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死刑に至る病 ナチュラル・ボーン・キラー

多くの方が薄々感じていることだと思いますが、最近の凶悪事件には「心神喪失状態の人々」が多くかかわっている気がします。

もちろんその背景には「重度の精神疾患を患う人」や「長期の引きこもり」の人数が物理的に増えていることが原因として挙げられるのですが、この不穏な状況は「心理的な問題を抱えた家族」を持つ人々にも大きな不安を与えているはずです。

ひょっとしたらウチの子も何かやらかすかも・・・ですね。

確かにその可能性はあります。

社会的に何も失うモノがない人(いわゆる無敵の人)は、犯罪を犯す際の「心理的ブレーキ」が一般人より効きにくい可能性があるからです。

だからこそ、目をそらさずに今、「家族の問題」にしっかりと取り組んでいかなければならないんですね。

たとえば「ススキノ首切り事件」で60代の男性を殺害して逮捕された田村瑠奈容疑者は、10年ほど前から「解離性同一性障害(多重人格)」を患っていたと精神科医である父親が法廷で証言しました(この父親自身も殺人の手助けをした疑いで逮捕・起訴されています)。

瑠奈容疑者本人は「瑠奈(自分)はもう死んでいて、今は別な人格がこの肉体を支配している」と話し、両親に対して「これから私のことはシンシアと呼ぶように」と指示していました。

また瑠奈容疑者には妄想癖があり「ジェフ・ザ・キラー」という名の「架空の恋人」に向かって楽しそうに会話している姿もたびたび家族に目撃されています。

名前に「キラー(殺人者)」が入っている時点ですでにメンタルが危うい雰囲気ですが、名前全体も「ジャック・ザ・リッパ―(切り裂きジャック)」の響きに似ているところが気になりますね。

恐らくはこの「ゾンビ妄想」が始まった18歳の時から瑠奈容疑者の中では「他者への加害衝動」の芽が少しずつ育ち始めていたんだと思います。「誰かを刃物で傷つけてみたい・・・」という歪んだ欲望ですね。頭の中で何度も何度もシミュレーションを重ねてきたからこそ、実際の犯行時に一瞬の迷いもなく淡々と残虐な行為ができたのだと考えらるのです。

ちなみにこの「ジェフ」は瑠奈容疑者のオリジナルではなく、かなり前からネット上の創作素材として使われていた架空のキャラクターだそうです。

ジェフは右手に包丁を持ち、白いTシャツが「被害者の返り血」で汚れている姿で描かれていることが多いですが、決して若い女性が恋をするようなイケメン男性ではありません。こんな不気味なキャラクターを「恋人」と言い張ってしまうあたりに瑠奈容疑者の「壊れっぷり」が透けて見えるんですね。

残念ながら、この瑠奈容疑者の生年月日は公表されていないのでホロスコープを描くことはできませんが、「血と争いを好む火星」の配置に顕著な特徴のあるタイプであったことが推測できます。

普段からSMプレイに強い興味を持ち、父親を相手に予行練習までしていたことから考えると、12星座の中で最も倒錯的な性衝動と、他者に対する支配欲求を持つ「蠍座の火星」を持っているのではないかと思います。

蠍座の火星は、先日東京都知事選に出馬していた石丸伸二氏や、元皇族の小室眞子さんにも見られる配置ですが、この配置を持つ人は他人を自分の意のままにコントロールしようとする自己中心的な衝動が強く、それが思うようにいかないと、他者に対する過度な攻撃性を示すことがあるのです。

石丸さんは選挙速報特番時にインタビュアーに対してトゲトゲしい態度でマウントを取ろうとしていましたし、小室眞子さんは記者の質問は一切受けずに自分の一方的な声明を発表するだけの「ケンカ腰記者会見」をしていましたよね? あの「サディスティックな攻撃欲求」こそが「蠍座の火星」を持つ人の多くに特徴的にみられる性格なのです。

 だからホロスコープを見る限りでは、結婚生活で本当に苦労をしているのは眞子さんではなく、その夫である「小室圭さん」だと思いますよ。あの「自己チューお嬢様」の相手ができているだけでも小室圭さんは「忍耐強い立派な男」なのですね(笑)。

いずれにしろ、田村瑠奈容疑者のように実の父親をSMの練習台にすること自体がマトモな感覚ではありません。

少なくとも、早急な投薬治療が必要なほどの極めて危険な精神状態だったはずです。

ところが、父親は娘の心がこれ以上壊れないようにと、娘の妄想話をすべて受け入れ、投薬治療も行いませんでした。それどこか、事件当日は「SMの女王様」のコスプレをした娘をススキノのクラブに送迎までしていますから、父親の倫理規範も「社会的常識から激しく逸脱している」と言えるでしょう。

自分の娘が、30歳以上も年上のオッサンとSM遊びをしに行くのが分かっていながら「黙って送って行く父親」なんているんでしょうか? ぶん殴ってでも止めるのが「親の愛」のような気がしますが、この「理解ある父親を演じる男」にそのような考えはなかったようです。

「叱らない子育て」こそが修被告の理想だったそうですが、ある意味「父親が精神科医で、余計な医学知識を持っていた」ことが事件を複雑化させた原因にもなっていたわけですね。

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