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おてつたび1週目

おてつたびをはじめて1週間が経ちました。
お手伝いの内容は調理補助や客室清掃。直島の雰囲気も仕事も楽しくてあっという間に1週間が経ったのだけど、1週間どのように過ごしてきたか書いておきたいと思う。

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制服に心が躍る

制服を渡された時、少し気分が上がった。普段の自分の服装とかなり近く、肩ひじ張らずに働けそうだと思ったのだ。

白Tに無地パンツという自然体で動きやすいスタイル。○印良品の店員さんの雰囲気を想像してもらえるとわかりやすいだろう。

普段の自分と乖離なく働けるのは大事かも!
職場でビジネスカジュアルだった時は、私服と仕事着を分けていた。本来の自分と仕事用の自分を使い分けるエネルギーが必要で、心がしんどかった気がする。

ちなみにどのくらい馴染んでいるかというと、帰ってきても私服に着替えるのをうっかり忘れるほど。

仕事について

7:30〜14:00のシフトで朝食の準備・客室清掃を担当することになった。予定のない朝は今までダラダラ寝ていたので、人生で一番時間を有効に使えた気がする。

まずは朝食の準備。NPO法人でランチの調理や配膳をしていた私には、懐かしい作業だった。人数分のスープをよそい、お盆にのせて配膳していく。食べ終わったらお皿が回収されていくので、ひたすら洗って食洗機にかける。
淡々とやる作業だけど「ここに泊まりにきてるお客さんは、瀬戸内の文化や自然を楽しんで帰ってくれるんだろうなあ」と思うと、キッチンの仕事も楽しくなってくる。

客室清掃は、まず水回りの掃除を教えてもらう。洗剤をかけたスポンジで拭いて水で流し、から拭きで拭きあげていく。今まで泊まってきたホテルの部屋はこういうふうに綺麗にされていたのか!と感動した。

部屋が綺麗になってピカピカになるのは気持ちいいし、手を動かしている間は考え事をしないで済むし、すべての部屋の掃除が終わった頃には達成感でいっぱいだった。

職場の雰囲気

職場の雰囲気はというと、「こういう髪型・服装は禁止!」「あれするな、これするな」という決まりはない。仕事をする上で守らなければいけないポイントはあるけど、目的さえ達成していれば過程は臨機応変に対応する感じが私には合っていた。

お客さまの8割は外国人観光客だし、外国人スタッフもいるので(ネパールの方が4人ほどおられる)、かしこまりすぎない寛容な雰囲気が生まれるのかもしれない。とても心地がいい。

サボってると思われるのが怖くて、定時ギリギリまで手を動かしてしまう典型的日本人の私。ここでは定時の2〜3分前になると、一緒に働いているネパールの方から「はいー終わり終わり!」と仕事を止められる(笑)

福利厚生:猫をもふもふできる

左のもふもふが「ほたて」、右の茶トラが「おかか」

働いているお宿には、2匹の猫が出没している。「ほたて」と「おかか」という名前だ。

この2匹の性格は、宿でいろいろな人と接するからなのか非常にフレンドリー。ほたては「もっと撫でろ」と言わんばかりに手に頭を押しつけてくるし、おかかは出会って2日目でひざに乗ってきた。

仕事終わりにおかかと遊んでいたら、ひざで昼寝をされて小一時間動けなくなってしまった。「帰れん……でも最高やん」と思った。

猫好きにとってはこのうえない福利厚生だ。おうちで猫が飼えないので、直島にいる間にめいっぱいもふもふしてこよう。

おわりに

全体的な感想を言うと仕事内容も自分に合っているし、職場には気にかけてくれる方がたくさんいるので、とても楽しい。

6時間ぐらいの労働なのでお散歩やお昼寝にも時間を使えて、こういう働き方なら細く長く続けられそうだと思った。(1日8時間労働がまだつらいので、ありがたい)

仕事が終わってからの1日・仕事がない日の1日についても書きたいですが、また次回!
新しいことを教わったらまた書きにこようと思う。