熊のクッキ―(香港旅行)
2016/08/13(FC2「ほんわかすーた まブログ」から)
みなさん今晩は!
今日、朝の10時のフライトに乗って香港から台湾に帰ってきました。
朝6時起きだったのでとても眠かったです。5月のマレーシア旅行、7月の日本一時帰国に続き、今年3回目の海外旅行です。
それは2日目の午後の事でした。
私と母は、香港で有名なジェニーベーカリーというメーカーが作った熊さんのクッキーを購入するために、尖沙咀という街の中心部へ向かいました。
ビルの一階に入ると、可愛い熊さんの箱詰めがズラーッと並んだ可愛らしいお店が私たちを迎えてくれました。
このとき、私たちは気づくべきでした。
何かが違うという事に。
観光客の姿が見えないことが不思議だったので、
「どうして、今日は観光客が全然いないのですか?」
とお店の人に聴いてみると、
「日によりけりだよ!」
「こう見えても昔は観光客が鈴なりだったんだよ。」
優しい定員さんとの軽妙な会話を楽しみつつ、イキナリ2箱買っちゃいました。
熊さんの可愛いキーホルダーも店員さんの特別サービスで付けてもらいました。超ラッキー!
私たちが購入したのを皮切りに、傍を通りかかった韓国人夫婦も私たちにつられたのか、5箱程買っていました。
並ばずにすぐ買えて満足した私たちはお店を後にし、次の観光スポットへと向かおうとしました。
そのとき。
「熊のクッキー本物はこちらーーーーーーーー」
と、熊さんクッキーのラベルが貼られたプラカードを持ったおばさんが叫んでいる姿を発見。それを見てあっけにとられる私たち3人。
「YOU BOUGHT THE WRONG ONE」
と、その様子を隣で見ていた別のお店のインド人店員が全てを悟ったような口調で私たちに一言。
何が起こったのかを理解した私たちは、絶句すること一分間。
もっとはやく言えよ(^^)/
どうやら、私たちは偽物ショップに見事に引っかかった様です。いわゆる、カモです。
二階に上がってみると、何十人もの観光客がそれこそ鈴なりになって、本物の熊さんクッキー店を取り囲んでいました。
それを見た私たちは悔しいやら情けないやらで、散々な気持ちでしたが、ここまで来たら本物を買わざるを得ず、泣く泣く行列に加わり、追加で4箱買いました。
偽物クッキーを鞄の中に隠し入れて、そそくさと店を離れたのは言うまでもありませんでした。
店を後にしようとしたその時。
偽物クッキーを5箱買った夫婦が本物のお店の前で呆然と立ちすくんでいました。
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