いたらいいな。

 とりあえず希死念慮とネットで調べると生きたくないだとか消えてなくなりたいだとかそんな気持ち的な曖昧なものだと言われる。まぁ実際私のもそんなもんだ。希死念慮と言っていいのかすらわからないくらい薄くて曖昧な暗いもの。

 夜、というかあたりが暗くなってその日やらないといけないことがあらかた終わると感じることが多い気がする。「もう、なんかいいや」「やだなぁ」そういうのが、じわじわと侵食してくる。立つのも嫌になるような、何か取るために手を上げるのすら嫌で、取りたかったものを諦める。馬鹿げてんのかな。わかんないや。

 最近多い気がする。なんとなく、すれ違いみたいな失敗が多くて少しずつ、でも確実に沈んでいる。私は幸い環境に恵まれている。大体のことをさらけ出せる人たちがいて聴いて、聴いてもらって。そういう関係を築いている。でも、あんまり負なことは話すのが少し申し訳なくなってしまう。だからそんな時はちょこん、と隣でひっついてみたりとかフリーハグ状態になってみたりとか。今日もしんどいから明日は誰かに抱きしめてほしい。

 それでもこんなことを思ってしまうのはしょうがない気がしている。だってもう3~4年はこうだから諦めるしかない気もしている。けど周りに今までいなかったような人たちができたことは、いてくれることは私を掬い上げてくれている。

夜の、真っ黒な、思考の隙間。
そこから飛び出る私のどろどろのさみしんぼ。

明日は抱きしめてもらいたい。

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