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そんなときは書店にどうぞ

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水鈴社発・瀬尾まいこさんが書き下ろす“書店偏愛”エッセイ。
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記事一覧

瀬尾まいこ『そんなときは書店にどうぞ』|第十六回 すべての世代は

聞くべきは金髪の先輩の話 インターネットが普及した昨今(っていつの時代の書き出し?)、読…

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瀬尾まいこ『そんなときは書店にどうぞ』|第十五回 一人で&家族総出で

自分に勝つのは難しい どの時間帯に執筆しているのかと聞かれることがあります。 それは、ず…

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瀬尾まいこ『そんなときは書店にどうぞ』|第十四回 お仕事あれこれ

好きな仕事と苦手な仕事 何も考えずひたすら物語を書いているときが一番好きな時間です。 ど…

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瀬尾まいこ『そんなときは書店にどうぞ』|番外編 ついに対談の日、来たる

わからないと言えるって素敵 映画「夜明けのすべて」が公開になると同時に、出演者の方や監督…

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瀬尾まいこ『そんなときは書店にどうぞ』|第十三回 私が掬えるもの

パニック発作とママの口癖 『掬えば手には』という作品でもプルーフを作っていただき、私史上…

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瀬尾まいこ『そんなときは書店にどうぞ』|第十二回 極悪人はどこに?

なぜ、なぜ、なーぜの向こう側 ここ数年、執筆をする前、編集者の方とお話をすることがありま…

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瀬尾まいこ『そんなときは書店にどうぞ』|第十一回 誰でも可愛くなれる街

市町村別ご感想1位に輝いたのは 本になるとプルーフという作品の見本が作られることがあり、それが書店さんに配布され、読んでくださった書店員さんが本の注文書にご感想を書いてくださいます。 (あれ、どえらいシステムですよね。ただ注文したいだけなのに、どうして感想書く欄が。私やったらじゃあ注文せんとこうってなってしまいそうです) でも、そのご感想、読むのは大好きで、出版社の方が送ってくださる時は(いつも全部送ってほしいなーとここで出版社の方々にアピール)何度も読んでるんです。

瀬尾まいこ『そんなときは書店にどうぞ』|第十回 もしも私が泳げていたら

小さな秘書さん 文庫『夜明けのすべて』のPOPをもって伺う書店巡りも、数回目になりました…

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瀬尾まいこ『そんなときは書店にどうぞ』|第九回 書店巡りの強い味方

敏腕営業のフリ作戦! 書店巡り。昨年の9月下旬には、大阪、兵庫へと向かいました。 実はこ…

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瀬尾まいこ『そんなときは書店にどうぞ』|第八回 そうだ、奈良に行こう!

これぞ奈良?愛について語る店長 昨年は、少しずつ以前の生活が戻ってきたように感じます。 …

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瀬尾まいこ『そんなときは書店にどうぞ』|番外編 映画「夜明けのすべて」プレミアナ…

玉子かけご飯の醤油1滴のすごさ 2024年1月11日、「夜明けのすべて」の特別プレミアナイトに…

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瀬尾まいこ『そんなときは書店にどうぞ』|第七回 あの瞬間にあったもの

コロナ禍でも頑張る書店を尊敬 本屋大賞受賞後、書店さんを巡って楽しい思いをしていたのもつ…

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瀬尾まいこ『そんなときは書店にどうぞ』|第六回 「水鈴社の夜明けぜよ」

『夜明けのすべて』の夜明け 本屋大賞授賞式後、タクシーの中で敏腕編集者Sさんが、突然熱く…

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瀬尾まいこ『そんなときは書店にどうぞ』|第五回 アイラブ書店

一人でもこっそり書店さんへ 私、書店員さんに会うのが本当に好きなんです。 自分の小説を読んでくださっている方とお話をする機会ってなかなかないんですよね。 しかも、それを大事に売ってくださっている書店員さんとお話しできるって幸せです。 そして、書店員さんって話題が豊富でやっぱり楽しい。 もちろん、普段ママ友と、「次、結婚するなら斎藤工か向井理か」と話しているときも笑えるし、「旦那の食器洗浄機への食器の入れ方が悪すぎる」と愚痴っているときもすっきりするし、「あ、さっきの